中央環境審議会環境保健部会 化学物質評価専門委員会(第16回)議事録

1.日時

平成22年12月27日(月)15:00~16:50

2.場所

環境省第一会議室

3.出席委員(敬称略)

(委員長) 櫻井治彦
(委員) 井上達 内山巌雄 岡田光正 香山不二雄
佐藤洋 柴田康行 白石寛明 関澤純
遠山千春 中杉修身 花里孝幸 森田昌敏
(五十音順)

4.議題

  1. 化学物質環境実態調査(平成21年度調査結果等)について
  2. 化学物質の環境リスク初期評価(第9次とりまとめ)について
  3. その他

5.議事

午後3時00分 開会

○事務局(環境リスク評価室) それでは、定刻になりましたので、ただいまから第16回中央環境審議会環境保健部会化学物質評価専門委員会を開催させていただきたいと思います。
 私、本日の進行等を務めさせていただきます環境リスク評価室の日置と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 委員の皆様方におかれましては、年末のお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。本日は、大前委員、菅野委員、篠原委員からご欠席の連絡をいただいておりまして、現在、13名の委員の方々にご出席をいただいている状況でございます。
 では、最初に、環境保健部長の佐藤より、一言挨拶を申し上げます。部長の佐藤は、本年8月、人事異動により着任いたしております。

○佐藤環境保健部長 皆さん、お忙しいところをご参集いただきまして、本当にありがとうございます。年末の慌ただしい時期かと存じますが、この場をかりて厚く御礼を申し上げる次第であります。
 中環審化学物質評価専門委員会の開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
 言うまでもないことですが、これまで専門委員のご評価をいただきまして、化学物質の環境実態調査、それに化学物質の環境リスク初期評価と、この二つの調査を実施してきておりまして、通常でございますと、年明けに報告ということもあったわけですけれども、今回、できるだけ早くということで、年内に開催ということで、かなり12月末の切羽詰まった時期になりましたが、そういうことでお集まりをいただきまして、ありがとうございます。
 言うまでもないことですが、前者、化学物質環境実態調査、いわゆるエコ調査と呼んでおりますが、これまでに1,183物質を調査していただきましたけれども、その結果が、いわゆる黒本の形で取りまとめられておりまして、環境中の化学物質対策の基礎情報ということで、省内の環境担当部署はともかく、関係省庁、それから地方公共団体においても活用されております。
 本日は、平成21年度の調査で実施いただきました44物質に対する評価をお願いしますとともに、平成22年度調査の進捗状況、さらには次年度になります平成23年度の実施方針についてもご意見をいただきたいと考えております。
 二つ目が後者でありますけれども、化学物質の環境リスク初期評価という調査でございます。その第9次とりまとめということになります。第8次までにつきましても、これもご存じのように、これまで約270物質につきまして初期評価を行っていただいておりまして、今般ご検討いただく物質を加え、合計で282物質について初期評価がまとまることとなります。この第9次とりまとめ案の作成におきましても、本日ご参集の委員の先生方を中心に、多大なご協力をいただいておりまして、改めて御礼を申し上げる次第でございます。
 いずれにしましても、本日は限られた時間ということになっておりますけれども、どうか忌憚のないご意見をいただきまして、簡単でございますけれども、冒頭の挨拶にかえさせていただきます。どうかよろしくお願いします。

○事務局(環境リスク評価室) 本日、部長の佐藤でございますが、別件公務がございますので、これにて失礼させていただくという形になりますが、何とぞご容赦いただきますようにお願い申し上げます。
 続きまして、事務局のメンバーにも、本年夏の人事異動による変更がございましたので、紹介いたします。
 環境リスク評価室長の戸田が着任しております。

○戸田環境リスク評価室長 本年8月に環境リスク評価室長に就任いたしました戸田でございます。昨年夏まで、化学物質審査室長ということで環境保健部におりましたけれども、1年間、地球環境局におりまして、戻ってまいりました。よろしくお願いいたします。

○事務局(環境リスク評価室) それから、申し訳ありません。先ほど、私、菅野委員を「すがの」委員と申し上げて、大変失礼いたしました。
 それでは、議事に入ります前に、資料の確認をさせていただきます。
 お手元に資料がございますが、まず、議事次第でございます。中央環境審議会環境保健部会化学物質評価専門委員会(第16回)と書きました一枚紙があるかと思います。
 続きまして、座席表でございます。
 資料1としまして、本委員会委員名簿がございます。
 続きまして、資料2-1といたしまして、平成21年度化学物質環境実態調査結果(概要)というものがご用意させていただいております。
 続きまして、資料2-2でございます。平成21年度化学物質環境実態調査結果報告書(案)というものでございます。
 続きまして、資料2-3でございます。平成22年度化学物質環境実態調査の進捗状況というものでございます。
 続きまして、資料2-4、平成23年度化学物質環境実態調査の実施方針(案)でございます。
 続きまして、資料3-1、環境リスク初期評価の推進状況についてでございます。
 続きまして、資料3-2でございます。化学物質の環境リスク初期評価ガイドライン(平成22年1月版)でございます。
 続きまして、資料3-3でございます。化学物質の環境リスク初期評価等(第9次とりまとめ)の結果の概要(案)でございます。
 続きまして、資料3-4、環境リスク初期評価結果(案)という大きな冊子でございます。
 続きまして、参考資料1、残留性有機汚染物質検討委員会第6回会合(POPRC6)の結果についてでございます。
 続きまして、参考資料2、第8回東アジアPOPsモニタリングワークショップの結果についてという資料をご用意させていただいております。
 以上、お手元の資料に不足等ございましたら、どうぞ事務局まで言いつけてくださいますよう、お願い申し上げます。
 大丈夫でしょうか。

(はい)

○事務局(環境リスク評価室) 続きまして、本日の会議の公開または非公開の扱いについて、説明いたします。
 本日の会議でございますけども、公開することが中立な審議に著しい支障を及ぼすおそれがある場合に該当せず、また、特定の者に不当な利益、もしくは不利益をもたらすおそれがある場合にも該当しないと考えられますので、公開とさせていただきます。
 また、会議におきまして、ご発言をいただく場合は、マイクをお二人に一つという形でご用意させていただいております。スイッチを入れていただいてご発言いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 櫻井委員長、どうぞよろしくお願いいたします。

○櫻井委員長 それでは、議事進行を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 最初の議題に入ります。化学物質環境実態調査の結果、進捗状況等についてということで、平成21年度の化学物質環境実態調査、いわゆるエコ調査の結果、それから平成22年度調査の進捗状況等につきまして、報告があるということですので、資料2-1から2-4までに基づきまして、事務局から説明をお願いいたします。

○事務局(環境安全課) それでは、議題の1でございます。化学物質環境実態調査についてということで、資料2-1から2-4に基づきまして説明させていただきたいと思います。
 すみません。資料2-1でございますが、平成21年度化学物質環境実態調査結果(案)の概要でございます。(案)が抜けております。大変申し訳ございませんでした。
 資料2-1と資料2-2、平成21年度化学物質環境実態調査結果報告書(案)でございますが、資料2-1は2-2をまとめたものでございますので、資料2-1を用いまして、21年度調査結果を説明させていただきたいと思います。
 資料2-1でございますが、まず1.の経緯でございます。
 本調査につきましては、化審法の制定時の附帯決議を踏まえまして、昭和49年度から調査を実施してきておりまして、平成21年度調査において36年目と、非常に長い調査になっております。その間、いろいろ変遷はございましたが、現在におきましては、環境省内の担当部署から調査要望を受けまして、それに基づいて調査をするというふうな方式をとっているところでございます。
 平成21年度におきましても、そのような考え方で進めさせていただいておりまして、体系といたしまして、1.の最後のところにございますが、「初期環境調査」、「詳細環境調査」及び「モニタリング調査」という三つの体系において調査を実施してきておるというところでございます。
 2.としまして、調査の進め方でございます。
 調査対象物質につきましては、先ほど申しましたように、担当部署からの要望をもらいまして、一昨年のこの専門委員会におきまして、これらの物質を調査するということにつきまして、ご評価等をいただいて実施してきているというところでございます。
 調査内容といたしましては、ア.イ.ウ.とございますが、ア.の初期環境調査は、21年度は、2-アミノピリジン等10物質(群)を調査対象としております。
 めくっていただいて、イ.詳細環境調査でございますが、21年度は17物質(群)。ウ.のモニタリング調査につきましては、21年度はPOPs条約対象物質のうちPCB等15物質(群)に2物質(群)を加えた17物質(群)を調査対象としております。
 続きまして、3.の調査結果でございます。
 まず、初期環境調査でございます。調査結果は、5ページの別表1というところに、初期環境調査の検出状況について、表を記載させていただいております。平成21年度調査につきましては、ちょっと見づらくて申し訳ございませんが、太字にて記載させていただいております。
 媒体別にご説明いたしますと、水質につきましては、その表の一番左に物質調査番号とございますが、その番号で申しますと、1番、2番、3番、4番、8番、10番と、この6調査対象物質中の1番と2番、この2物質につきまして、過去に調査した物質でございますが、今回初めて検出されたというものでございます。
 底質につきましては、同じく番号1番と9番、こちらに、調査対象物質中の1番の物質につきまして、過去に調査した物質でございますが、今回初めて検出されたという結果になっております。
 大気につきましては、同じく5番、6番、7番の3調査対象物質中の6番の物質が、今回初めて調査し、検出されたというところが、初期環境調査の結果でございます。
 続きまして、戻っていただいて、2ページのイ.の詳細環境調査でございます。平成21年度は、水質、底質、生物及び大気について、調査をしております。詳細環境調査の検出状況につきましては、先ほどのページ、5ページ、6ページの別表2に記載しております。この表も、先ほどと同様、過去の調査結果を含んでおりまして、平成21年度結果につきましては太字にて記載させていただいております。
 これも同様に、媒体別にご説明申し上げますと、水質につきましては、先ほどの番号で申し上げますと、1番、5番、8番、9番、10番、11番、それと13~17番の計11調査対象物質(群)の中の5物質(群)が検出されたというところでございます。具体的に申しますと、9番と13-1です。1,2,4-トリメチルベンゼン。それと15番、16番、17番が検出されておるというところでございます。このうち、17番のフルタミドにつきましては、初めて調査をいたしまして、検出されております。過去に調査をしたときには不検出で、今回初めて検出されたというものが、13-1、15、16と、この3物質でございます。
 底質につきましては、6番のジイソプロピルナフタレン類が検出されております。
 生物につきましては、3調査対象物質(群)中3物質(群)が検出されたというところでございます。4番、6番、9番が検出されております。このうち4番と9番につきましては、過去に調査をしたときは不検出でしたが、今回初めて検出しております。
 続きまして、大気でございますが、2番、3番、6番、7番、12番、この5調査対象物質(群)の中の4物質(群)が検出されたというところでございます。具体的には、2番のクメン、3番、6番、12番、この4物質(群)が検出されております。これらの物質につきましては、初めて調査をいたしまして、それぞれ検出されているというものでございます。
 以上が、詳細環境調査の結果でございます。
 続きまして、3ページ目に戻りまして、ウ.のモニタリング調査についてでございます。
 モニタリングの調査の結果につきましては、3ページに記載しておりますが、これらの具体的な検出状況につきましても、7ページ、8ページ、9ページ、10ページと、別表3-1、別表3-2に、それぞれ媒体ごとに検出状況を記載しております。
 まず、[1]の毎年継続的に調査を実施している物質です。具体的な物質につきましては、先ほどの別表3-1の物質調査番号で申しますと、1から11でございますが、こちらにつきまして、まず水質及び底質につきまして、これらの生データから水質及び底質の濃度の地域分布を見ますと、例年どおり人間活動の影響を受けやすい地域で相対的に高い傾向を示すものが比較的多く見られたという結果でございます。
 生物につきましても、人口密集地帯近傍の沿岸域の魚で高目の傾向を示してございます。
 大気につきましても、前年同様、温暖期、寒冷期に2回測定しておりまして、いずれの物質(群)についても、例年どおり、温暖期のほうが寒冷期よりも全国的に濃度が高くなるという傾向でございました。
 また、平成14年度から21年度のデータの推移について、その結果につきましては、いずれの媒体においても総じて横ばい、または漸減傾向にあるというふうに考えております。
 その具体的なデータの推移につきましては、資料2-2、ちょっと分厚い資料ですが、資料2-2の197~200ページに、平成14年度から平成21年度における経年分析結果を、水質、底質、生物、大気といった媒体ごとに結果を示しております。
 それでは、また戻っていただいて、その中で大気の結果でございますが、平成15年度から20年度に用いられた測定機器の一部にHCH類の大気濃度に影響を及ぼすことが判明しましたので、今回やむを得ず、平成15年度から20年度に測定されたすべてのデータについて、欠測扱いとすることといたしました。
 続きまして、[2]のその他の物質でございます。具体的な物質につきましては、8ページにございます物質調査番号の12番から17番の物質(群)でございます。
 まず水質につきましては、物質調査番号の12~14の4物質(群)を調査いたしまして、12番のヘキサブロモビフェニル類以外について検出されているという結果でございます。底質につきましては、12~14番の4物質(群)を、生物につきましては、12、14、15の3物質(群)を、大気につきましては、13、16、17の3物質(群)をそれぞれ調査して、それぞれにつきまして、すべて検出されているというふうな結果になっております。
 それでは、4ページに移ります。最後に、4ページの4.調査結果の活用でございます。
 調査結果の活用といたしまして、各調査結果は、いわゆる「黒本」でございますが、そちらに最終的にまとめまして、要望をいただいた対策をとる各部署のほうに返しまして、そちらのほうで活用されることを期待されるということでございます。これらのデータにつきましては、あらかじめ精査、それから解析をいただいております。
 11ページに表がございますが、これらの会議におきまして、データの精査、解析を行っているというものでございます。
 以上が、平成21年度の調査結果の概要でございます。
 続きまして、資料2-3の平成22年度化学物質環境実態調査の進捗状況について、説明させていただきたいと思います。
 平成22年度、今現在実施している調査の進捗状況でございますが、平成22年度におきましても引き続き、平成21年度と同様に、初期、詳細、モニタリングという三つの体系で実施しております。ただ、昨年実施いたしましたエコ調査のあり方検討会の提言を踏まえまして、一般環境中で高濃度が予測される地域も考慮しながら実施しているというところでございます。
 2.に精度管理とございますが、初期、詳細におきましては、複数の分析機関が同一の化学物質の分析を行います。そういったことから、どうしても、バイアスないしそれぞれのばらつきがありますので、いわゆる共通の標準試薬を配布するとともに、ラウンドロビンを行って精度管理を担保するといったことを行っております。
 それから、モニタリング調査につきましても、分析機関が年度によって変わる可能性があることから、やはり継続性をどうしても確認しなければいけないというところがございますので、国立環境研究所のご協力をいただきまして、当該分析機関において、有識者が立入検査を行うなど、精度管理の確認に努めているところでございます。
 具体的な調査対象物質につきましては、次のページ、2~4ページに物質を記載しているところでございます。
 続きまして、資料2-4でございます。平成23年度化学物質環境実態調査の実施方針(案)でございます。
 平成23年度以降の調査につきましても、初期、詳細、モニタリングという3体系で実施することといたしまして、調査対象物質選定につきまして、化学物質施策対策をとる部署のほうから個別に要望をいただいて、調査を実施するというところでございます。
 まず、今回新たに分析の開発に着手した物質が、2ページにございます、このリストにまとめさせていただいております。すみません。それで、この2ページですが、ナンバーの16番、2,4,6-トリクロロフェノールの対象媒体が、今、大気に丸がついておりますが、これは生物の間違いです。申し訳ございません。
 また、化審法や環境リスク初期評価等の部署から新たにご要望いただいた物質が、3~4ページにございますリストに掲げられた物質でございます。差し支えなければ、この物質、この媒体で調査を進めさせていただきたいと考えているところでございます。
 資料2に係る説明は以上でございます。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 結果の取りまとめに当たりまして、この専門家から構成される検討会議で別途精査、解析等をしていただいているわけですが、本委員会で評価等に入る前に、それぞれの実務者会議で座長を務められた白石委員、中杉委員、柴田委員から補足説明などがございましたら、一言ずつご発言をお願いしたいと思います。
 まず、白石委員ですが、化学物質環境実態調査結果精査等検討会議と、それからもう一つ、モニタリング調査の結果に関する解析検討会議の座長をお務めでございます。白石委員、よろしくお願いいたします。

○白石委員 では、二つの会議についてのコメントを申し上げます。
 一つ目の精査検討会議ですが、ここでは、例年のごとく、化学物質の測定値の精査というのをしております。原本に当たって、最後のページ、資料2-1の11ページにあるメンバーそれぞれに担当をしていただき、その精度管理データや検出下限値の妥当性、あるいは妨害物質の有無等々を検討した結果がここに示してある数値でございます。特にこの中で、問題点というものはあまりないんですけども、精査会議、6月30日、7月21日、8月18日に開催しておりまして、以前と比べて、データの上がりは早くなってきているかなということと、後続の初期・詳細調査には、12月28日に間に合うようなデータをスケジュール間でやっております。ただし、一部の機関では、まだデータの出しが遅いということで、この3回の会議では間に合わないで、書面での審査というものも行いました。
 それから、モニタリングのほうの会議はもう少し後に行ったんですけども、ここも若干データの出が遅いかなということと、一つ注意しておきたいところが、資料2-2の308ページです。厚い本ですね。ここに、ペルフルオロオクタンスルホン酸と結果が出ているんですけども、そこの二つ目のポツの上ですね、なお書きのところがありますけども、この測定方法は従来の測定方法と若干変わっておりました。これまでは、ペルフルオロオクタンスルホン酸はご存じのように異性体の混合物なんですけども、その全体を測定するという方法でやっていたわけですけども、今回からは、直鎖のオクチル基、直鎖の部分だけを測るようなことをなされておりました。この妥当性、あるいはその直鎖のことだけを測っているのかということに関しても検討を加えまして、ここのペルフルオロオクタンスルホン酸に関しては、直鎖のオクチル基を有するものを分析対象として測った数値であるということで挙げてあります。ですので、従来のと直接、この数値は比較をできるものではないということ。
 それから、次のページなんですけども、ペルフルオロオクタン酸のほうですけども、これも同じように測定法が変わっておりまして、ここに関しましては、直鎖だけを測っているという確証が得られなかったということで、オクチル基が分岐の異性体も含まれた可能性は否定できないということで、数値を挙げさせていただいております。
 あと、モニタリングデータの解析のほうなんですけども、これは統計的な解析をしましょうということを決めて、同じ資料の188ページ、そこから解析の仕方について述べてあります。具体的には、パラメトリックな分析を主体として、それにかからない正規性が担保できないものに関しては、「両群の分散が等しい」としてノンパラメトリック分析を行って、先ほど説明がありました197ページからの表にまとめてございます。矢印で書かれたものがパラメトリックな分析で、減少傾向にある。階段状になっているものがノンパラメトリックな分析で、減少傾向にある、あるいは増加傾向にあるということなんですけども、結果的には増加傾向にあるものは一つも見つかっていないということでございます。
 以上です。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 続きまして、初期環境調査及び詳細環境調査の結果に関する解析検討会議の座長をお務めになった中杉委員からご発言をお願いいたします。

○中杉委員 白石先生が座長を務められた精査の会議で検討していただいたデータをもとに、初期環境調査、詳細環境調査の結果について、この資料2-2の報告書をまとめるという形で評価をさせていただいたということでございます。
 基本的には、昨年と同様な考え方で、過去のデータとの比較をしながらということでございますけれども、新たに検出された項目が多いわけですけども、過去に比べて検出下限が下がったために、新たに検出されたというようなものが大部分でございます。そういう意味では、増加傾向にあるというふうなものはほとんどなかったということでございます。
 それから、今年度は少し、この本実務者会議の仕事の範囲の外に出ているわけですけども、今後使っていただくということで、環境リスク初期評価、それから化管法の物質選定等で使っていただくということで、そちらで使っていただくとしたらどうなるんだろうかということを、仮の評価を行ってみてはおります。ただ、それは仮ですので、ここには出しておりません。
 環境リスク初期評価については、何物質かあるんですが、これは初期評価のほうできっちりしていただければよろしいかと思います。ただ、一つ問題があるのは、化管法の物質選定で、実は化管法の物質に指定するかどうかということでは、製造量の観点から言うと、見直しの指定に入らなかったものが、実際に黒本調査でやった結果、環境中から検出されたということがありまして、環境中で検出されたというデータがあると、化管法の対象物にしなければいけなかったということです。そういう意味では、少しミスマッチが出てしまっているということがございます。この辺は、一つ、今後のこの調査の大きな問題点として、双方にあるんですが、要望を出す側と調査をする側と両方なんですが、やはりもう少しスピード感を持って合わせていかないといけないのではないか。そこら辺が少し課題として残ってございます。
 以上でございます。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 続きまして、POPsモニタリング検討実務者会議の座長を務められた柴田委員からお願いいたします。

○柴田委員 POPs検討実務者会議のほうでは、このモニタリング調査にかかわる実際の精度管理に関する仕事及びそのデータの解析の一部を行ってきております。今年度は11月に開催をしておりますけれども、先ほどご説明がございましたように、基本的な流れとして、まずデータに関しては、一部のものを除いて大きな問題はないということで、一応昨年度の最終試料の分析状況については確認をいたしました。
 それから、今年度の状況については、今、実はちょっと入札の過程で、今年度から一部の分析の資料を扱う期間が入れ替わるということがございまして、そのあたり、以前にも少し問題が出たことがございますので、今年度はそのあたりを特に注意をしながら、各分析施設の立入調査等を進めているところでございます。
 それで、1点ちょっと問題になりましたのは、先ほどご紹介いただきましたように、大気のHCHについて、最終的に欠測扱いせざるを得ないという判断をした点でございます。これについては、昨年も少しご紹介したかと思いますけれども、一部の大気のサンプラーからの、もともと汚染ということで、PCBのデータがおかしい、HCBのデータがおかしいということが発生をいたしまして、その経緯を調べている過程で、実はそれ以外に、そのサンプラーに使われている部材の中に、このHCHを含んでいるものがあって、それが結果にどうも影響を及ぼしていたらしいということが見えてきたということがございます。
 HCHについては、ご存じのとおり農薬でございまして、基本的には非意図的な生成物質でもございませんし、それからほかのものとの合成過程でできてしまうようなものでもない。また、意図的にサンプラーに使うような、部材に使うようなものでもございませんので、ちょっとこちらも全く想定していなかったんでございますけれども、結果的にそういうことが起きていたということがわかって、調べられる範囲で、いつごろの製造年月日のハイボリュームサンプラーが影響しているかというようなことも調べたんですが、ちょっと確実には、それぞれの年度の使用の機器の一個一個について、その確認をとるということができませんでしたので、明らかに影響を受けていると思われる15年以降のデータについては、一応欠測扱いにせざるを得ないだろうという判断をさせていただきました。
 それから、あと、関連する話といたしまして、一つは、ストックホルム条約のほうで、今、昨年のCOP5における9物質の追加に伴って、モニタリングの方法を定めるグローバルモニタリングプランのガイダンスドキュメントというものがございますけれども、今、そちらの改定作業を進めております。基本的に、このモニタリング調査の結果というのは、ストックホルム条約のほうに定期的に、条約有効性評価のためのデータとして提出をされるものでございますので、そのガイダンスドキュメントの分析法に合わせた分析をしていく必要があるという状況でございますけれども、そのガイダンスドキュメントのほうは、例えばPCBですと7つ異性体の分析だけをまとめて、そのデータの和をもってPCB濃度とするというような、ある種途上国への利用というものも考えた分析法の視点になっておりますので、そういったものに合わせていく必要があるということから、今、注意深くその改定作業を眺めているところでございます。
 来年の3月に一応改定結果が出てきて、それについての議論が行われますので、その場の結果を踏まえて、例えば国内で今後、分析法として、PBDEですとか、先ほどご説明がありましたPFOSの分析法についても、もしかすると、またちょっと見直し、あるいは何らかの検討をする必要が出てくる可能性があるかもしれないというふうに考えております。
 とりあえず、以上でございます。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 それでは、ただいま各座長からの補足説明も踏まえた上で、資料及び説明内容に対してご質問、あるいはご意見等がございましたら、どうぞご発言をお願いいたします。

○遠山委員 遠山です。リスクコミュニケーションの観点から質問、もしくはコメントをいたします。
 今、各専門の部会の座長からもご説明があったので、かなりよくわかってきたんですが、リスクコミュニケーションの立場で、要するにこのデータなり資料が、この後一般に公開されると思うんですが、そういう観点から見たときに、まず第一に、先ほど、書き方なんですが、これこれしかじかの物質が検出されたということで、その理由というのは、もう先ほど中杉委員がおっしゃったように、検出限界がかなり、数百倍、場合によっては下がっていると。そういう装置を使って測定したというのが原因であることは明らかなんですが、せめてその程度のことは、概略の案なり本文なりに、どこかに明確に書いておかないと、今回初めてこうしたものが検出されたのかというような誤解を招く可能性もありますし、この点はどこかに書かれたほうがいいだろう。それが第1点です。
 第2点は、サンプラーの件で、今、柴田先生のほうから明確にちゃんとご説明がありましたけど、この点も、ちゃんともう少し明確に、この文章のどこかに書いておかないと、意図的にデータを隠したんじゃないかというようなことを思う人も中には出てくるかもしれないので、サンプラーにおけるコンタミネーションの問題とかを、明確に、誤解がないように書かれたほうがいいのではないかというのが第2点目です。
 第3点目は、目次なんですけれど、これはウェブサイトに出てしまえば、検索は比較的簡単かもしれませんが、この本でもって各物質に関してこれを見ていこうとすると、非常にこれは目次もはっきりしなくて、何ページにどの物質があるのかよくわからないので、もう少し目次を、ユーザーフレンドリーのような形にしていただけるとありがたいというのが三つ目です。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 3点、ご指摘事項がございまして、まず第1点が、検出限界が下がったために、定量下限ですね、それで検出が上がったという件。これは極めてドライに、これにはあまり書いてないのですが、いかがいたしましょうか。書いたほうがいいといえば、確かに……

○中杉委員 確かに、直截的には書いていないんですけども、読んでいただくとわかる程度の話なので、そこら辺のところは少し検討する余地があるかと思いますが、実際には、今の遠山委員のご意見は事実そのものなので、書いても問題はないと思いますけど、かなり減った、増えたという話に関しては、表現ぶりは慎重にしないといけないというところがありまして、あまり明確なことは書き込んでいないというのが今です。
 ただ、事実としては、検出下限が下がったために出たというのは、そのとおり、間違いない事実ですので、書き込む余地があるかと思います。事務局とちょっと相談をしたいというふうに思います。

○櫻井委員長 相談をしていただいて、検討する価値のあるご指摘だったと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、2番目はHCH類のことで、これは3ページに書いてあるような気がしますけど。概要の、この件ですね。

○柴田委員 今ご指摘いただいた点については、先ほど簡単な説明がございましたけれども。ちょっとお待ちください。何ページでしたでしょうか。

○遠山委員 すみません。3ページの[1]の一番最後のところに、なお書きで、欠測扱いするというふうな記載はございますが、もうちょっと……

○櫻井委員長 概要の3ページの[1]の最後のところに、3行にわたって、簡単に書いてはございます。報告書のほうにも書いてあるだろうなと思いますけど。

○事務局(環境安全課) すみません。報告書のほうでございまして、資料2-2でございますが、293ページの一番最後のほうに、これもなお書きで記載はさせていただいております。

○櫻井委員長 そうですね。極めて簡潔ではございますけど、書いてあるんですけど、どうでしょう。

○遠山委員 私の先ほどの意見は、リスクコミュニケーションという立場で申し上げたわけで、一般の方々が読んだときにわかりやすいようにという、あえて誤解を招かないようにという意味なので、もう少し具体的に書いたほうがいいだろうと。先ほど柴田委員がご説明になったようなぐらいまで書いていただけると、納得しやすいんじゃないのかなというのが私の意見です。

○櫻井委員長 どうぞ。

○香山委員 今のコメントを具体的にするとすれば、およそ概要版をインターネットで見る方とかが一番多いと思うので、概要版にその旨を付記していただくとか、例えばモニタリング調査の部分について、矢印で示された、上がった下がったという表を、この概要版のすぐ後ろにつけるとか、あるいはそこにリンクがあるとか、そのような工夫とか、発表の仕方をしていただければ、一般の方が見ても少しわかりやすくなるのではないかと思いますが。

○遠山委員 いや、ちょっとご指摘部分が違います。今、HCH類が、平成15年から20年度に大気の試料で検出されなかった理由についての問題です。

○櫻井委員長 そういうご指摘もございましたので、ちょっと専門の先生方、後でご検討いただいて。

○柴田委員 ご指摘ありがとうございます。少し事務局のほうとも相談させていただいて、この文章を少し考えてみたいと思います。

○櫻井委員長 それから、3番目のご指摘は、目次をもうちょっとわかりやすくしてほしいということですが、これも事務局のほうで、どうしますか。

○事務局(環境安全課) 最終的に、この報告書でございますが、こういった化学物質と環境というふうな冊子になりますので、その際、目次等につきまして、再度検討をさせていただきたいと思います。

○櫻井委員長 ほかに何かご指摘事項等ございますでしょうか。よろしゅうございますか。
 時間も押しておりますので、それでは先へ進みたいと思いますが、ただいまご指摘のあった点につきましては、それほど大きなポイントではないので、私と事務局及び関係する委員の相談の上で必要な修正をするということにさせていただいた上で、平成21年度化学物質環境実態調査結果の概要及びこの報告書を公表してよろしいかどうか、ご承認をいただければと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。

(了承)

○櫻井委員長 ありがとうございます。それではそのようにさせていただきます。
 次に、議題の2でございます。化学物質の環境リスク初期評価、いわゆるグレー本の第9次とりまとめについてです。
 事務局から資料の説明をお願いいたします。

○事務局(環境リスク評価室) それでは、説明させていただきます。
 資料3-1の「環境リスク初期評価の進捗状況について」説明いたします。
 まず、「1.化学物質の環境リスク初期評価について」でございます。ここにつきましては、化学物質の環境リスク初期評価の趣旨を説明しているところでございまして、化学物質の環境リスク初期評価は、評価対象とする化学物質について、[1]に示しております化学物質の人の健康及び生態系への「有害性評価」に加え、[2]に示しております人及び生態系に対する環境経由の「ばく露評価」を行うことになっています。そして、[3]として、[1]と[2]の両者の結果を比較することで、評価対象である化学物質の環境リスクの程度を判定するというものでございます。
 環境省では、環境リスク管理のための施策を念頭に置きつつ、多数の化学物質の中から相対的に環境リスクが高そうな物質をスクリーニングするために、健康リスク及び生態リスクの双方を評価する「環境リスク初期評価」を実施しているところでございます。
 これらの評価につきましては、初期評価という名のとおり、スクリーニング的な評価でありまして、現在、私たちを取り巻く様々な化学物質につきまして、環境省としてさらなる検討が必要なものなのかどうか、また、当面、静観しておいてもいいものなのかどうか等の判定をするものでございます。
 環境リスク初期評価の判定に当たりましては、環境省の立場としてリスクを見逃すことのないよう、基本的には安全側に立ったリスク評価の手続きを採用しているところでございます。
 次に、「2.これまでの推進状況について」でございます。
 環境省では、平成9年度より化学物質の環境リスク初期評価に着手し、これまでに8次にわたり、とりまとめを行ってまいりました。物質数に関しましては、健康リスク及び生態リスクの双方を評価する環境リスク初期評価を行った物質は、これまでに175物質にのぼります。他方、資料中に「追加的に実施した」と記載しておりますが、生態リスクのみの評価が行われている物質、こちらにつきましては、94物質にのぼります。
 また、これらの評価結果に関しましては、通称「グレー本」という冊子にまとめて公表させていただいたところでございます。
 なお、これまでの評価の概要に関しましては、この資料3-1の最後から3枚目でございますが、「別添参考」というものをつけておりまして、健康リスクと生態リスク別に、各巻ごとに整理しておりますので、ご参考いただければと思います。
 次に、「3.第9次とりまとめについて」でございます。
 まず、「(1)概要」でございます。今般、公表予定の第9次とりまとめにおきましては、平成20年度に初期評価に着手した物質等を対象に、健康リスク及び生態リスクの双方を評価する環境リスク初期評価を行った物質として14物質、生態リスクに関する評価のみを行った物質として7物質についてとりまとめを行いました。
 次に、3-1-2ページに参りまして、(2)物質選定でございます。これらの物質の選定に関しましては、環境省内の関係部署や専門家の先生方から、各々の施策や調査研究において、環境リスク初期評価を希望する物質を募集し、その中の優先度の高いものから選定する「ニーズ方式」を基本としております。また、環境モニタリング調査の結果において検出率の高かった物質などから、有識者のご意見をいただきつつ追加選定した物質も、評価の対象に含まれております。
 さらに、いったん初期評価が行われた物質に関しましても、ばく露情報や有害性情報の収集の必要性が提言された物質につきましては、新たにこれらの情報が得られた物質について、評価結果が変更される可能性のある物質につきましては、再評価を行いまして、今次とりまとめから公表するということをいたしております。
 これらの評価に係る物質は、3-1-3ページになりますが、表1及び表2に整理いたしておりまして、後ほど詳しく説明させていただきます。
 また3-1-2ページに戻りまして、図1には表をまとめておりますが、これまでの取りまとめの進捗状況を示させていただいているところでございます。
 続きまして、3-1-5ページに参ります。とりまとめの検討体制でございます。
 横長の図となっておりますが、全体のとりまとめとして、環境リスク評価検討会企画委員会を設けておりまして、内山先生に座長をお願いし、おとりまとめいただいたところでございます。さらに、企画委員会の下には、ページの左側より順に、ばく露評価分科会、健康リスク評価分科会、生態リスク評価分科会を設置しておりまして、ばく露評価分科会は中杉先生に、健康リスク評価分科会は内山先生に、生態リスク評価分科会は花里先生に、それぞれ座長をお願いさせていただき、おとりまとめいただいたところでございます。
 資料3-1に関する説明は以上でございます。
 続きまして、資料3-2に参ります。資料3-2は「化学物質の環境リスク初期評価ガイドライン(平成22年1月版)」でございまして、本資料は環境リスク初期評価の手法を明らかにしているものでございますが、昨年の内容と同様でございますので、ここでの説明は省略させていただきたいと思います。
 続きまして、資料3-3でございます。「化学物質の環境リスク初期評価(第9次とりまとめ)の結果の概要(案)」ということで、本資料につきましては、後日行わせていただきたいと考えております環境省のホームページでの公表資料、このイメージの資料でございます。構成につきましては、昨年度と同様でございますが、内容につきまして、簡単に説明させていただきたいと思います。
 まず、「1.はじめに」でございます。ここでは、環境リスクの定義とその科学的・定量的な評価を行うことで、必要に応じた環境リスク低減のための施策の必要性を述べている部分でございます。
 次に、「2.環境リスク初期評価の概要」についてであります。
 まず、「(1)実施主体」についてであります。
 環境リスク初期評価に関しましては、環境省環境リスク評価室が、平成9年度から国立環境研究所環境リスク研究センターの協力を得つつ、作業を行ってきております。そして、とりまとめに当たりましては、中央環境審議会環境保健部会化学物質評価専門委員会、本審議会のご評価をいただき、その結果を第8次まで公表をさせていただいているということでございます。
 次に、「(2)位置付け」でございます。環境リスク初期評価の位置付けについて、3-3-1ページの下側に図を描いておりますが、この図で説明させていただきます。
 図の中央に、枠囲いで「環境リスク初期評価の実施」と書いてあります。このリスク評価を実施することによりまして、まず図の右上の枠囲いにあります関係者の取組の誘導を期待しているところであります。具体的には、化学物質に関する知見の充実、化学物質の適切な取扱いの普及、こういったものを誘導することをイメージしております。また、リスク評価の実施によって、図の下側に枠囲いで「規制担当部局におけるより詳細な検討・必要に応じ管理の実施」とございますが、環境リスク初期評価を実施することで、その結果が、大気環境、水環境、化学物質管理の各施策の検討の参考資料となるというようなことも期待しているところでございまして、環境リスク初期評価は多数の化学物質の中から相対的に環境リスクが高い可能性のある物質を、科学的な知見に基づいてスクリーニングするための初めのステップと位置付けているものでございます。
 次に、3-3-2ページに参りまして、「(3)構成」でございます。
 環境リスク初期評価につきましては、評価対象の化学物質について、[1]としております、人の健康や生態系に対する有害性評価を行い、次に[2]として、人や生態系が環境経由でどの程度ばく露があるのかを見積もる、ばく露評価を行うものであります。最後に[3]として、[1]の有害性と[2]のばく露を比較することにより、環境リスクの程度を判定するという仕組みになっているところでございます。
 次に、「(4)対象物質」でございます。対象物質に関しましては、環境省内の関係部署や有識者からのニーズを中心に選定をしておりまして、その物質は、さきの資料3-1の表1、表2に整理しているものでございます。
 次に、「(5)評価の方法」でございます。これは、資料3-2の環境リスク初期評価ガイドラインに詳細が示されているところでございますが、ここでは、リスクの判定の考え方として、(参考1)と、次のページに(参考2)と記載している内容について、説明させていただきます。
 まず、(参考1)のリスク判定(例)でございますが、健康リスクと生態リスクについて、分けて示しております。どちらも基本的な考え方は同じでありますので、健康リスクを例に説明いたします。
 健康リスクでは、有害性評価として、評価対象物質の様々な毒性データを収集、精査し、一定の成果に耐え得る、信頼性のある無毒性量や無影響量等の毒性データについて、それらの最小値から「無毒性量等」という指標値を設定いたします。他方、ばく露評価として、様々な環境実測データ等を精査いたしまして、予測最大ばく露量を算出いたしまして、両者の比であるMOEという指標で判定を行っているところであります。
 そこの表に示されておりますが、例えばMOEが10未満ということは、「無毒性量等」と「予測最大ばく露量」が接近しているということになりますので、詳細な評価を行う候補ということになります。他方、MOEが100以上ということは、「予測最大ばく露量」の100倍以上のばく露であっても、「無毒性量等」には届かないということで、現時点では作業は必要ないという評価になるものでございます。
 生態リスクに関しましても同様でございまして、健康リスクの「予測最大ばく露量」を「予測環境中濃度(PEC)」に置き換え、「無毒性量等」を「予測無影響濃度(PNEC)」に置き換えていただければ、PEC/PNEC比が1以上で、「予測無影響濃度」を上回る「予測環境中濃度」によるばく露が考えられるため、詳細な評価を行う物質であるという評価になるわけでございます。
 続きまして、3-3-3ページに参りまして、「(参考2)情報収集の必要性に関する総合的な判定」でございます。ここでは、先ほどのリスク評価の判定結果だけではなく、評価対象の化学物質の製造量・用途、物性等の情報も加味いたしまして、専門家の方々のご意見等もいただきながら、さらなる情報収集の必要性について総合的な判定を行うというものでございます。
 また、これらの初期評価の実施に当たりましては、環境リスクを見逃すことのないよう、有害性評価、ばく露評価において、常に安全側に立脚した取扱いを行っているところでございます。
 次に、「3.環境リスク初期評価(第9次とりまとめ)の結果の概要」でございます。
 まず、「(1)対象物質」でありますが、環境リスク初期評価として14物質、追加的に実施した生態リスク初期評価として7物質について、評価を行っております。
 なお、環境リスク初期評価を行った14物質中、健康リスクの再評価を行った物質は6物質、生態リスクの再評価を行った物質は8物質ということになります。
 次に、「(2)結果」でございます。
 「[1]環境リスク初期評価」といたしまして、14物質を健康リスク、生態リスク別に、評価をクラス分けすると3-3-3ページの表になります。
 まず、「A.詳細な評価を行う候補」というものがございますが、これにつきましては、健康リスクの観点から「過塩素酸」が挙げられております。生態リスクの観点からは、14物質中、A.に分類される物質はございませんでした。
 次に、「B.関連情報の収集が必要」という評価に関しましては、B1とB2と細分化いたしまして、B1は、「リスクはAより低いと考えられるが、引き続き、関連情報の収集が必要」とされる物質でございます。この物質に関しましては、生態リスクの観点から「2-アミノエタノール」、「過塩素酸」、「1,2,3-トリクロロベンゼン」、「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」の4物質が該当しております。
 B2に関しましては、MOEやPEC/PNEC比が求められないというような状況から、「リスクの判定はできないものの、総合的に考えて、関連情報の収集が必要」と判断された物質でございまして、健康リスクの観点からは、「2-アミノエタノール」、「クリセン」、「グルタルアルデヒド」、「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」、「3-メトキシアニリン」、「メラミン」が挙げられております。他方、生態リスクの観点からは、「クリセン」、「フタル酸ジ-n-オクチル」が挙げられております。
 次、「C.現時点ではさらなる作業の必要性は低い」物質としては、残りになりますが、健康リスクの観点からは、「イソホロン」、「1,2-エポキシブタン」、「o-クロロアニリン」、「3,4-ジクロロ-1-ブテン」、「2,6-ジニトロトルエン」、「1、2,3-トリクロロベンゼン」、「フタル酸ジ-n-オクチル」の7物質でございます。また、生態リスクの観点からは、「イソホロン」、「1,2-エポキシブタン」、「グルタルアルデヒド」、「o-クロロアニリン」、「3,4-ジクロロ-1-ブテン」、「2,6-ジニトロトルエン」、「3-メトキシアニリン」、「メラミン」の8物質でございます。
 続きまして、ページが変わりまして、「(3)追加的に実施した生態リスク初期評価の結果」でございます。
 化学物質の生態影響に関しましては、人の健康影響に比べ、データ等が比較的得やすい状況にございますので、環境リスク初期評価を行った14物質とは別に、生態リスクのみではありますが、7物質を選定して評価を行ったところでございます。
 結果として、A.に分類される物質につきましては、「アントラキノン」、「3,4-ジクロロアニリン」の2物質がございまして、B1に分類される物質として、「4,4'-ビス(2-スルホスチリル)ビフェニル-2ナトリウム」がございます。B2に分類される物質はございませんで、C.に分類される物質は、残りの「ジクミルパーオキサイド」、「1,4-ジメチル-2-(1-フェニルエチル)ベンゼン」、「ベンゾチアゾール」、「リン酸トリス(2-エチルヘキシル)」の4物質になります。
 ここで、評価の詳細といいますか、ポイントにつきましては、3-3-6ページ以降に一覧表で整理いたしておりますので、健康リスク、生態リスクの順に要点を説明させていただきます。
 まず、健康リスクの観点からA判定となった「過塩素酸」でございます。表の一番左端の欄の4番の物質でございます。
 過塩素酸の主な用途といたしましては、分析化学用試薬ですとか、金属・合金・鉱石などの溶解、有機合成用触媒などが挙げられております。また、行政施策上の位置付けといたしましては、水道水質基準の要検討項目に位置付けられている物質でございます。
 過塩素酸の健康リスク評価につきましては、経口ばく露と吸入ばく露に分けて評価を行っておりますが、経口ばく露、吸入ばく露とも、ヒトそのものの影響を評価した有害性情報を基に、無毒性量等をそれぞれ0.007mg/kg/day、0.17mg/m3と設定しております。
 また、ばく露評価に関しましても、環境実測データ等を精査し、ヒトの1日の予測最大ばく露量を算出いたしますと、経口ばく露側で、水の算出媒体として、飲料水と地下水の違いはありますが、1.9または1.7μg/kg/dayとなっております。これらの値から求められるMOEは3.7または4.1となりまして、予測最大ばく露量に対して、無毒性量等の余裕が10倍を切るため、「過塩素酸」は経口ばく露の観点から、「詳細な評価を行う候補」とされたところでございます。
 他方、吸入ばく露の観点からは、ばく露濃度が把握されていないことから、MOEが求められておりませんが、この点に関しまして、「吸入ばく露の情報収集等を行う必要がある」と判断されたところでございます。この意味の印が、表の右端の欄の(▲)ということでございます。
 他の物質の健康リスク初期評価に関しましては説明を省略いたしますが、総合的な判定で(▲)となった物質は、MOEが求められず、リスクの判定ができないものの、情報収集が必要とされた物質で、前の説明で申し上げたABCランクのランク分けでB2に分類されております。
 過塩素酸のほかに、経口ばく露、または吸入ばく露のいずれかに(▲)の評価がある物質以外の物質に関しましては、MOEが求められなかったものもありますが、総合的な判定として、「情報収集等を行う必要性は低いと考えられる」これら7物質がCランクとして分類されているところでございます。
 次に、3-3-8ページでございます。第9次とりまとめから、過去に評価がなされた物質の再評価も行うことといたしまして、健康リスク初期評価について再評価がなされた物質、6物質ございますが、前回の評価結果と今回第9次の評価結果について、それらを対比できるように整理したものでございます。
 再評価の結果ですが、前回の評価と異なったものが、表の右端の欄に第9次評価結果の総合的な判定の欄に色をつけておりますが、3物質ございました。
 まず、一番上の物質、「2-アミノエタノール」でございますが、こちらの物質は第5次とりまとめにおいて評価がなされた物質でありますが、環境実測データ及び生態毒性に関して新たな知見が得られたため、評価の判定が異なる可能性があるということで、健康リスクに関しても再評価が行われたものでございます。
 結果でございますけども、吸入ばく露の観点から、第5次の評価では○、当時の時点で「作業の必要はない」と判定されておりますが、第9次では総合的な判定により、「情報収集等を行う必要性のある物質であると考えられる」、(▲)という評価が得られております。これにつきましては、第5次での評価に用いた一般環境大気の環境実測データが、第9次の評価では10年以上前のデータとなりまして、ガイドラインの取扱い上、第9次の評価に用いることはしませんでしたが、化管法に基づく届け出排出量等を考慮した結果、一般環境大気の吸入ばく露の情報収集を行う必要があるということで判断がなされたものでございます。
 次に、上から2番目、「イソホロン」に関しましては、吸入ばく露に関しまして、「情報収集等を行う必要性のあると考えられる」物質と判定されておりましたが、新たに得られた一般環境大気のデータをもとにばく露評価を見直したところ、「現時点では作業は必要ない」、○の判断をいただいたところでございます。
 また、上から3番目、「グルタルアルデヒド」に関しましても、再評価の作業を通じまして、吸入ばく露の観点から、MOEは求められておりませんが、化管法に基づく届け出排出量等を考慮した結果、一般環境大気の吸入ばく露の情報収集等を行う必要があると判断されたところでございます。なお、経口ばく露に関しましては、ばく露データを見直されておりますが、総合的な判定は変わらないという結果でございます。
 その他、残りの「o-クロロアニリン」、「2,6-ジニトロトルエン」、「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」に関しましても、健康リスク初期評価の再評価を行いましたが、総合的な判定の変更はございませんでした。
 健康リスク初期評価についての説明は以上になります。
 続きまして、3-3-9ページに参りまして、こちらは生態リスク初期評価の結果でございます。生態リスク初期評価の結果の一覧表をまとめておりまして、表のタイトル中、括弧書きで16物質と書いてありますが、これは14物質の誤りですので、申し訳ありませんが、修正をお願いしたいと思います。どうも申し訳ありませんでした。
 内容に戻りますが、表の右端の欄に、今回の生態リスク初期評価の評価結果を示しているところであります。どの物質も、▲または○のBまたはC判定ということで、詳細な評価を行う物質はこの中にはございませんでした。
 また、評価結果の隣の欄には、PEC/PNEC比による判定を示しておりますが、この判定よりもより慎重な評価結果となった物質は、表の左端に順に番号を振っておりますが、1番の「2-アミノエタノール」、5番の「クリセン」、11番の「フタル酸ジ-n-オクチル」、12番の「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」でございます。
 まず、最初の「2-アミノエタノール」に関しましては、PEC/PNEC比による判定では○ということで、現時点では作業の必要はないとなるのですが、限られた地点における公共用水域の環境実測データを踏まえた場合、ばく露レベルが高い可能性もあるということで、総合的な判定として、情報収集に努める必要があるという判定をいただいております。
 次に、5番目の「クリセン」に関しましては、藻類を用いました生長阻害試験の結果から予測無影響濃度が導出されておりますが、環境実測データが検出限界未満ということで、PEC/PNEC比を求めることができなかったということでございまして、検出下限値を下げて、詳細な環境中濃度を把握するとともに、有害性情報の収集に努める必要があるということで判断をいただいたものでございます。
 続きまして、11番目、「フタル酸ジ-n-オクチル」に関しましては、後ほど再評価の結果の説明で触れたいと思いますので、次の12番目、「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」について、説明いたします。
 「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」に関しましては、第6次のとりまとめにおいて、健康リスク初期評価結果のみが公表されておりましたが、今回、生態毒性及び環境実測データについて新たな知見が得られましたため、生態リスクについての初期評価が行われたということでございます。本物質に関しましては、PEC/PNEC比による判定では○ということで、「現時点では作業の必要はない」となるのですが、総合的な評価として、この物質の長期毒性や生体内への取り込み、また、その蓄積のメカニズムについての情報収集が望ましいという判断をいただきまして、▲の評価がなされたところでございます。
 続きまして、3-3-10ページは後ほど触れますので、その次の3-3-11ページを先に説明させていただきます。
 3-3-11ページ、横の表になっておりますが、こちらにつきましては、健康リスクと同様、生態リスク初期評価の再評価の結果を整理したものでございます。
 こちらは、再評価の結果、前回の評価に比べて慎重な評価となった物質は、一番左の欄に11と番号を記してあるフタル酸ジ-n-オクチルでございまして、前回は、当時、生態リスクの判定ができない×とされていたのですが、今回の評価では、情報収集を行うことが望ましいという▲の評価がなされているところでございます。これにつきましては、本物質の生態毒性が限度試験または限度試験相当の試験の結果として得られておらず、予測無影響濃度が導出できないということにより、PEC/PNEC比が求められず、判定できなかったということでございますが、真の予測無影響濃度が限度試験濃度付近の濃度より導出される可能性が否定できないということや、魚類に対する慢性毒性試験のデータも不足しているということから、情報収集を行うことが望ましいという意味で、▲の評価がなされたものでございます。
 このほか、第9次とりまとめの評価結果の欄に色がついているところは、前回の評価結果と異なるところでございまして、最後、表の左端の欄の番号で12の「ペルフルオロオクタン酸及びその塩」は、先ほど説明したところでございます。
 その他、表の中ほどの3物質、表の左端の欄の番号で6の「グルタルアルデヒド」、7の「o-クロロアニリン」、8の「2,6-ジニトロトルエン」につきましても、第9次の評価結果の欄に色がついておりますが、まず「グルタルアルデヒド」につきましては、新たに得られた生態毒性試験のデータを基に、PEC/PNEC比による判定を行ったところ、現時点では作業の必要性はない○の評価をなされたところでございます。
 続く2物質、「o-クロロアニリン」と「2,6-ジニトロトルエン」に関しましては、新たに得られました公共用水域の環境実測データや慢性毒性試験結果の充実などから、アセスメント係数を100から10に引き下げるなどの手続きを経て、PEC/PNEC比による判定を行ったところ、現在では作業の必要性はない旨、○の評価となったところでございます。
 再評価の結果の説明は以上でございまして、次に、3-3-10ページに戻りまして、追加的に実施した生態リスク初期評価の説明をさせていただきたいと思います。
 3-3-10ページ、これは縦の表ですけども、追加的に実施した生態リスク初期評価の結果を一覧表でまとめているところでございます。今回行った物質は7物質ございまして、うち、表の上から二つの物質、「アントラキノン」、「3,4-ジクロロアニリン」が詳細な評価を行う候補と評価されたところでございます。
 「アントラキノン」に関しましては、用途といたしまして、広範囲な染料の中間体ですとか、パルプ蒸解の添加剤、過酸化水素の製造過程で利用されている物質でございます。また、環境施策上の位置付けといたしましては、水環境保全に向けた取組みのための要調査項目に選定される物質でもございます。
 「アントラキノン」の有害性評価に関しましては、甲殻類の急性毒性試験から導出された予測無影響濃度が0.94μg/Lでございまして、ばく露評価として、公共用水域の環境実測データから設定した予測環境中濃度が6.6μg/Lでございます。これらから、PEC/PNEC比による判定を行ったところ、7という値になりまして、予測無影響濃度の7倍の濃度でのばく露が想定されるということで、詳細な評価を行う候補との評価を得たところでございます。
 他方、「3,4-ジクロロアニリン」に関しましては、用途といたしまして、農薬の原料ですとか、染料の中間体として利用されている物質でございまして、環境施策上の位置付けとしては、化審法の第3種監視化学物質や化管法の第1種指定化学物質に指定されているものでございます。
 この物質に関しましても、魚類の慢性毒性試験から導出された予測無影響濃度0.2μg/L未満と、ばく露評価として、公共用水域の環境実測データから設定した予測環境中濃度0.68μg/Lから、PEC/PNEC比による判定を行ったところ、3.4を超える値となりまして、予測無影響濃度の3.4倍を超える濃度でのばく露が想定されるということで、詳細な評価を行う候補ということになっております。
 その他、表の左端の番号で5番の「4,4'-ビス(2-スルホスチリル)ビフェニル-2ナトリウム」に関しましては、PEC/PNEC比による判定を行ったところ、0.1となりまして、今後、魚類の慢性毒性試験の充実をさせることと、アセスメント係数を下げた上での評価が望ましいという物質として、情報収集に努める必要がある▲という結果となっております。
 以上が、評価結果の個別の説明でございまして、3-3-4ページに戻っていただければと思います。
 4ページの中ほど、「(4)留意事項」でございます。こちらは、環境リスク初期評価の留意事項でございますが、導かれた評価結果から直ちに環境リスクの抑制が必要であると判断されるものでないということでございます。
 続きまして、「4.今後の対応」でございます。
 まず、「(1)結果の公表」でございますが、今回の環境リスク初期評価の結果に関しましては、例年に倣いまして、「化学物質の環境リスク初期評価:第9巻」としてとりまとめるとともに、環境省のホームページにて公表させていただきたいと考えてございます。
 次に、「(2)関係部局等の取組の誘導」から、3-3-5ページの「(4)再度の環境リスク初期評価の実施」までは、これまでに説明申し上げた事項がほとんどですので、説明を省かせていただきたいと思います。
 最後に、「(5)今後の課題」でございます。環境リスク初期評価の今後の課題としては、3点挙げられておりまして、一つ目は、化学物質の物性情報の収集と、地方の視点を加味した評価手法の検討ということでございます。
 二つ目につきましては、OECD等で開発される新たな試験方法や評価手法を、この環境リスク初期評価の手法に速やかに反映させることでございます。
 最後の三つ目でございますが、今後の化審法の施行状況等を踏まえ、環境リスク初期評価のあり方を適切に見直すことが挙げられておりまして、今後、これらの課題への対応を検討してまいりたいと考えているところでございます。
 資料3-3につきましては、時間が掛かって申し訳ございませんでしたが、説明は以上になります。
 また、資料3-4として、冊子を用意しておりますが、各評価対象物質の評価結果、今、申し上げたことを詳細に示しているものでございますので、こちらについても、説明は省略させていただきます。
 環境リスク初期評価第9次とりまとめに関する説明は以上になります。

○櫻井委員長 どうもありがとうございました。
 今回のとりまとめに当たりまして、専門家から構成される分科会などで別途ご議論いただいたとのことです。ただいまの説明内容を伺っておりましても、専門的立場から十分な総合判断が行われていることがよく分かりましたが、当委員会において審議に入る前に、それぞれの分科会などで座長を務められた内山委員、中杉委員、花里委員から補足説明などがございましたら、一言ずつ発言をお願いしたいと思います。
 まず、全体とりまとめの企画委員会及び健康リスク評価分科会の委員長・座長を務められた内山委員から、ご発言をお願いいたします。

○内山委員 それでは、手短に補足させていただきます。
 企画委員会は、今回ですと、その次の第10次とりまとめにどのような物質を扱うかというようなことを主に決める、それから今後の課題として取り上げられておりますようなことを話し合うという委員会でございまして、これにつきましては、特に補足はございません。
 健康リスク分科会ですが、これは、もう今回は第9次ですので、一番最初の物質、初期の物質のデータを収集し始めてから10年以上たっておりますので、その後の生態毒性、ヒト健康の情報ですとか、それからばく露状況の変化等を見まして、MOEの値ですとか、それから判定が変わりそうなものを特に取り上げて、再評価をしていこうということになっていますね。今年度は6物質、その再評価を行ったということです。
 それで、特に再評価を行った中で、前回と異なっている物質がありますが、それは主にばく露状況で、直近の10年間の値を用いるということが原則のガイドラインで決まっておりますので、それが前回は判定できたんだけれども、最近は下がってきてしまって、むしろデータがないというような物質に関しましても、PRTRデータが出てまいりましたので、それで大量に排出しているような発生源周辺の推計を行って、それも考慮に入れて、前回とは異なるけれども、(▲)というような物質にしたものが、先ほどご説明があった2物質です。
 それから、これは再評価物質ではございませんが、メラミンに関しては、一般の状況では情報収集の必要はない、あるいはこれ以上は必要ないということなんですが、ご存じのように、意図的に混入された物質というものですので、環境リスク調査で、これで全く安心ですと、情報収集も必要ありませんというのでは、ちょっとまずいのではないかということも勘案して、これは本文のところを見ていただきますと、食品安全委員会などで検討されている、あるいは輸入乳製品等の検査命令やモニタリング検査等の規制がとられているということがありますので、それを考慮して、総合的に、今後も情報収集をしていただきたい、こういう判定をしたものもございます。
 それと、もう一つ、先ほど遠山委員ほかから発言がありましたリスクコミュニケーションの面について、概要を、恐らく一般の方は目に留めるだろうということで、眺めてみましたら、再評価物質が、はっきりどれが再評価しているというのが表から読み取れないので、本文のほうには、これは再評価物質ですと書いてあるのがあるんですが、先ほどの3-3-6あたりの物質名のところにでも、再評価物質は何か印をつけるとか、むしろ新しいデータを使っていただきたいということでありますので、それを少し事務局と検討させていただきたいと思います。

○櫻井委員長 どうもありがとうございました。
 続きまして、ばく露評価分科会の座長を務められた中杉委員からご発言をお願いいたします。

○中杉委員 環境リスク初期評価、今、別なところで化審法の見直しといいますか、新しい仕組みが動き始めています。それから、少し先になりますが、化管法の次の対象物質をどうするかという議論も少し始まっていますけども。その中で、環境リスク初期評価というのは、ある一定の意味を持ってくる。その評価結果というのが使われるようになってきます。そういう意味では、従来にも増して、しっかりした評価をしなきゃいけないというところなんですが、そういうこともありまして、ばく露評価のほうは、今年度、少し形を見直ししました。
 従前は、基本的なルールとしては、10年前の国の調査結果を基にばく露量を決めるという整理をしていましたが、その他、国のデータでないもの、それから過去にあるものというのも勘案しながら、ばく露の量を数字として出してきました。今回は、もうそれをやめまして、ばく露量というのは、従来、10年間の国のデータだけにしました。あわせて、その他、地方自治体だとか、そういうところでやったデータというのは、限られた地域のデータということで、その横に併記する。あるいは、10年以上前のデータについては、生産量等の推移を見ながら、現在、濃度があまり変化していなければ、それも枠外の数字として残しておく。それを生態リスク、健康リスクの評価の分科会のほうに情報提供をさせていただいて、エキスパート・ジャッジメントをしていただくと、そういう形にしました。
 それから、もう一つは、前回からですけれども、もう一つ前でしたか、ばく露濃度というのは、測っている最高の濃度を持ってきているんですが、適切なところで測れているかどうかというのが、これは一つの問題になります。そういう意味で、PRTRの排出量のデータがあるものにつきましては、排出量の予測をして、その検出された濃度というのは適切なところで測られているかどうかという検証も行いました。
 ただ、残念なことに、PRTRの対象物質でないものについては、排出量が、どこでどう排出されているかという情報が分かりませんので、モデルを使うということはしておりません。単純に最大濃度を持ってきています。そういう意味では、実際に一番安全側を見ているかどうかということに関しては、十分な保証は得られていません。そこら辺のところは、残念ながら、今の段階ではどうにもならないということで、これは化審法が改正されて、少し情報が増えてくると、そこら辺について、何らかの対応ができるといいなという、今の段階ではそういう状況でございます。
 それから、もう一つ、過塩素酸とPFOAにつきましては、実際に測定された最大濃度を必ずしも用いておりません。過塩素酸については、地方のある工場で、半分事故的に高濃度の排出量を流していて、それによって河川が汚染されているということでございます。そこについては、工場のほうが対応して、濃度がかなり下がってきているという事情がございますので、その最初に出していた非常に高濃度の排水が影響していると思うのは、一応外しております。それから、PFOAにつきましても、同様に、高濃度の検出されたところがあるんですが、そこについても、工場のほうで対応して、少しずつ濃度が下がってきているということでございますので、最初の高い濃度というものは採用しないようにしております。
 以上でございます。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 続いて、生態リスク評価分科会の座長を務められた花里委員からご発言をお願いいたします。

○花里委員 分かりました。
 我々のほうでは、今までと同じように、対象物質に関しての毒性試験のデータをまず集めるということをして、それを11人の委員が査読しまして、それで議論をして、予測無影響濃度ですね、それを出しているわけなんですけれども、それについて、ガイドラインに沿ってやってきたわけです。必要に応じて、エキスパート・ジャッジメントを加えるということがあったんですけどね。
 一つの問題というわけでもないんですけれども、こういう作業が進むとともに、やっぱりなかなか化学物質のデータが得られないものが出てきます。それに対して、今回の場合は、OECDでも我々と似たような評価をしていて、そういう評価書があります。それを積極的に利用するということで、今回は、その評価書があれば、それを見て、場合によっては原著に当たるんですけれども、それがかなわないときでも、ある意味、エキスパート・ジャッジメントなんですけれども、それを利用していくということを積極的に進めたというようなことです。
 以上です。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 ただいまのご説明内容も踏まえ、資料、それから説明内容に対しまして、ご質問、ご意見等ありましたら、どうぞご発言をお願いいたします。

○香山委員 お願いなんですけれども、最初の結果もそうなんですが、ホームページ等に公表されますが、ぜひ概要程度は英語訳していただいて、国際的な発信、それからテーブル等は英語化できますので、そうしていただければ、国際評価にも十分使っていただけますので、それをぜひお願いしたいと思います。

○櫻井委員長 それは承った上で、努力していただけるものかなと思います。
 ほかに何かございますでしょうか。どうぞ。

○遠山委員 質問なんですが、ちょっと聞き漏らしたかもしれませんが、今回の初期評価で対象になっている物質というものと、最初のほうの資料2-1もしくは2-2の化学物質の実態調査との関係なんですが、初期リスクのほうで対象になっているものは、実態調査のほうでは対象になっているのか、なっていないのかという、その点です。

○中杉委員 初期評価のほうではですね、ばく露が絡むんですが、ばく露データがないので、評価ができないという物質については、黒本調査のほうで調査をお願いして、その結果をもとに再評価をするということをやっています。実は、今年度の、先ほどご説明があった調査結果の中に、初期評価のほうでお願いをしていた結果がたくさん出てきています。それについては、それをもとに再評価をするという形になると思います。
 ですから、全部がそう、1対1じゃないんですが、初期評価のほうで、モデルで、これは十分なマージンが取れるので、安全だから、もう調査しなくていいよというのはありますけども、必要があると思うのは調査をお願いして、その調査結果が返ってきたものを用いて評価を行う、そういうふうな仕組みになっています。現実問題として、これまでもそういうのが一部あるんですけども、今年度の黒本調査の結果の中に、そういうものがたくさんございますので、それを再評価していくことになるだろうと思います。

○遠山委員 できましたら、その相互関係が将来的には分かるといいなと思うんです。せっかくこの実態調査でやったものが、初期評価のほうのばく露評価に生かされているということが分かるといいんですが、先ほど言ったように、この実態調査のほうの物質の検索が非常に難しいので、実際に初期評価のほうに出てきている物質を、こちらの実態調査のほうで探そうと思っても、なかなか探すのが難しいので、それがわかりやすいようにしていただけると、より有効になるのかなというふうな気がします。

○中杉委員 黒本調査のほうは、要望箇所がどういうことで要望されているかというのは全部入っております。そこで、環境リスク初期評価のばく露の情報がないから、その要望で調査をしましたというのがありますので、そっちからは拾っていただけます。初期評価のほうは、全部イーブンにばく露情報をとっていますので、あえてそれが黒本調査だということは記載をしておりません。

○櫻井委員長 そういう意味では、大変有機的に利用して、評価がしっかりやられているなという印象を持っておりますが。
 ほかに何か。どうぞ。

○柴田委員 すみません。2点あるんですけれども、1点は、資料3-3-5ページなんですが、今後の課題のところで、地方自治体と連携した地域の視点を加味したリスク評価の実施ということが書いてありますけど、これは具体的にどのようなことを考えておられるかを、ちょっとご説明いただけないでしょうか。

○事務局(環境リスク評価室) こちらにつきましては、ばく露の実態が、物質によって地域差があるというようなことがございますものですから、そういった点を加味したばく露、あるいは地元に明るい地方公共団体の協力を得ながら行うというようなことを、概念的に一つの課題として理解しているということでございます。

○柴田委員 例えば、具体的に、地方自治体との、その結果についての何か連絡を直接取り合うような場とか、そういうのはあるんでしょうか。

○事務局(環境リスク評価室) この結果につきまして、都道府県の担当部局にグレー本をフィードバックしていくというようなことは行っております。直接、その地方公共団体とのやりとりというのは、評価の過程で必要なデータをいただくときにやりとりするとか、そういう形でのやりとりはございますが、系統的に行う仕組みが今あるというわけにはない状況でございます。

○柴田委員 連携という言葉も書いてありますので、ぜひその辺りをしっかりお願いできればと思います。
 それから、ちょっとこういう質問をしましたのは、実は一つは、今、地方自治体へのいろんな権限移行の過程の中で、一方、逆に地方の自治体が持っている環境研究関連研究機関の活性化をどう図っていくのか、あるいはどうやって維持していくのかというのが多分非常に大きな問題になりつつあるのではないかという印象を持っておりまして、そういう意味でも、ぜひ環境省が先頭に立って、自治体と連携した形での環境行政の推進をお願いしたいというふうに思います。

○事務局(環境リスク評価室) はい、承知いたしました。

○柴田委員 それから、すみません、もう一点、ちょっと細かいことで恐縮ですが、フッ素系界面活性剤のPFOSとかPFOAに関してなんですけれども、我々も今、研究レベルではいろいろやっていて、特に環境中の野生生物中のPFOS、PFOA関係の物質を追いかけているんですが、実際にそういう生物の中に蓄積されているものを見ますと、PFOA以外にも、炭素数が9個とか10個、PFNAとかPFDAと呼ばれている物質、あとやはり11、12ぐらいの物質というのは、かなりちゃんと入ってきています。PFOAが決して主成分ではありません。PFOSは比較的多いほうですけれども、総和をとっていくと、実は数字としては、PFOS単体、あるいはPFOA単体よりも増えてくる傾向があって、一方で、こういった物質が、特にカルボキシル基を末端に持つような一連の炭素数の違う物質については、比較的共通する毒性メカニズムを持つのではないかというような議論も、今、だんだん進んでいるように見えるんですね。
 それで、特に今年6月にEPAのほうで開かれたフッ素系界面活性剤に関するシンポジウムなどを聞いていると、EPAは行政的な取組として、こういったフッ素系の界面活性剤の毒性を総和として管理していけないかということをどうも考えていて、情報収集を図りつつあるというふうに見えるもんですから、そういう意味で、実際に我々が測っていても、野生生物への蓄積状況を見ると、炭素数の長いものが結構見えてくるという状況の中で、少し幅を広げて、総合的にちょっとこの辺りを見ていく必要があるんではないかなという印象を持っているんですが。ちょっと、半分コメントです。

○櫻井委員長 ありがとうございました。
 重要なご指摘、今後、念頭に置いていかなければいけないんだろうなと思いますが、何かお答えすることはございますか。よろしゅうございますか。何か。

○戸田環境リスク評価室長 そのPFOAの炭素数の違うものというのは、今すぐに具体的にこうしようというのは、ちょっとアイデアはございませんけど、その辺はどういう形でばく露量を測ることができるのかということも、先生方とご相談しまして、中期的な課題として考えていきたいというふうに思っております。

○柴田委員 ちょっと補足ですけども、炭素数が増えていくと、いわゆる生物濃縮性が大幅に上がってまいります。魚の実験などを見ていても、炭素数が一個ずつ増えていくと、大体8倍ずつ、平均的には増えていきますので、PFOAですと、BCFが数十倍にしかならないのが、ウンデカン、ドデカンになると、1万を超えてしまうということがありますので、水の中の測定だけしていると、そういったものは見えてこないんですけれども、生物を見ていくと、意外と見えてくるというところがあるので、ぜひその辺りも含めて、考慮していただければと思います。

○櫻井委員長 どうもありがとうございました。
 ほかに何か、ご指摘事項はございますでしょうか。

(なし)

○櫻井委員長 ないようですので、それでは、この資料3-4、それから3-3、それぞれ(案)となっておりますが、これらは、先ほど再評価物質にわかりやすく印をつけるというようなことでございまして、そういった修正はございますけれども、その他、特段大きな修正はないようですので、おおよそこのまま(案)を取って、後日公表するということにさせていただいて、よろしゅうございますでしょうか。

(異議なし)

○櫻井委員長 それでは、そのようにお願いいたします。どうもありがとうございました。
 最後の議題、その他ですが、2件ほど案件がございます。事務局からどうぞ。

○事務局(環境安全課) では、その他、参考資料の1及び2につきまして、ご説明させていただきたいと思います。
 こちらの1及び2は、いずれもPOPs条約に係る我が国の対応を示したものでございます。
 まず、参考資料1でございます。残留性有機汚染物質検討委員会第6回会合、いわゆるPOPRCと呼んでおりますが、POPRC6の結果についてということでございます。
 POPRCにつきましては、新たにPOPs条約において提案された規制候補物質につきまして、[1]スクリーニング、[2]危険性の概要、いわゆるリスクプロファイル、[3]リスクの管理に関する評価の、こういった検討プロセスを経まして、POPs条約の締約国会議(COP)へ勧告するための会合でございます。
 POPRC6でございますが、今回検討をいたしました物質といたしまして、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)、難燃剤等に用いられている短鎖塩素化パラフィン、農薬等に用いられておりますエンドスルファン、この三つの物質について検討したところでございます。
 その結果につきましては、裏面、2ページの参考1にまとめております。今回の検討対象物質とその結果というところで、まずHBCDにつきましては、リスクプロファイルの結果がなされ、リスク管理に関する評価案の作成に進んだ物質というものです。
 短鎖塩素化パラフィン、これにつきましては、リスクプロファイル案について審議されたところでございますが、情報等がなかなか集まらないというところで、次々回、いわゆるPOPRC8において議論が持ち越されるというところになりました。
 エンドスルファンにつきましては、リスク管理に関する評価を採択した物質、つまりエンドスルファンにつきましては、次回COPへ勧告されるというふうな結果になっております。
 次回COPにつきましては、参考2でございますが、2011年4月に第5回を予定しておるところでございます。
 参考資料1については以上でございます。
 続きまして、参考資料2でございますが、第8回東アジアPOPsモニタリングワークショップの結果についてでございます。
 環境省では、東アジア地域における国際協力によるモニタリング体制の構築と継続的なデータ収集の円滑な実施を目的といたしまして、2002年度より、東アジアPOPsモニタリング事業を開始しているところでございます。その事業の一環といたしまして、2004年度からワークショップを開催しているところでございます。第8回のワークショップにつきましては、本年9月に開催したところでございますが、結果といたしまして、新規POPsの条約対応についての情報共有、平成21年度のモニタリングデータの精査、承認等、そして、次回のワークショップにつきまして、今後の東アジアPOPsモニタリングの調査の詳細計画案について議論すること、こういった結論になったところでございます。
 以上で、簡単ではございますが、説明を終わります。

○櫻井委員長 何かご質問ございますか。よろしゅうございますか。

(なし)

○櫻井委員長 それでは、以上で予定していた議題は終了になります。
 事務局から連絡事項があれば、どうぞおっしゃってください。

○早水環境安全課長 まず、私のほうから、公表の関係のご説明をしたいと思います。
 いずれも、今日の結果につきましては、概要版をまず先に出しまして、それから内容を精査した上で、本資料を追って公表という形で、二段構えで公表させていただきたいと思います。
 黒本調査のほうにつきましては、概要版を、できれば、この後、今日ご指摘の修正部分をご確認いただいた上で、明日にでも公表したいと思っています。黒本自体はちょっと後に、来年、年が明けてからになります。初期リスク評価のほうは、いずれも年明けになろうかと思いますが、なるべく早く出したいと思っております。
 なお、黒本のほうは、最後に香山先生からご指摘があったモニタリングの関係の表も、できれば少し追加をして、わかりやすくということも考えておりますので、後ほどまたご相談させていただきます。

○事務局(環境リスク評価室) 事務的なことでございますが、本日の議事録に関しましても、追ってご確認いただいた後に公表をさせていただきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 また、本日の配付資料でございますけども、私どものほうから委員の先生方のもとにお送りさせていただきたいと思いますので、そのまま机の上に置いていただければと考えております。
 最後になりますが、来年度、平成23年度以降の開催につきましては、その時期が参りましたら、改めて日程調整等をさせていただきたいと考えております。また、複数回の可能性もございますが、その際にも何とぞよろしくお願いしたいと思います。
 事務局からは以上でございます。

○櫻井委員長 よろしゅうございますか。何か質問ありますか。

(なし)

○櫻井委員長 特にご発言なければ、以上で第16回化学物質評価専門委員会を閉会といたします。
 どうもありがとうございました。

午後4時50分 閉会

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