放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和2年度版、 HTML形式)

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第10章 健康管理
10.3 甲状腺検査

甲状腺検査 結節とは

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結節は「しこり」とも呼ばれる、甲状腺の細胞の密度が変化した塊です。良性と悪性(がん)がありますが、多くは良性です。
甲状腺がんは生涯にわたり健康にまったく影響しない潜在がんが多いがんとして以前から知られています。それらを発見して治療することは、患者さんにとって不利益になることも考えられます。そこで、一般的に小さな結節は細胞診等の詳しい検査を行わないことが多くあります。県民健康調査における甲状腺検査でも、それに準じて5.0mm以下の結節は二次検査を行わず、次回の超音波検査(一次検査)としています。
A1判定の方が次回の検査でA2判定やB判定になることや、逆にA2判定の方がA1判定になることもあります。

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2021年3月31日

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