放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和2年度版、 HTML形式)

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第5章 国際機関による評価
5.4 UNSCEAR報告書のフォローアップ

UNSCEAR報告書のフォローアップ 経緯と概要

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国連科学委員会(UNSCEAR)は、2013年報告書の発表以降に公表され続けている新規情報について、UNSCEARの評価結果に影響(知見の追認、知見への異議、知見の向上や、特定された研究ニーズへの対応・寄与など)を及ぼす可能性があるため、系統的に収集、評価する継続的な取組(フォローアップ)を行っています。取組の結果は、白書や報告書としてまとめられています。白書は2017年末までに第3報まで公表され、報告書は2021年3月に公表されています。
各白書では、新たな科学的情報について、「2013年報告書の結論に実質的な影響を与えるか」又は「2013年報告書で特定された研究ニーズに対応するか」ということについての公正な分析が記述され、2012年10月以降、3つの白書をあわせて300編以上の文献がレビューされています。
主題領域には、以下が含まれています。

・ 大気中及び水域への放出と拡散

・ 陸域及び淡水域環境における放射性核種の移行(2016年白書で新たに追加)

・ 公衆と作業者の線量評価

・ 作業者と公衆の健康影響

・ ヒト以外の生物相における線量と影響

出典

・ UNSCEAR「Fukushima 2015 White Paper」
https://www.unscear.org/unscear/en/publications/Fukushima_WP2015.html

・ UNSCEAR「Fukushima 2016 White Paper」
https://www.unscear.org/unscear/en/publications/Fukushima_WP2016.html

・ UNSCEAR「Fukushima 2017 White Paper」
https://www.unscear.org/unscear/en/publications/Fukushima_WP2017.html

・ UNSCEAR「Fukushima 2020 report」
https://www.unscear.org/unscear/en/publications/2020b.html

本資料への収録日:2017年3月31日

改訂日:2021年3月31日

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