放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和2年度版、 HTML形式)

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第2章 放射線による被ばく
2.3 放射線の単位

シーベルトの由来

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シーベルトという単位は、スウェーデンの放射線防護研究者である、ロルフ・シーベルトに由来しています。彼は、国際放射線防護委員会(ICRP)の前身である国際X線・ラジウム防護委員会(IXRPC)の議長を務め、ICRPの創設1に参画しています。日常生活で受ける放射線の量を表す際には、シーベルトの1,000分の1であるミリシーベルトや、100万分の1であるマイクロシーベルトを使うことがほとんどです。
なお、ベクレル(放射能の単位)、キュリー(かつての放射能の単位)、グレイ(吸収線量の単位)は、どれも放射線の研究で大きな業績を残した研究者の名前に由来しています。

1. ICRPの創設に当たっては、英国国立物理学研究所のジョージ・ケイ(George Kaye)が中心的役割を果たしたといわれています。(出典:ICRP Publication 109, The History of ICRP and the Evolution of its Policies, ICRP, 2009)

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2015年3月31日

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