放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成30年度版、 HTML形式)

第8章 食品中の放射性物質
8.6 水産物

魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(2/2)

魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(2/2)
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エビ・カニ類(ケガニ、ズワイガニ及びツノナシオキアミ)の検査結果は、東京電力福島第一原子力発電所事故直後から放射性セシウム濃度が100Bq/kgを超えるものはなく、ほとんどが検出限界値未満となっています。貝類(アサリ・ハマグリ、ウバガイ(ホッキガイ)及びカキ類)と海藻類(ワカメ、ノリ、コンブ)の検査結果は、事故直後は基準値を超えるものがみられましたが、その後速やかに放射性セシウム濃度は低下しています。福島県の底魚(ヒラメ、カレイ等)の検査結果は、時間の経過と共に放射性セシウム濃度が低下し、直近では3年10ヶ月ぶりに基準値超過が1検体検出されたのみとなっています(平成31年1月コモンカスベ)。
下段右の福島県の淡水魚(天然のイワナ・ヤマメ)の検査結果は、近年でも100Bq/kgを超える検体がみられるものの、事故直後に比べ、基準値を超える検体数が大幅に減少しています。

本資料への収録日:平成26年3月31日

改訂日:平成31年3月31日

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