放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成29年度版、 HTML形式)

第10章 健康管理
10.4 健康診査

健康診査 わかってきたこと

健康診査 わかってきたこと
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平成23年度~平成27年度の健康診査の結果は、平成23年度時指定の避難区域等の住民及び基本調査の結果必要と認められた方を対象としており、その内40~64歳の年齢区分の結果を示しています。一方、平成22年度の健康診査の結果は、避難区域等の市町村において平成22年度に行われた国民健康保険の40歳以上の被保険者と後期高齢者を対象に行われた結果です。平成23年度~平成27年度と平成22年度では検査の母集団と年齢区分が異なるため、あくまでも参考です。
BMIが25kg/m2以上の過体重者は、女性に比べ男性の割合が多く、その割合は平成23年度から平成25年度にかけてほとんど変化は見られませんでした。平成25年度から平成26年度にかけては低下傾向が見られましたが、平成27年度は男性、女性共に再び増加の傾向が見られました。
HbA1c7.0%以上の血糖管理不良者の割合は、平成23年度と比べ平成27年度は減少傾向が認められました。
ALT51(U/L)以上の肝機能異常者は、女性に比べ男性の割合が多く、平成23年度以降大きな変動は認められませんでした。
収縮期血圧が140mmHg以上の高血圧者は、あらゆる年齢層で女性に比べ男性の割合が多く、平成23年度に比べ平成24~27年度はより低くなりました。

本資料への収録日:平成28年3月31日

改訂日:平成29年12月1日

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