放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成29年度版、 HTML形式)

第6章 事故の状況
6.3 廃炉に向けた取組と進捗

再臨界や地震、津波への対策について

再臨界や地震、津波への対策について
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<再臨界について>
臨界に達すると、キセノン135などの「希ガス」が突発的に増加します。福島第一原子力発電所では、希ガスの発生を24時間常に監視していますが、現在では希ガスの発生量は安定していることから、再臨界に至っていないと言えます。一方で、再臨界が万が一発生した場合に備えて、臨界時に核分裂を抑制するためのホウ酸水設備も設置されています。

<地震や津波に対する対策>
東日本大震災と同規模の地震や津波への対策として、仮設防潮堤の他に、建屋に津波が侵入しないよう、建屋開口部に閉塞工事を進めるとともに、津波が到達しない高台のエリアに電源車等のバックアップ電源や、消防車等の注水手段を用意しています。

本資料への収録日:平成30年2月28日

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