この表は、米国/カナダの小児がん治療生存者の子供に対する調査結果を報告した文献*の表7を日本語訳したものです。原爆被爆二世調査と同じく、染色体異常、メンデル遺伝病、奇形の過剰発症は認められません。マウスの遺伝性影響研究を元に、ICRPは、放射線による遺伝性疾患の倍加線量を1グレイと評価していますが、この調査結果は、生殖腺の平均線量から予測される染色体異常やメンデル遺伝病の増加を示していません。
*出典:Green DM et al: J Clin Oncol Vol.27, 2009: 2374-2381.
本資料への収録日:平成30年2月28日