目次へ戻る平成14年(2002年)版 「化学物質と環境」
第1部 平成13年度化学物質環境調査結果の概要

 

第3章 調査結果の総括

 
 第2章でも述べたとおり、環境調査(水系)は全国57地点の水質、底質及び魚類において、水質21物質(群)、底質20物質(群) 及び魚類5物質(群)を対象に調査を行った。
 環境調査(大気系)は、上記調査とは別に設定した22地点において、20物質(群)を対象に調査を行った。

  1. 環境調査(水系)
    水質から11物質(群)及び底質から16物質(群)が検出された。
  2. 環境調査(大気系)
    18物質(群)が検出された。

 各物質の検出状況をに示した。
 なお、化学物質環境調査結果のデータの取扱いについては、次のとおりである。

 参 考
 
【統一検出限界値の設定】
   試料の性状、利用可能な測定装置等が異なるため、各機関での検出限界は必ずしも同一ではないが、ここでは調査全体を評価する立場から、同一化学物質に対しては実行可能性を考慮して1つの統一検出限界値を設定している。
 
〔設定方針〕
   統一検出限界値の設定は、平成12年度版(平成11年度調査結果)から、第4章[参考5]の方針に基づき行っている。
 
〔データの取扱い〕
 
 統一検出限界値 Lu
 各分析機関検出限界値 L
 データ値 d
 
 *nd 不検出
 tr トレース値
 欠測  不採用
 
1.L≦Luの場合(分析機関の感度が統一検出限界値よりよい場合)
 
処理前 処理後
d:Lu≦d
d: d<Lu tr
tr tr
ndnd
欠測 欠測
 
2.Lu<Lの場合(分析機関の感度が統一検出限界値より悪い場合)
 
処理前処理後
tr欠測
nd欠測
欠測欠測
  
(注) 処理後に欠測となったものは検体数としては数えない。
検出数として数えるのは処理後もd(データ値)のもののみ。
物質別地点別調査結果一覧(第4章[参考4])の最大検出値、最小検出値はトレース値も含めて表記している。



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