(1)調査目的
本調査は、一般環境中に残留する化学物質の早期発見及びその濃度レベルの把握を目的とする。
(2)調査地点及び調査対象物質
水系・大気系の一般環境において、平成12年度は合計27物質 注)(うち新規12物質)について環境残留性の調査を実施した。
1)環境調査(水系)
水系環境中に残留していると予測されるジオクチルスズ化合物等14物質(群)について、それぞれ残留が予測される媒体(水質・底質・魚類)を選び、全国56地点【調査地点:
図2】で調査を実施した。【検出状況一覧
水質:表1
底質:表2
魚類:表3】
2)環境調査(大気系)
大気系環境中に残留していると予測される1,4-ジオキサン等14物質(群)について、全国22地点【図3】で調査を実施した。【検出状況一覧(大気):表4】
注) 対象物質の用途及び生産量については、参考1(化学物質環境調査対象物質の用途及び生産量)参照
(3)調査結果
結果は次のとおりであった。なお、平成12年を含むこれまでに調査の累計では、794物質について調査が行われ、そのうち333物質が一般環境から検出されたことになる。
1)環境調査(水系)
水質から1物質(群)、底質から4物質(群)及び魚類から2物質(群)が検出された。【検出状況一覧
水質:表1 底質:表2
魚類:表3】
2)環境調査(大気系)
14物質(群)すべてが検出された。【検出状況一覧(大気):表4】
p-オキシ安息香酸エチルは、底質及び魚類から検出され、検出頻度は低いが、関連情報が少ないので、今後、情報収集に努めながら、環境調査の必要性を検討すべきである。
○ p-オキシ安息香酸エチルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.027 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
3% (1/33)
|
9% (1/11)
|
3.3 ng/g-dry
|
1.5 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
7% (2/28)
|
10% (1/10)
|
1.9~2.2 ng/g-wet
|
1.9 ng/g-wet
|
p-オキシ安息香酸イソプロピルは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されなかったが、関連情報が少ないので、今後、情報収集に努める必要がある。
○ p-オキシ安息香酸イソプロピルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.018 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
2.1 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/28)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
1.6 ng/g-wet
|
p-オキシ安息香酸 -n-プロピルは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されなかったが、関連情報が少ないので、今後、情報収集に努める必要がある。
○ p-オキシ安息香酸-n-プロピルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.014 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
2.3 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/28)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
2.3 ng/g-wet
|
p-オキシ安息香酸イソブチルは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されなかったが、関連情報が少ないので、今後、情報収集に努める必要がある。
○ p-オキシ安息香酸イソブチルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.023 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/30)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
2.3 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/28)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
2.6 ng/g-wet
|
p-オキシ安息香酸 -n-ブチルは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されなかったが、関連情報が少ないので、今後、情報収集に努める必要がある。
○ p-オキシ安息香酸-n-ブチルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.027 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/30)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
2.3 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/28)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
2.9 ng/g-wet
|
ジオクチルスズ化合物は水質、底質、魚類から検出され、検出頻度は低いが、一定期間をおいて環境調査を行うとともに、関連情報が少ないので、情報収集に努める必要がある。
○ ジオクチルスズ化合物の検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
2% (3/147)
|
4% (2/49)
|
0.0073~0.072μg/L
|
0.0059 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
18% (27/147)
|
27% (13/49)
|
11~100 ng/g-dry
|
10 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
20% (23/117)
|
31% (12/39)
|
0.64~6.5 ng/g-wet
|
0.64 ng/g-wet
|
トリス-4-クロロフェニルメタノールは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されず、現時点では特に問題を示唆するものではない。
○ トリス-4-クロロフェニルメタノールの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/39)
|
0% (0/13)
|
不検出
|
0.0052 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
3.2 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/39)
|
0% (0/13)
|
不検出
|
0.97 ng/g-wet
|
トリス-4-クロロフェニルメタンは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されず、現時点では特に問題を示唆するものではない。
○ トリス-4-クロロフェニルメタンの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/39)
|
0% (0/13)
|
不検出
|
0.0033 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/39)
|
0% (0/13)
|
不検出
|
1.7 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/39)
|
0% (0/13)
|
不検出
|
0.44 ng/g-wet
|
1,3,5-トリ -tert-ブチルベンゼンは、水質、底質、魚類のいずれからも検出されず、現時点では特に問題を示唆するものではない。
○ 1,3,5-トリ-tert-ブチルベンゼンの検出状
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/39)
|
0% (0/13)
|
不検出
|
0.00031 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.30 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
0.43 ng/g-wet
|
[10]ヘキサブロモベンゼン(環境調査(水系)及び環境調査(大気系)を併せて評価することとした)
ヘキサブロモベンゼンは、検出頻度は低いが、底質及び大気から検出され、大気からの検出頻度がやや高く、関連情報が少ないが生物体内に蓄積されるとの報告もあり、今後も環境調査を行いその推移を監視する必要がある。さらに、関連情報の収集にも努める必要がある。
○ ヘキサブロモベンゼンの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/36)
|
0% (0/12)
|
不検出
|
0.0064 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
12% (4/33)
|
18% (2/11)
|
8.4~43 ng/g-dry
|
4.8 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/33)
|
0% (0/11)
|
不検出
|
3.2 ng/g-wet
|
大気
|
平成12年度
|
42% (14/33)
|
73% (8/11)
|
0.031~0.1 ng/m3
|
0.030 ng/m3
|
テトラブロモビスフェノールAは、いずれからも検出されず、関連情報により、現時点では特に問題を示唆するものではない。
○ テトラブロモビスフェノールAの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/27)
|
0% (0/9)
|
不検出
|
0.090 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/27)
|
0% (0/9)
|
不検出
|
5.5 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
0% (0/27)
|
0% (0/9)
|
不検出
|
20 ng/g-wet
|
[12]2-tert-ブチル-4-メトキシフェノール
2-tert-ブチル-4-メトキシフェノールは、水質、底質のいずれからも検出されなかったが、必要とする関連情報が不足しているので、情報収集に努めることが必要である。
○ 2-tert-ブチル-4-メトキシフェノールの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/30)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
0.016 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
0% (0/30)
|
0% (0/10)
|
不検出
|
2.0 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
調査なし
|
---
|
フタル酸ブチルベンジルは、底質から検出され、検出頻度は低いが水生生物に対する毒性が比較的強いことから、環境調査を行い、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ フタル酸ブチルベンジルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/138)
|
0% (0/46)
|
-
|
0.14 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
18% (25/138)
|
24% (11/46)
|
32~134 ng/g-dry
|
28 ng/g-dry
|
魚類
|
平成12年度
|
調査なし
|
---
|
マネブ+ジネブ+マンゼブは、水質から検出されなかったが、関連情報が少ないので、情報収集に努めることが必要である。
○ マネブ+ジネブ+マンゼブの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
0% (0/15)
|
0% (0/5)
|
不検出
|
0.043 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
調査なし
|
---
|
魚類
|
平成12年度
|
調査なし
|
---
|
1,4-ジオキサンは、環境残留性調査における水質に加え、本件調査における大気の検出頻度が高いことから、発生源周辺を含めた詳細な環境調査を行い、あわせてリスク評価を行う必要がある。
○ 1,4-ジオキサンの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
65% (22/34)
|
75% (9/12)
|
15~1,200 ng/m3
|
6.8 ng/m3
|
○ 1,4-ジオキサンの検出状況(指定化学物質等検討調査(環境残留性調査))
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
水質
|
平成12年度
|
61% (60/98)
|
67% (22/33)
|
0.08~160 μg/L
|
0.08 μg/L
|
底質
|
平成12年度
|
1% (1/90)
|
3% (1/30)
|
10 ng/g-dry
|
8 ng/g-dry
|
酢酸イソブチルは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、発生源及び毒性等についての情報収集にも努めることが必要である。
○ 酢酸イソブチルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
66% (29/44)
|
80% (12/15)
|
73~710 ng/m3
|
70 ng/m3
|
酢酸エチルは、検出頻度が高く、前回調査(平成7年度)より一部の地点の検出値が増大している。今後、検出値が増大した背景を含めた環境調査を行い、その推移を監視するとともに、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ 酢酸エチルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
98% (44/45)
|
100% (15/15)
|
170~160,000 ng/m3
|
40 ng/m3
|
酢酸ビニルは、検出頻度は低いが、前回調査(平成7年度)とほぼ同様の傾向を示しており生産量(約60万トン)も多いことから、一定期間をおいて環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ 酢酸ビニルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
19% (8/42)
|
36% (5/14)
|
120~5,500 ng/m3
|
120 ng/m3
|
酢酸ブチルは、検出頻度が高く、検出値も増大していることから、今後も環境調査を行い、その推移を監視するとともに、関連情報の収集にも努める必要がある。
○ 酢酸ブチルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
87% (39/45)
|
93% (14/15)
|
110~13,000 ng/m3
|
88 ng/m3
|
α-メチルスチレンは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ α-メチルスチレンの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
77% (20/26)
|
89% (8/9)
|
1.9~110 ng/m3
|
1.9 ng/m3
|
[7] cis-β-メチルスチレン
+ o-メチルスチレン + p-メチルスチレン
cis-β-メチルスチレン+ o-メチルスチレン+ p-メチルスチレンは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ cis-β-メチルスチレン +o-メチルスチレン +p-メチルスチレン の検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
92% (22/24)
|
100% (8/8)
|
5.4~190 ng/m3
|
4.8 ng/m3
|
m-メチルスチレンは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ m-メチルスチレンの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
81% (21/26)
|
78% (7/9)
|
2.6~190 ng/m3
|
1.5 ng/m3
|
trans-β-メチルスチレンは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ trans-β-メチルスチレンの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
70% (19/27)
|
89% (8/9)
|
2.4~22 ng/m3
|
1.6 ng/m3
|
2-エトキシエタノールは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ 2-エトキシエタノールの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
63% (24/38)
|
69% (9/13)
|
2.3~950 ng/m3
|
2.3 ng/m3
|
2-メトキシエタノールは、検出頻度が低いが、関連情報の収集に努めながら、環境調査の必要性を検討すべきである。
○ 2-メトキシエタノールの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
19% (8/43)
|
33% (5/15)
|
6.7~97 ng/m3
|
6.1 ng/m3
|
2-ブトキシエタノールは、検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ 2-ブトキシエタノールの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
96% (43/45)
|
100% (15/15)
|
4.8~560 ng/m3
|
2.2 ng/m3
|
[13] ヘキサブロモベンゼン(環境調査(水系)及び環境調査(大気系)を併せて評価することとした)
ヘキサブロモベンゼンは、検出頻度は低いが、底質及び大気から検出され、大気からの検出頻度がやや高く、関連情報が少ないが生物体内に蓄積されるとの報告もあり、今後も環境調査を行いその推移を監視する必要がある。さらに、関連情報の収集にも努める必要がある。
○ ヘキサブロモベンゼンの検出状況
媒体 |
調査年度 |
検出率 (検出数) |
検出範囲 |
検出限界 |
検体 |
地点 |
水質 |
平成12年度 |
0% (0/36) |
0% (0/12) |
不検出 |
0.0064 μg/L |
底質 |
平成12年度 |
12% (4/33) |
18% (2/11) |
8.4~43 ng/g-dry |
4.8 ng/g-dry |
魚類 |
平成12年度 |
0% (0/33) |
0% (0/11) |
不検出 |
3.2 ng/g-wet |
大気 |
平成12年度 |
42% (14/33) |
73% (8/11) |
0.031~0.1 ng/m3 |
0.030 ng/m3 |
ポリ塩化ターフェニルは、既にPCBが製造中止になっているにもかかわらず検出頻度が高いことから、今後、環境調査を行い、その推移を監視する必要がある。また、関連情報の収集にも努めることが必要である。
○ ポリ塩化ターフェニルの検出状況
媒体
|
調査年度
|
検出率 (検出数)
|
検出範囲
|
検出限界
|
検体
|
地点
|
大気
|
平成12年度
|
88% (21/24)
|
88% (7/8)
|
0.00092~0.0060 ng/m3
|
個別に設定
|
|