2-2 平成11年度 水質・底質モニタリング結果の概要
この調査は、多種類の化学物質を同時に感度よく分析できるという特長を持ったGC/MSを用いて、環境調査の結果等により底質中に残留していることが確認されている化学物質について、その残留状況の長期的推移を把握することにより環境汚染の経年監視を行うことを主たる目的として実施しているものである。 なお、水質モニタリングについては、現在の分析対象物質及び分析方法では、ほとんどの物質で不検出となることが予想されるため実施せず、本年は、底質モニタリングのみを実施した。
1)調査対象物質:20物質【表5】
について調査を行った。(Excel97版の表はこちら)
2)調査地点:【図4】に示す18地点を調査対象とした。
平成11年度までの調査結果の一覧を【表5】に示した。調査地点別に平成11年度の調査結果をとりまとめると以下のとおりである。検出状況は、甲府市内河川を除く17地点でそれぞれ1〜14物質が検出された。
11物質以上(過半数以上の物質)が検出された地点は、大阪港(14物質)、洞海湾(14物質)、大和川河口(12物質)、四万十川河口(12物質)及び諏訪湖湖心(11物質)の計5地点となっている。
底質調査において過半数(11物質)以上の物質が検出された調査地点 |
調査地点
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検出物質数
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大阪港
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14物質
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洞海湾
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14物質
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大和川河口
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12物質
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四万十川河口
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12物質
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諏訪湖湖心
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11物質
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また、調査対象物質毎の最高値を2物質以上記録した地点は、大阪港(7物質)、洞海湾(7物質)及び隅田川河口(2物質)であり、閉鎖性の内湾部の汚染レベルが高いことが示唆される。
底質調査において調査対象物質毎の最高値を記録した地点 |
調査地点
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最高値を記録した物質数
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大阪港
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7物質
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洞海湾
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7物質
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隅田川河口
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2物質
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