平成12年(2000年)版 「化学物質と環境」
第1編第1部 平成11年度化学物質環境調査結果の概要
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第3章 調査結果の総括
 

 第2章でも述べたとおり、環境調査(水系)は全国56地点の水質及び底質、48地点の魚類において、水質24物質(群)、底質24物質(群)及び魚類16物質(群)を対象に調査を行った。
 環境調査(大気系)は、上記調査とは別に設定した19地点において、26物質(群)を対象に調査を行った。

1. 環境調査(水系)
   水質から8物質(群)、底質から20物質(群)及び魚類から12物質(群)が検出された。

2. 環境調査(大気系)
   25物質(群)が検出された。

 各物質の検出状況をに示した。
 なお、化学物質環境調査結果のデータの取扱いについては、次のとおりである。

 参 考

 【統一検出限界値の設定】

 試料の性状、利用可能な測定装置等が異なるため、各機関での検出限界は必ずしも同一ではないが、ここでは調査全体を評価する立場から、同一化学物質に対しては実行可能性を考慮して1つの統一検出限界値を設定している。

 〔設定方針〕

 統一検出限界値の設定は、本年度から、第4章[参考5]の方針に基づき行った。

 〔データの取扱い〕

統一検出限界値 Lu
各分析機関検出限界値
データ値
 
*nd
不検出
tr
トレース値
欠測
不採用

1.L≦Luの場合(分析機関の感度が統一検出限界値よりよい場合)

処理前
処理後
d:Lu≦d
d: d<Lu
tr
tr
tr
nd
nd
欠測
欠測

2.Lu<Lの場合(分析機関の感度が統一検出限界値より悪い場合)

処理前
処理後
tr
欠測
nd
欠測
欠測
欠測

(注)処理後に欠測となったものは検体数としては数えない。
   検出数として数えるのは処理後もd(データ値)のもののみ。
   物質別地点別調査結果一覧(参考4)の最大検出値、最小検出値はトレース値も含めて表記している。





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