第1部 平成10年度化学物質環境調査結果の概要 |
第2章でも述べたとおり、環境調査(水系)は全国56地点の水質及び底質、14地点の魚類において、水質24物質、底質24物質及び魚類3物質を対象に調査を行った。
環境調査(大気系)は、上記調査とは別に設定した19地点において、32物質を対象に調査を行った。
1. 環境調査(水系)
水質から8物質(群)、底質から16物質(群)及び魚類から2物質が検出された。
2. 環境調査(大気系)
29物質が検出された。
各物質の検出状況を表に示した。
なお、化学物質環境調査結果のデータの取扱いについては、次のとおりである。
【統一検出限界値の設定】
試料の性状、利用可能な測定装置等が異なるため、各機関での検出限界は必ずしも同一ではないが、ここでは調査全体を評価する立場から、同一化学物質に対しては実行可能性を考慮して1つの統一検出限界値を設定している。
〔設定方針〕
統一検出限界値は、不採用のデータができるだけ少なくなるように、検出値ができるだけ不検出値扱いにならないように、また、極端に感度の悪いデータを採用しないように考慮しながら設定している。
そのため、多くの調査地点で検出されている化学物質については統一検出限界値が低めに、また、ほとんど検出されていない化学物質については統一検出限界値が高めに設定される傾向にある。
なお、これらの統一検出限界値は当該化学物質の分析法の感度を必ずしも反映しているものでない点を、留意していただきたい。
〔データの取扱い〕
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1.L≦Luの場合(分析機関の感度が統一検出限界値より良い場合)
処理前
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処理後
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d:Lu≦d
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d
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d: d<Lu
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tr
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tr
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tr
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nd
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nd
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欠測
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欠測
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2.Lu<Lの場合(分析機関の感度が統一検出限界値より悪い場合)
処理前
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処理後
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d
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d
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tr
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欠測
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nd
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欠測
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欠測
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欠測
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(注)処理後に欠測となったものは検体数としては数えない。
検出数として数えるのは処理後もd(データ値)のもののみ。
物質別地点別調査結果一覧(参考4)の最大検出値、最小検出値はトレース値も含めて表記している。