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〔参考1〕化学物質環境調査における試料採取にあたっての留意事項

環境調査(水系)
環境調査(大気系)

環境調査(水系)

 

1.試料の採取方法

(1) 水質

(a) 採水の時期

(b) 採水部位

(c) 前処理

(2) 底質

(a) 採泥方法

(b) その他

(3) 生物

(a) 採取試料

 

(b) 前処理

(c) その他

 

2.試料採取にあたっての留意事項

(1) 本調査は環境中に残留する化学物質を検索し,環境中に異常に存在するかどうかの知見を得ることを第一義とする。したがって,調査対象化学物質が排出されているような地点(例えば当該化学物質の製造または使用事業所等の排水口付近及び交通機関の通過する付近等)及び汚染の直接的影響を受ける地点は試料採取地点としない。

(2) 水質,底質の調査ではおよそ 500m四方の範囲を一つの地点として,できるだけ分散された状態となるように採取点を選び3検体を採取する。このとき,底質の検体採取にあたっては周囲50m内の地点で3カ所程度から採取した底質を均質に混合したものを1検体として調製することが望ましい。魚類の調査では該当地点内において3検体採取すればよい(問題があった場合を考え余分に冷凍保存用を配慮しておくことが望ましい)。

 

3.試料に関する調査項目

(1) 水質試料:水温,肉眼観察による色相及び透明度

(2) 底質試料:外観,臭気,夾雑物,採取点の水深,含水率,強熱減量及び泥分率

(3) 生物試料:標準和名,体長(尾部を除く),体重及び脂質重量

 

4.試料の保管等

採取した試料は,調査物質等が溶出または吸着しない袋や容器等に入れ,できるだけ速やかに分析に供する。保存する場合には変質しないように冷蔵または冷凍等の方法で保管する。


環境調査(大気系)

1.試料の採取方法

(a) 採取時期

(b) 採取方法

 

2.試料採取にあたっての留意事項

試料の採取地点は,その付近における大気の状況を把握し得るような場所とし,特定の発生源からの影響を強く受けたり,直接交通機関等の影響を受けるような場所は避けるものとする。

 

3.試料採取に関する調査項目

試料採取時の天候,気温,湿度,風向,風速及び周辺の地形・道路等の状況

 

4.試料の保管等

環境調査(水系)の場合の留意事項に準ずる。


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