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平成17年度(2005年度)「化学物質と環境」(詳細版)
第2章 平成16年度暴露量調査結果(詳細版)

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  1)  N,N'-ジメチルドデシルアミン=N=オキシド
2)  ヘキサン
3)  ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
4)  ペルフルオロオクタン酸(PFOA)
5)  オクタブロモジフェニルエーテル
 
  [2] ヘキサン 【平成16年度調査媒体:水質、大気】
  (別名:n-ヘキサン、ノルマルヘキサン、ジプロビル、CAS:110-54-3)
 
 ・ 選定理由
 健康リスク初期評価におけるヘキサンの、大気の吸入暴露量について、さらに情報収集に努める必要があるとされた。
また、生態リスク初期評価においても、公共用水域の海水域では、予測環境中濃度等の知見が不充分で、現時点では生態リスクの判定が行えない状態である。
 本物質は、優先的に評価を行うべきであると指摘されていることから、大気の吸入暴露による健康リスク初期評価及び公共用水域の海水域における生態リスク初期評価を行うために必要な暴露量の実態把握が必要とされた。
 
 ・ 調査結果
 水質は、検出下限値0.008μg/Lにおいて20地点で調査が実施され、全ての地点で不検出であった。
 大気は、検出下限値0.09μg/m3において調査が実施され、18地点中18地点、53検体中52検体から検出され、最大検出濃度は44μg/m3であった。
 
 ・ ヘキサン調査結果
  幾何
平均値
中央値 95%値 最大値 検出 検出頻度
下限値 検体 地点
水質
(μg/L)
nd nd nd nd 0.008 0/60 0/20
大気
(μg/m3)
1.0 0.82 17 44 0.09 52/53 18/18
 
 ・ 環境省内の他の調査結果
一般水域調査
水質 範囲 中央値 検出
下限値
検出頻度 
μg/L μg/L μg/L 検体 地点
平成11年度 河川 nd nd 0.01 0/124 0/124
湖沼 nd nd 0.01 0/6 0/6
海域 nd nd 0.01 0/17 0/17
地下水 nd~0.01 nd 0.01 1/23 1/23
要調査項目存在状況調査
底質 範囲 中央値 検出
下限値
検出頻度 
ng/g-dry ng/g-dry ng/g-dry 検体 地点
平成14年度 河川 nd nd 1 0/10 0/10
湖沼 nd nd 1 0/4 0/4
海域 nd nd 1 0/10 0/10
 
  【参考:ヘキサン】 文献一覧へ
 
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