第8回ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会
議事要旨
- 日時 平成16年2月25日 14:00~16:00
- 場所 共用第7会議室(中央合同庁舎第5号館・5階)
- 出席者
- (検討会委員)
- 櫻井治彦、石井一弘、柴田康行、土田昌宏、徳留信寛
- (環境省)
- 上家特殊疾病対策室長、三宅環境リスク評価室長
- (オブザーバー)
- 茨城県:荒木保健予防課長、菊池生活衛生課長、緒方潮来保健所長
- 開会
- 検討会での確認事項
第7回検討会の議事要旨(案)を確認した。 - 議事概要
- (1)申請手続について
- 緊急措置事業における新規申請状況、分析状況及び手帳交付状況について、茨城県及び柴田委員から説明があった。
分析の結果を基に、臨床検討会に諮るべき要検討事例について茨城県から説明があった。検討の結果、新たに生体試料でジフェニルアルシン酸が検出された11人の申請者をこの事業の対象者とするとともに、検出されなかった申請者4人のをこの事業の対象者としないことを確認した。この結果、申請者315人のうち対象者は110人、対象外の者は184人、分析調査中の者は21人となった。
また、井戸水の総ヒ素及びジフェニルアルシン酸の分析結果を基にした分布状況等について事務局から説明した。検討の結果、ジフェニルアルシン酸による汚染地域であるABトラック内に限定し、別添1のとおり対応方針が示された。 - (2)健康診査について
- 健康診査の実施状況及び健康診査実施医療機関連絡会議の概要について茨城県から説明があった。
また、同連絡会議において臨床研究班で検討することとされたSPECT及びMRIの撮像条件について、同研究班での検討結果を事務局から説明した。検討の結果、別添2のとおり医療手帳対象者に対する健康診査項目等の変更が確認された。 - (3)研究班等からの報告について
- 医療手帳交付者の年齢構成等の整理について茨城県から説明があった。また、第2回分析研究班・毒性研究班合同班会議の概要について事務局から説明した。
- (4)その他
- 次回の検討会の開催を3月31日(水)と決定した。
資料 [PDF 156KB]