第6回ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会
議事要旨
- 日時 平成15年12月17日 9:30~11:30
- 場所 環境省第1会議室(中央合同庁舎第5号館・22階)
- 出席者
- (検討会委員)
- 櫻井治彦、石井一弘、柴田康行、土田昌宏、徳留信寛
- (環境省)
- 上家特殊疾病対策室長、三宅環境リスク評価室長
- (オブザーバー)
- 茨城県:荒木保健予防課長、緒方潮来保健所長
- 開会
- 検討会での確認事項
第5回検討会の議事要旨(案)を確認した。 - 議事概要
- (1)申請手続き状況について
- 緊急措置事業における新規申請状況、分析状況及び手帳交付状況について、茨城県から説明があった。
分析の結果を基に、臨床検討会に諮るべき要検討事例について茨城県から説明があった。検討の結果、生体試料でジフェニルアルシン酸が検出されなかった14人の申請者をこの事業の対象者としないことを確認した。新たな対象者の確認はなかった。この結果、申請者288人のうち対象者は92人、対象外の者は171人、分析調査中の者は25人となった
また、分析結果の申請者への報告実績について茨城県から説明があった。 - (2)事業運用に関する諸問題の検討について
- 第5回検討会において確認された居住に準じる要件について事務局から報告し、「常態として雇用され勤務しているなど居住に準じている実態が確認される場合、及び常態として保育されているなど生活の拠点としている実態が確認される場合」については居住要件を満たしたものとして取扱うことが確定した。
療養手当の支給状況と健診等の受診実績について茨城県から報告があった。また、健診機関の追加について茨城県から説明があり、検討の結果、新たに総合病院国保旭中央病院及び鹿島労災病院を健診機関として追加することが了承された。 - (3)報告事項について
- 神栖町における汚染源調査について事務局から報告するとともに、総ヒ素が基準値を超過した世帯の飲用水の確保状況について茨城県から報告があった。
個別臨床例について石井委員から報告されるとともに毒性試験の実施について事務局から報告した。
生体試料未提出者等に対する資料提出依頼状況について茨城県から報告があった。 - (4)その他
- 次回の検討会の開催を1月30日(金)と決定した。
資料 [PDF 348KB]