第3回ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会
議事要旨
- 日時 平成15年7月24日 16:00~18:00
- 場所 東京桜田ビル3階(305会議室)
- 出席者
- (検討会委員)
- 櫻井治彦、石井一弘、柴田康行、土田昌宏、徳留信寛
- (環境省)
- 滝澤環境保健部長、小林企画課長、三宅環境リスク評価室長、上家特殊疾病対策室長、平田調査官
- (オブザーバー)
- 茨城県:鈴木保健福祉部次長、菊池生活衛生課長、緒方潮来保健所長
- 環境保健部長挨拶
- 検討会での確認事項
第2回検討会の議事要旨(案)を確認した。 - 議事概要
- (1)事業の進捗状況について
- 茨城県神栖町における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業の申請受付状況について、茨城県から説明があった。
また、申請井戸水の測定状況について、柴田委員から報告があった。 - (2)居住要件等判断困難例等について
- 過去に高濃度の総ヒ素が検出されたM社家族寮居住者に係る交付申請の取扱いについて、地理的状況等を勘案し井戸水にジフェニルアルシン酸が混入していた可能性が低くないため、居住要件を満たしているものとみなし、申請者の生体試料についてジフェニルアルシン酸を分析し、暴露要件についても充たしているかどうかを確認することとするなど、居住要件等が判断困難な事例について検討した。
また、茨城県衛生研究所において実施した生体試料(尿)のジフェニルアルシン酸分析の結果、ジフェニルアルシン酸が検出された者17人については、緊急措置事業の医療手帳交付対象者として確認した。 - (3)健康影響に関する情報提供のあり方について
- ジフェニルアルシン酸等の健康影響についての質疑応答集の作成について事務局から提案し、検討の結果、各委員が再度検討した上で、次回検討会までに作成することとした。
- (4)報告事項について
- 今後の健康診査の実施体制について、茨城県から説明があった。
また、ジフェニルアルシン化合物等中毒の治療について、石井委員から報告があった。
さらに、旧軍毒ガス弾等の全国調査及び茨城県神栖町における汚染源調査について事務局から説明した。 - (5)その他
- 次回の検討会の開催を9月4日(木)と決定した。
資料 [PDF 233KB]