環境省保健・化学物質対策旧軍毒ガス弾等の対策について連絡会議・検討会の情報

ジフェニルアルシン酸に係る健康影響等についての臨床検討会
議事要旨


  1. 日時 : 平成15年6月6日(金)  16:00~17:30
  2. 場所 : 中央合同庁舎第5号館共用第6会議室
  3. 出席者 :
    (検討会委員)
    櫻井治彦、石井一弘、柴田康行、土田昌宏、山木戸道郎
    ※(欠席)徳留信寛
    (環境省)
    南川環境保健部長、石野企画課長、小林PT担当課長、 安達環境安全課長、三宅環境リスク評価室長、上家特殊疾病対策室長、平田調査官
    (オブザーバー)
    茨城県:荒木保健予防課長、緒方潮来保健所長
  4. 環境保健部長挨拶
     本検討会の開催に係る経緯等を踏まえた参集の挨拶を行った。
  5. 検討会での確認事項
     本検討会の開催に当たり、特定個人情報を扱うため原則非公開で開催し、議事要旨を作成公開する旨確認した。
  6. 議事概要
    (1)経緯及び事業概要について
    茨城県神栖町における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る経緯と緊急措置事業並びに本検討会設置要綱について事務局より説明した。
    (2)健康管理調査対象者の審査について
    健康管理調査対象者の審査方法(生体試料の採取、分析方法等)の確立を目的とした予備調査の対象者を確定した。茨城県から報告された聞き取り調査の結果や井戸水等の分析結果に基づいて検討の結果、特にジフェニルアルシン酸による汚染の著しいことが明らかとなっている井戸の水を飲用に供していた、11世帯33名を対象者とした。
    (3)健康管理調査対象者に係る予備調査について
    ジフェニルアルシン酸分析に関する予備調査の方法について柴田委員より提案があり、検討の結果、柴田委員の案に沿って国立環境研究所において予備調査を実施することとした。ジフェニルアルシン酸分析に関する予備調査は、6月28日頃迄には結果がまとまる見込み。
    (4)当面の研究計画について
    既に進行中の茨城県開催の検討会との連携のあり方等について自由討議を行った。
    (5)その他
    次回の委員会の開催を分析に関する予備調査結果を待って、6月28日(土)と決定し、当日は分析法について客観的な意見を頂くためにオブザーバーとして専門家を招聘することとした。