議事録

第21回化学物質と環境円卓会議 アンケート整理結果

傍聴者総数    49人   
回答数    30人(61%)

Q1.化学物質と環境円卓会議への出席は何回目でしょうか。

6回 1人
4回 1人
1回 28人

Q2.本日の化学物質と環境円卓会議の開催を知ったきっかけは何でしょうか。(複数回答あり)

  環境省ホームページ 4件  
  環境省メールマガジン 1件  
  所属団体内の連絡 19件  
  その他 7件 (うち事務局からの連絡 5件)

Q3.本日の化学物質と環境円卓会議における個別の講演やその後の意見交換を聞いた御感想をお聞かせください。

(円卓会議全般的評価)

  • 意見の出方や議事運営が良かった。同様意見、ほか1件
  • 非常に興味深い会議だった。同様意見、ほか9件
  • 個別の発表は時間・内容ともちょうど良かった
  • 時間が不足している。同様意見、ほか1件
  • 細かな点にこだわりすぎる傾向が気になった。
  • 意見交換は、質問と回答に多少のズレがあった。
  • 説明が長すぎて大事な話し合いが少ないのではと感じた。
  • 内容が専門的であったため、分かりにくい箇所があった。同様意見、ほか3件

(議論の内容、メンバーに関するコメント)

  • 食品以外の農薬のリスクについても議論をして欲しかった。
  • 複合毒性・生物濃縮の視点で不十分であった。
  • 農薬による土壌汚染などへのリスク評価、管理についても発表して欲しかった。
  • 生物多様性国家戦略との関係について説明して欲しかった。
  • リスク評価や試験法等について前提条件となっている事項の見直し、無毒性量の定義、安全係数等について議論してもらいたかった。
  • 農薬の使用者(農協関係者、農家等)もメンバーに加わっていれば、もっと深い議論になったのではないか。同様意見、ほか2件
  • 業界側から言えば、リスク分析・評価をきちんとしていても、農家はちゃんとしているか、というのはこの場の議論にそぐわない。行政の問題でもないと思う。
  • 規模、ポピュレーションとしてではなく、個人差へ向けた医学的な話も聞きたいと思った。たとえ長期に渡る大変なものでも始めていくべきではないか。

(テーマに対する理解が促進したことに関するコメント)

  • ADI、一日摂取許容量が非常に安全な範囲で設定されていると感じた。
  • 農薬に対する安全制度を理解できた。情報公開ができている。
  • 農薬のリスク評価・管理体制が良く理解できた。
  • 生態系保全を考え方、職員の配置の必要性を理解した。
  • 各省庁の考え方や専門機関のやっている内容などがよくわかった。
  • 輸入国であることの認識を再確認できた。
  • 化学物質を規制する側、使用を心配する側、両者の熱心な意見交換が聞けて今後リスクを考えていくうえで大変参考になった。

(疑問・意見)

  • すぐに分解する農薬を!という声があるが、現場ではどう対処しろというのか。
    「散布」→「いったん虫の発生を抑える」→「またすぐ虫が発生」のそのかねあいを考慮してほしい。
  • 事前チェック、管理体制など予防の見地からの説明で、安全重視という枠組みはわるが、輸入食品などはやむを得ないという実状を認容するべくつくられている感もある。
  • アレルギーなど、医学的見地からの症例をもとに、農薬あるいは化学物質が慢性化したと考えられることはないのか。
  • ポジティブリスト制度(0.01ppm)を導入したことで、日本農業の崩壊をうれえる声もある。
  • ポジティブリストが地域でどのようになっているか、地域で確認する必要がある。
  • リスクの面から、実際に問題なのは農家での使用方法である。年1400検体くらい分析しているが、ドリフトなどがけっこうある。ここの対応が必要と思う。
  • 農薬使用者の安全について、労働安全衛生法のような基準等はないのか。
  • 農薬代は高く、リスクも高いので生産者は大変だろう。市民も、消費者も理解していく必要があるのではないか。
  • 有機・無農薬農業等の推進が大切ではないか。
  • 民間の方が、農薬の残留に対してよりも、ドリフトであったり、化学物質への感受性に対して多く不満をもっていることにおどろいた。
  • 科学的な検討は十分されているが、一般の人とのリスクコミュニケーションを十分にすることが重要である。
  • 行政として、透明性は重要だと思った。
  • 自給率をあげるためにも、農業者安定を考えなければならない。
  • 生態系に対する取組の強化も行ってほしい。

Q4.今後の化学物質と環境円卓会議に期待することがあれば御記入ください。

(開催日時、場所に関する意見)

  • 平日での開催を希望する。同様意見、ほか1件
  • 地方での開催を増やしてほしい。同様意見、ほか1件
  • 再度福岡で開催をお願いしたい。
  • 東京の開催が出席しやすい
  • 議論の時間が短い
  • 時間はもう少し長い方がよい

(テーマに対するコメント)

  • 地下水の汚染の問題をとりあげてほしい。
  • 一般に馴染みがあるテーマについて、数回に一度、おり込んでほしい。
  • ダイオキシン、食品添加物をテーマに取り上げてほしい。
  • 農薬が安全かという議論もいいが、食生活において何がもっと危険か。
  • 環境ホルモンについての安全・安心をどうつくりあげるか。

(その他円卓会議の運営に係るコメント)

  • 講演の内容の重複を減らして欲しい。同様意見、ほか1件。
  • 教員、文系学生等の専門でない方の傍聴枠をとってもよいのではないか。
  • 一般人を対象にしたわかりやすい講座も開いてほしい。例えば、会議の前の前座等。
  • 世の中の化学物質対策について、国が一般人を説得させるのではなく、現状を正しく理解してもらうための会議をしてほしい。
  • メモがとりやすいように、傍聴席に机を用意して欲しい。
  • 一般人代表としての討論の方が、多くの方の関心を得られるのではないか。

(メンバー構成について)

  • 使用者(農薬なら農家、化学工業界なら町工場など)の代表も入れてはどうか。

Q5.化学物質のリスクコミュニケーションについて、行政に望むことがあれば御記入ください。

(リスクコミュニケーションに関する行政の全般的な姿勢について)

  • リスクコミュニケーションの開催は今後とも必要なことである。
  • よいモデルを選定し、リスクコミュニケーションを先導的立場で参画してほしい。
  • 今後とも積極的な広報、PRを希望する。
  • 小・中・高など、全国各地域の実情を知るべく、環境教育の意味も含めて、簡便な試験、観察法を教育資料・教材として開発して、一部の専門家にとどまらない「知る方法」を普及させてほしい。
  • 一般消費者の「化学物質」に対する悪いイメージは行政の声だけではぬぐうことができないと思う。生産者の声をより前面に出していくほうが良いのではないか。
  • 会議の内容が多くの人(世間)に伝わっているかは非常に疑問。

(情報提供のあり方、提供すべき情報について)

  • リスクの概念を今後もわかりやすくPRしてほしい。
  • 環境学習という意味で国民への啓発が必要である。
  • ゼロリスクの考えの撲滅、リスクの大きさを比較することの重要性のPR。

(その他)

  • 輸入食品の化学物質のチェックを厳しくしてほしい。
  • マスコミの報道姿勢が一般の理解をリードしている面が多いので、マスコミ教育をお願いしたい。