ダイオキシンリスク評価検討会の中間報告の概要(第5章) 第5章 その他の検討事項

1 母乳からの摂取量

 ダイオキシン類は、乳汁中に分泌されることが知られているが、日本を含めた先進国での母乳中の濃度はほぼ同じ程度であると考えられる。一方、母乳栄養には乳幼児の健康と発育に利点を示す明確な根拠があることから、WHOなどは引き続き、母乳栄養を推進すべきであるとしている。従って、我が国も引き続き母乳栄養とすることが適当と判断され、今後とも継続して母乳の安全性を確保していくため、その発生源対策や研究等についての適切な施策をすすめるべきである。


2 コプラナーPCBについて

 現在までのところ、環境濃度等のデータが不足しており、また、ダイオキシン毒性等価換算係数についても、評価が定まっているとは言い難い状況であることから、正確な暴露評価を行うことは困難である。コプラナーPCBの毒性はダイオキシン類似のメカニズムを持つことから、人の健康に対するリスクに十分留意する必要があり、今後とも毒性に関する研究と知見の収集が必要である。



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