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ころころカンパニー操作方法

○はじめに

 あなたは化学会社の社長になり、5年間で新製品を開発(生産・販売)を行って会社を発展させて下さい。ゲーム終了時(5年後)に株主や消費者から高い支持率を得ることが目標です。

 このゲームでは、会社の製品開発を通じ、「環境を守ること」と「開発を行うこと」を状況に応じてバランスよく実現することを考えることができます。

 ゲーム中で化学会社を成長させるためには、下の図「○ゲーム画面の説明」中の「よさん」にかれた数字を、「開発」と「環境」にうまくわりふることで行ないます。「開発」に投資すると製品の生産や販売量をふやすことができます。「環境」に投資すると製品の安全性工場や環境への影響を小さくすることができます。

 投資の結果は、●の動きであらわされます。うまくわりふられた時には、●は↑上に向かってあがります。

次に1年間のプレイヤーの流れを表します。

1.プレイヤーは、会社のおかれた状況を画面から判断し、予算を環境と開発に振り分けます。
2.「OK」ボタンを押すと割り振りに応じて、盤面に表された●の位置が自動的に変化していきます。
3.時にはイベントが発生するので、予算をかけることにより、会社のおかれた状況を改善するチャンスを得ます。イベントには、発生するだけで効果のあるものもあります。
4.次の年(ターン)に進みます。

 ●がとまった場所によって「イベント」が出ることがあります。イベントは会社の成長にとって、大きなプラスになります。でも、イベントにも予算が必要なので、わりふりの時にはこのための予算を残しておきましょう。

○ゲーム画面の説明
○会社の発展状況のみかた

 会社のおかれた状況は、予算欄に表示される文章や、画面上の環境と開発(・生産・販売)のバランスで一目で分かるように図示で把握します。

 この図の中で、会社のおかれた位置を示す●が環境軸や開発軸に偏った位置にあると、バランスのよい発展は望めません。環境側に傾くと、産業が発展しないため予算がなかなか獲得できませんし、開発側に傾くと、安全性が低く環境への影響が大きいとして、やはり予算が獲得できません。

 この状況をみて、次の年の予算配分を決めてください。

○株主(・消費者)の感想

 株主(・消費者)が現在の会社に抱いている安全と開発についての感想を聞くことができます。

 市民はおおむね会社のおかれた状況によって感想を抱いていますが、皆が同じ意見ではありません。 「別な人に聞いてみる」ボタンを押すことによって、別人の意見を聞くことができますので、何人かに聞いてみて、株主(・消費者)がどのように感じているのか考えてみることができます。

○イベント画面
予算必要なイベント例

 会社のおかれた状況を改善するチャンスです。積極的に利用して、会社の状況を改善してください。

 イベントは予算配分によって、得られる結果が変わります。また、予算を配分しなかった場合には、そのイベントは行われなかったことになります。

 また、イベントの中には予算のいらないものもあります。これはイベントが起きるだけで会社の状況に変化を与えます。

予算のいらないイベント例
予算の必要なイベント例予算のいらないイベント例
○結果報告の画面

 5年間が終わると、画面に株主の支持率が表示されます。
うまく会社を発展させて、高い支持率を得てください。

○おわりに

 このゲームでは、会社の製品開発を通じ、「環境を守ること」と「開発を行うこと」を状況に応じてバランスよく実現することを考えることをめざしています。

 得点には、●の位置と株主(・消費者)の意見が反映されています。たとえば、十分な環境対策を行わないまま新製品(たとえば医薬品や農薬)を開発・生産・販売してしまうと、はじめは会社の業績はあがりますが人の健康やほかの生物に悪い影響がでて、やがて売れなくなります。一方、環境対策ばかりに予算をかけていると生産量が少なくなり会社の業績はあがりません。

 もちろんゲームですから、同じようにわりふったとしても同じ結果がでるとは限りません。でも、「開発」と「環境」をバランスよく組み合わせれば、高い得点が得られます。

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