●学習関連資料●

● 環境省では、化学物質と環境に関する充実した学習関連資料の提供を行うため、平成15年3月3日から4月25日まで学習関連資料のアイデアを募集しました。ご応募いただいたアイデアの中から、審査委員会において選定した3点について試作版を作成し、環境省のホームページで公開して人気投票を行いました。その結果、この「ケミストリーカードゲーム」が最多票を得ましたので、正式版を作成いたしました。

● 「ケミストリーカードゲーム」は、トランプのセブンブリッジのように、カードの組み合わせを作ったり、数字を並べたりしながら、手持ちのカードを減らしていくゲームです。

● このゲームの特徴は、環境中への家庭・自動車からの排出量の多い化学物質の名前が書かれている「数字カード」、９種類の化学物質などに関わるキーワードが書かれている「環境カード」、環境中に排出すると非常に有害な物質が書かれている「有害カード」の3種類のカードを使って遊びながら、身近に排出されている化学物質や化学物質による環境汚染について学習できることです。→カードの種類について

● 「環境カード」は、各キーワードについて、便利なことが書かれている「メリットカード」、危険性や有害性が書かれている「リスクカード」、環境によいことをする方法のひとつが書かれている「エコカード」があります。この3枚の組み合わせを作り、化学物質の使用による利便性、化学物質を排出した場合のリスク、そして化学物質によるリスクを軽減する方法を学びます。

● このゲームでは、カードを捨てる「場」を「環境」と考え、カードを「捨てる」ことを「排出する」と呼びます。「リスクカード」と「有害カード」は排出すると環境に悪影響を与えるので、ペナルティが課せられます。ペナルティを受けることによって、化学物質の使用によるリスクや、環境に悪影響を与える化学物質について学びます。→ペナルティについて

● カードの上にポインタを２秒以上あわせると、詳しい説明を読むことができます。それぞれのカードの説明を繰り返し読んで、化学物質と環境問題について学びます。