小泉大臣記者会見録(令和元年9月17日(火)10:50 ~ 11:06  於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 まず私からは、台風15号関係で一言申し上げたいと思います。昨日、御存じのように石原副大臣とともに南房総市、そして車内からは鋸南町を少し見させていただきましたが、石井南房総市長ともがれきの仮置場のところで面会をさせていただきました。そして、そこには環境省から関東事務所の職員の派遣もしていますので、毎日現場に入っている職員とも会って、激励も含めて現場の状況も聞かせてもらいました。この環境省関連の仕事で言えば、昨日も申し上げましたが、広域処理、この呼び掛け、協力要請をして、ありがたいことに南房総市、山武市等では広域処理が開始されました。そして、ごみが相当出ていますので、その収集車も増車の体制で動きだしました。今日現在のところでいうと、停電の影響で停止していた千葉県内の廃棄物焼却施設は全て稼働再開ということです。そして、全ての自治体でごみの収集も再開、そこまで来ました。ただ、昨日も現場で住民の方とやりとりをさせていただきましたが、相当きめ細かい対応が必要な様々なニーズが現場にはあるということも改めて認識をしましたので、現場の環境省の職員には、環境省の担当以外についても様々なアンテナを立てながら当たっていただきたいと思っています。そして、先ほど閣議の後に、昨日のことは閣僚懇で報告をしましたけれども、先ほど千葉県の森田知事から、昨日はありがとうという形でお言葉をいただきました。またいずれお会いすることが出てくると思いますが、千葉県ともしっかりと連携をして、環境省としても対応を進めていきたいと思います。今日は、この後、福島に行きます。宮本富岡町長、渡辺大熊町長、松本楢葉町長、そして伊澤双葉町長に御挨拶を行う予定です。各町長との面会では、除染や中間貯蔵施設の整備、汚染廃棄物の処理などへの御理解と御協力に対する感謝をまず申し上げたいと思いますし、これからも被災者の皆さまとともに復興に向けて全力で歩みを進めていくという決意、そして福島の復興に対して全力を尽くしていくという私の覚悟もしっかりとまた、初めてお会いするわけではない首長の皆さんですが、改めて環境大臣としてお伝えをしていきたいと思います。冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

(記者)読売新聞の安田です。昨日はお疲れさまでした。大臣は常々東日本大震災の被災地の現場の話、思いを語っておられますけれども、昨日のような災害対応のときに、こうした被災地の現場を歩いてこられた、それから関わってこられたことがどういうふうに生きるかというところをお知らせいただければ。
(大臣)ありがとうございます。安田さんの記事もわかりやすく読ませていただきました。今回、千葉へ行って思ったことは、やはり私の中で災害というと東日本大震災、そのときの自分の経験、そして見てきた景色、そういったものが焼き付いています。それと比べても、台風であそこまでの被害、ブルーシートの敷かれている建物、家屋、そういったものの数はやはり想定を超えているものだと思いましたし、岸壁に置かれているがれきの量、そして倒木、こういったことを含めて、台風というものの威力が増していることの怖さ、そういったことも改めて再認識をしました。そして特にこれだけ長く続いている停電、正確かどうか分かりませんが、恐らく戦後ここまで停電が長く続くということはなかったのではないでしょうか。東日本大震災でも計画停電など、ああいったことはありましたが、ここまで長く停電が続く生活を強いられたということはないと思います。その現場で、電気が通らない生活を今日もされている方のお気持ちを想像すると、夜、どういうお気持ちになるか。そういったことを含めて、まさにこの台風被害も前例がない、そういったものになっているということで、私がこれは行った方がいいという判断をしたのも、東日本大震災という歴史的な災害と比べてもこの台風の被害は相当大きなものであると、その感覚が自分の中でも染み込んでいるというのは、今回の千葉の台風の災害現場を見たときの自分の中での捉え方や、今後、環境省として何をすべきかということについては大きな財産となっていると思います。しっかりとこれからもその経験を生かして進めていきたいと思います。

(記者)時事通信の木田と申します。台風15号についてですが、1週間が経過した現在も停電などの復旧が遅れており、政府の初動に遅れがあったのではないかという指摘もあります。こうした現状への受け止めをお願いします。また、大臣御自身は政府の対応に問題があったとお考えなのかどうか、こちらも併せてお聞かせください。
(大臣)まず、環境省としてやるべき仕事を全力で全うしていると思います。昨日、南房総市の石井市長ともお会いをしましたが、石井市長から環境省の支援、そして現場の関東事務所の職員の献身的な努力、そういったことに対してまず感謝の言葉をいただきました。これからも最後まで住民の皆さん、そして現場の自治体の皆さんがもう大丈夫ですと、そういうふうに言われるまできめ細かく対応することが必要だと思います。そして、今回、災害の当初、特に停電が復旧する見込みというのが相当楽観的に、東電の対応を含めて発表があったということも、やはりなぜここまで長くなるのかという、その怒りだったりストレスだったりフラストレーションというのがたまるのは、それは当然のことだと思います。そういったことも考えてみれば、一日でも早く日常の生活に戻れるように、できることはすべてやるという政府の災害対応というのがこれから特に重要だと思いますので、着実に前に進んでいますから、最後まで手を緩めずにしっかりと対応に当たっていきたいと思います。

(記者)毎日新聞の鈴木です。よろしくおねがいいたします。これまでの大臣の発言の中で少し気になった点があったので、確認させていただきたいんですけれども、これまでの会見で、大臣御自身、日本が海外に向けて武器となるとおっしゃったことの中で、プラスチックごみの回収率が9割を超えるということを何度か説明されていました。この9割というのは具体的に何を指されているのか説明していただけないでしょうか。
(大臣)9割回収というのは私も今まで言っています。海洋プラスチックのごみについては、海外からは日本はプラスチックをこんなに多く使っているということが批判をされている、そういったことも私も認識はしています。一方で、日本がこれから例えばレジ袋、そしてプラスチックストロー、そういったことの取組を進めることはものすごく大事で、国民生活の中でも身近ですから、恐らく毎日コンビニやスーパー等でごみ袋、レジ袋を見ると思います。使うと思います。ただ、そういった対応を国民生活からしっかりと対応すると同時に、この問題というのは地球規模で取り組まなければ最終的な解決には至らない、そういった課題でもあります。そのときに、いかに回収をするようなシステムを社会の中でしっかりと実装していけるかということは、これは大きなインパクトを生める可能性があることですので、この日本の回収という、そういったことが世界に対しても広げることができれば、それは日本にとっての貢献にもなると、そういった思いです。

(記者)恐らく9割という数字は、私の認識ですとペットボトルの回収率なのかなと思うんです。それ以外、日本の現状としてはそこまで高くはないと。大臣の発言としては不適切な部分があったのかなと思いまして。また金曜日の会見でも聞きますので、そこはお答えください。
(大臣)はい、確認します。

(記者)テレビ東京の中村と申します。今日福島県の4町の町長とお会いになって面会されるということなんですけれども、今後、中間貯蔵施設や指定廃棄物を所有する施設の視察は今日なのか、もしくは今後なのか、予定があれば教えてください。
(大臣)予定は今調整中です。まず優先をしたいと思ったことは、まさにこの前、内堀知事から今後私に忘れてほしくはないという言葉が苦渋と信頼、この二つの言葉でした。まさに中間貯蔵、そういった苦渋の決断をされた地元の方々の思い、まずはその住民の代表でもある町長の皆さん、その皆さんにしっかり、今までもお会いしている方々ばかりですが、改めて環境大臣としてお会いをして御挨拶を申し上げたいと。まずそのことがあった上で現場に行こうという思いですので、改めて中間貯蔵の現場等は調整をして行きたいと思います。

(記者)朝日新聞の菊地です。よろしくお願いいたします。大臣は常々発信していきたいと、発信力という言葉を使われていますけれども、ちょっと話題変わって恐縮なのですが、今、世界中、日本でも政治家がツイッターを使って、自分の言葉で適宜発信していくスタイルが定着しつつあるが、大臣がツイッターを使われない理由がもしあれば教えていただきたい。
(大臣)そうですね、これは今までも迷いましたね、どうしようかなと。このSNSというのは。インスタとかフェイスブックとかいろいろありますけれども、私は今フェイスブック、ブログをやっています。あとはそれぞれ使う政治家、また世界の中のリーダーにとっての得意なことと不得意なこともあると思いますので、そして、さらに気を付けなければいけない、もう一文字一文字、そういう時代じゃないですか。そのときに、何が一番発信としていいかなというのは、常に一番いい形は何だろうかということを考えながらやっていきたいなと。ですので、ツイッターを否定しているわけでもなく、これから使う可能性もあるし、考えていきたいと思います。それと同時に、今、環境大臣の立場として、私は環境省の広報機能の強化、これも非常に大事だと思います。やはり環境の関係は、気候変動の問題を含めて、世の中に対して啓蒙していく必要がある課題もいっぱいあります。そのときに、やはりこれでもかというぐらいの発信を環境省にはこれからも促していきたいと思いますし、スピード感を持って発信していく。例えば私が就任をした日の記者会見、そしてその様子の動画、こういったこともやはりより早く対応していくという形が必要だと思いますし、他の省庁の中でよりスピード感を持って対応しているところもあれば、学ぶこともあると思うので、そこは広報の部局ともいろんなことを話をして、コミュニケーションを取って、私がその発信や広報というものになぜこれだけ重きを置いているのか、そういったことの思いも伝えて、お互い一番いい形を探っていきたいなと思います。私も昨晩、フェイスブックの方も更新をしましたけれども、昨日の災害現場の様子を短い動画ですけれども、ああいうふうにすぐにアップをすることとか、やはりあのスピード感、この部分というのはこれからツイッターをやるかやらないかに関わらず、どんな発信の在り方にとってもやはりスピード感というのはこれからすごく大切だなと思っていますので、一番いい形をこれからも考えていきたいと思います。

(以上)

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