とかしき副大臣記者会見録(平成30年3月8日(木)10:38~10:49 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

今日は、お伝えしたいことが2つありまして、まず、奄美大島の海岸に漂着しております油状の物、この事案について報告をさせていただきます。環境省の現在の影響の把握、そしてその調査結果、その第一報を御報告したいと思います。まず、概要ですけれども、1月28日以降、環境省では、奄美大島の5つの海の海域公園区域内で緊急調査を行いまして、サンゴ等への影響把握に努めてまいりました。2月27日から3月5日にかけまして、海域公園地区以外の地点も含めて6地点、水中映像の撮影等、詳細の調査を行いましたけれども、サンゴ等に油の付着は見られませんでした。引き続き、トカラ列島の宝島、一番最初に油が漂着した島ですけれども、ここも調査を行うこととしております。調査を、船の手配の関係で、来週に実施できる見込みでありまして、結果は速やかに公表させていただこうと思っております。また、大気のモニタリング、こちらのほうもさせていただきまして、奄美大島に漂着した油状の物、これによります大気への影響、これを確認するために大気モニタリングを実施いたしました。そして今回、大気への影響は確認されないということであります。ということが1つ目でございます。
 あと、もう一つ御報告がありまして、それは3月5日に慶良間諸島の国立公園でさんごゆんたく館がオープンいたしまして、そのセレモニーに私が出席してまいりました。慶良間諸島の国立公園、こちらのほうは国立公園満喫プロジェクトにおきまして、先進的に集中的に取組を進めている全国34の国立公園の中の8つに選ばれたうちの1つでございます。ここはとてもサンゴがすばらしくきれいなところですので、サンゴの日、3月5日でございますけれども、この日をオープンということで、さんごゆんたく館をつくらせていただきました。目的としましては3つありまして、まずは、国立公園の情報発信拠点として使っていこうと。あと2つ目は、慶良間諸島のすばらしいサンゴを保護するための活動拠点として使ってもらおうと。3番目に、地域の方々と、そして観光客の皆さんが、ゆんたく、要は一緒にお茶を飲んだり、情報交換したり、これを沖縄の言葉でゆんたくと言いますけれども、ゆんたくを通じて交流していただく拠点として活用いただきたいということで、今回、座間味村の阿嘉島の中に設置をされました。私も式典のほうに参加させていただきまして、地域の子供たちとか、そして周りの地元の方々も、サンゴに対する熱い思いとか、そういうもので情報交換をさせていただきました。環境省としましても、このゆんたくを通じて、地域の人たちのサンゴに対する思いとか、国立公園に対する思いとか、こういった自然の魅力、こういったものを国内外に上手に発信していただいて、世界に誇れる国立公園にお育ていただけたらありがたいなというふうに思います。ぜひPRのほうも兼ねて、ぜひ現地にも、皆様もお越しいただけたらありがたいかなというふうに思います。以上です。

2.質疑応答

(問)よろしくお願いします。日経新聞の草塩です。少しちょっと話が違うのですけれども、鳥インフルエンザについて、兵庫県でカラスが大量に死んでいるという話なのですけれども、環境省としての対応を伺えればと思います。
(答)環境省としては、伊丹市で、3月1日に回収されましたハシブトガラスの死亡個体が5つあるということで、これは鳥取大学がA型のインフルエンザの確定検査を行ったところ、これは実際、高病原性の鳥インフルエンザウイルスのH5N6亜型ということで、これが見つかったと、3月6日、環境省に連絡がありました。実際にこれは3月1日から3月7日まで回収した総数が62羽ありました。環境省としましては、確認されたということで、周辺の半径10キロメートル圏内を野鳥監視重点地区に設定させていただきました。これで今現在、野鳥の監視を強化しているところでありまして、さらに、これは兵庫県のほうから御要望を受けまして、3月7日の水曜日から10日の土曜日にかけて、野鳥緊急調査チームを現地に派遣してほしいということになりまして、現在その調査を実施しているところであります。その結果は、10日土曜日に発表する予定であります。あと、大阪のほうでは、兵庫県と大阪と、両方これは含まれておりますので、大阪のほうは7日に渡り鳥の飛来地での野鳥の生息状況を調査しているという報告を受けております。今日、何かその内容についてまた発表があるというふうに伺っております。今、国内の単一箇所の発生の対応レベル2ということで、引き続き監視を強化していくという状況であります。あとは、兵庫県に対しては農水省では畜産関係の方々、こういったところに周知を徹底依頼して、あと、厚労省では、死亡個体と接触者の健康状態の観察、そういった体調を崩した方がいないかどうかとか、こういった情報が入ってくるかどうかということをちゃんと見ていていただいている状況であります。ということで、鳥インフルエンザ、今回ちょっと都心部であるので、ちょっと心配で、死んでしまった鳥を安易にさわってしまうような人がいないようにということで、人だけではなくてペットがさわったりするときもやはり危ないわけでありますから、死亡個体には決してさわらないようにということの周知徹底を、自治体のほうからしっかり住民の皆さんにお伝えするようにということでお願いさせていただいております。今は監視状態ということであります。

(問)共同通信の深谷です。先ほど御発言のあった奄美大島の油の漂着の調査ですけれども、サンゴ礁の保護で、サンゴや、そのほかの水中生物の油の付着は認められなかったとあるのですが、サンゴ以外に例えばどういった生物を見ていらっしゃるのかというものをお示しを。
(答)今回ですか。
(問)今回です。
(事務方)調査の詳しいやり方をちょっと御説明させていただければと思いますけれども、今回、特にサンゴ礁に付着が懸念されていたということもありまして、環境省がずっとサンゴ礁のモニタリングをやってきた6ヶ所で調査を行いました。やり方としては、砂浜からモニタリングポイントまで一直線に線を引きまして、砂浜から順番に海の中を見ていくという調査をしておりまして、その途中にある海草ですとか、そういったものも一緒に見ています。サンゴが海に落ちるところを礁縁と言っているのですが、そこが海の中で高まっているため、そこに油の付着があることがちょっと懸念されていましたので、そこを含めて、陸から海まで一直線に調べるというやり方をさせていただいております。結果、そこにも油の付着が見られなかったということで、現実的には影響ないというふうに判断しているというところでございます。

(問)関連で、読売新聞の中根と申します。奄美大島の黒い油状のものが、海岸に結構あって、ボランティアの方とかが片づけていらっしゃったと思うのですけれども、現地の砂浜の観光への影響とか、どの辺まで片づいているのでしょうか。
(答)今は大分、ボランティアの方々が入って、かなり回収が進んでいるというふうには聞いています。あと、船の船主の保険会社の方々、業者の方々も一緒に入ってやっているということなので、今、環境省と自治体が監視をしながら、それがちゃんと回収されているかどうかというのを見ている状況で、大分回収は進んでいるのですが、ただ、私も現地に行って思いましたが、油がだんだん小さくなっていくのですね。だから、大きい油ですと簡単に回収できるのですが、時間がたつと、どうも小さくなって潜っていくので、それが時々表面にひょっこり出てきたりするときが、そういう危険性はあるかなというふうに思います。だから、心配なのは、観光シーズンのときに、例えば海岸で遊ぼうと思ったときに足の裏にちょっとねばっとした油が付着する可能性はまだあるかなと思うので、やっぱりまめに回収しておくことは大切かなというふうに思います。ただ、最近ずっと注視して見ておりますけれども、新たな油の漂着はありませんので、ですから、まずはしっかり早目に回収しておくことが大切ではないかなと思います。

(以上)

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