とかしき副大臣・伊藤副大臣共同会見録(平成29年8月7日(火)16:41~17:02 於:記者クラブ会見室25F)

(とかしき副大臣)環境副大臣を拝命いたしました、衆議院議員のとかしきなおみでございます。どうぞよろしくお願いいたします。自己紹介ということで、私は、環境問題は、実は地方議員の杉並区の区議会議員の頃からライフワークで環境政策にずっと取り組んでおりまして、そちらの方で頑張っておりまして、国会議員になりましてからも厚生労働と、そして環境政策と、この2本柱でしばらく活動させていただいておりました。その後、落選いたしまして、また戻ってきて、それからは厚生労働政務官と副大臣と、厚生労働専門、あと厚生労働自民党の部会長とさせていただいて、最近は厚生労働の方が多かったのですけれども、今回また環境副大臣ということで拝命させていただきまして、縁も感じておりますし、また、昔の思いもありますので、積極的にこれから頑張っていきたいというふうに思っております。
 今、取り組みたいと考えていますのは持続可能な社会、あと環境問題とか社会活動、こういったいろいろな問題もあるのですけれども、前向きに環境問題を取り上げられるような環境作りをしっかり作っていきたいと思います。ですから、つらくて、我慢して、厳しい、苦しい、そういう環境保全の取組ではなくて、おもしろく、愉快に、楽しく、前向きに捉えられる、そういう雰囲気作りに挑戦していきたいということと、あともう一つは、我が国日本は、やっぱり日本の中で自然を大切に、自然と長く共生していく、これが日本の強みではないかなと。こういったものの考え方をしっかり世界に発信していく、やっぱり環境問題というと、どうしても西洋諸国の方が進んでいるイメージもありますけれども、思想、信条、哲学は、私は日本の方がある意味優れているのではないかなと。こういったメッセージをきちっと発信して、さらにそこに政策を乗っけていくというかたちで、日本ならではの価値観をいかに世界に発信していくのか、そういった挑戦にも取り組んでいきたいと、こんなことを考えております。これからもまたどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

(伊藤副大臣)改めまして、皆さん、こんにちは。また、環境省に戻ってまいりました、伊藤忠彦でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。去年1年間、本当にいろいろな仕事をやらせていただいたわけでございますが、今、私の心境は、改めて初心に戻りまして、謙虚に、そしてまた、これまで以上に思う存分の仕事をさせていただきたいものだと、かように思っております。改めて、中川大臣をしっかりと支えさせていただきまして、とかしき副大臣と協力をし、そしてまた武部、笹川両政務官ともがっちりとスクラムを組んで今後の仕事に対応してまいりたい、かように思う次第でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。

(問)毎日新聞の五十嵐と申します。今、冒頭の御発言でも言及していただきましたが、改めて、お二方にお尋ねいたします。まず、とかしきさんには、環境の分野というのは大変間口が広いところがあり、気候変動を始めとして自然環境もそうですし、公害の分野も含めて幅広い分野があると思いますが、現時点で、特にこういったところに取り組みたいと、力を入れたいと考えている分野があればお聞かせください。
 併せて伊藤さんに、再任ということで初心に戻ってというふうな御発言がありましたけれども、またこれから仕事を進めていく上で、特にめり張りつけたい部分、ここにまた取り組んでいきたいという部分があれば、また改めて御言及いただければと思います。

(とかしき副大臣)私、先ほどお話しさせていただいたのですけれども、環境問題というと、やっぱり先ほど言いました、イメージをもっと明るく、前向きな、そして楽しくできる、そういう政策を少し入れていきたいというふうに思います。ということで、昔はクールビズとか、そういった一世を風靡するような政策も幾つかありましたけれども、やはり環境問題というのは、やっぱり自分が意識改革をどうしていくのか、自分の生活の中にどう取り入れていくのかということが大切なので、そういうふうに国民の皆様が自分たちの問題なんだと意識していただけるような雰囲気、環境作りをやっぱり政策として常に打ち出していく必要があるのではないかと思います。ですから、長いスパンで政策としてやっていかないと、実際、効能・効果を自分が実感できるかというとなかなかできないので、それをいかに分かりやすく解説して訴えていくのかという、そういった工夫はやっぱり環境省の方がしっかりしていかなければいけないのではないかと思います。あと、私が今まで厚生労働行政の方がずっと専門でやっておりましたので、そことの連携をどうしていくのかというのも考えていきたいと思います。だから、健康と環境とをどういうふうにリンクさせていくのか、こういったことも新しい挑戦としていろいろ考えていきたいと思っております。あと、例えば国立公園のことですけれども、観光資源としてこれからどういうふうにアプローチしていくのかということも、これも地域の地方創生と結びつけて、いろいろちょっとアイデアを出していきたいと考えております。

(伊藤副大臣)何と申しましても、東日本大震災が発災をいたしまして6年余が経過をいたしました。私自身、1年にわたりまして福島を何度か往復もさせていただきながらことに当たらせていただきましたが、毎回毎回伺うたびに、あの黒いフレコンバッグが並んでおります現場を見ますと、この道半ばの福島の復興再生に向けて、改めて現場の皆さんと寄り添いながら、是非、迅速にことを進めてまいれるようにしたいものだと、かように思う次第でございます。昨日も中川大臣に随行いたしまして、第15回福島復興再生協議会に出席させていただきました。課題は山積をいたしておりますので、このことをまず最初にやってまいらなければいけないと、こう思っております。あわせて、指定廃棄物の問題でございますが、まだまだ積み残っている課題が多くございます。先日も栃木県に伺ってまいりましたが、なかなか上手に意見の調整ができませんでした。こうしたことについても改めて県の皆様方、そしてまた、市町の皆様方にたくさんお話をさせていただきながら御協力をさせていただきまして、これを前に進めてまいりたいという気持ちでいっぱいでございます。こうしたことをしっかりやらせていただくことによって、何とか東京オリンピックに向けて、日本国が明るく元気に、そのオリンピックを迎え、そして福島の方も、各県の皆様方も、元気にこれに向かって努力ができるというところを作ってまいりたいと。風評被害のことも、昨日の会議にも出てまいりました。なかなかこの風評被害を払拭していくことは難しいわけでございますが、私、去年の1年間の仕事の中で申しますと、OECDの皆様を始めとする海外の多くの科学者の皆さんにも御協力をいただき、お陰でEUが福島のお米を何とかしようではないかという方向にもなってまいりました。本当にありがたい、多くの皆さんの努力の中でこうしたことが出来上がっていくわけですけれども、一歩一歩しっかりと進めさせていただきたいと、かように思っております。ほかにも、オリンピックのメダルのプロジェクトをやらせていただいております。先般も北海道の2,400名の幌延という町に伺ってお願いをしてまいりましたが、これで終わりかと、自分の任期も終わりかと思っていたので、北だけ行けたのですけれども、お約束をここで申し上げたとおり、南にも足を延ばしまして、小さな町に行って、そして、小さな行政体の皆さんのところのお子さんや親子の皆さんにこれに参加をしてもらって、全国の皆さんがリサイクルによって循環型社会の結晶のようなメダルを2020年に渡すことができるように努力をしてまいりたいと思っております。
 そして何と申しましても、パリ協定をいかに、このCO2の削減を具体化するかということについては、これは中川大臣の下で、とかしきさん、そして私ども、打って一丸となって、この経済成長と環境政策というのは両立していくのだ、環境政策こそ日本経済を必ず成長させていくのだという思いで多くの皆さんと一緒にこれに取り組んでまいりたいという気持ちでいっぱいでございます。また、昨年は随分海外にも出させていただきまして、環境のインフラが、経協インフラの輸出の中の一つの項目として取り上げていただけるようにさせていただいてきたわけでございますが、これもまた多くの技術を持った、日本の技術を持った多くの企業の皆さんと一緒に、経済成長にも資することがあり、相手国にとってもCO2の削減ができ、そうしたことがしっかりとなされていく、こういう役目を果たすことができる、そういうことをもっともっと推し進めていくことができればいいと思った次第でございます。やることはたくさんございます。あまり多くのことを申しても何でございますが、謙虚に、そして、しかし、存分に仕事を皆さんと一緒に協力をさせていただきましてできればいいと、かように思う次第です。よろしくお願いします。

(問)NHKの松田です。とかしき副大臣にお伺いしたいのですけど、先ほど、健康と環境を一体的に進めるというようなお話がありましたけれども、何か具体的に構想なり、何かこういったものというイメージがあれば教えていただけますでしょうか。

(とかしき副大臣)まだこれから考えようということで、現場のことをまた拝見しながらアイデアを練っていきたいと思っております。ただ、先ほど打ち合わせさせていただいた、例えば国立公園の中の観光資源として活用するときに、ただ単に環境にいいところに行って気持ちがよくなるだけではなくて、その場所に行ったらどう体によくなるのか。例えば、その中で観光して歩いたらどれぐらいの消費カロリーがあったりとか、それで気持ちよくするのに、こういう運動やこんな体の動かし方をしたらもっと健康にいいよとか、それが体験できたりとか、それがデータでちゃんと分かるようにしたりとか。また、その幾つかの国立公園を巡っていくことによって健康管理がこんなふうによくできるようになりますよとか、そういうことも提案できたらいいと思います。ですから、今まで全く関係のなさそうな環境と健康がどういうふうにリンクしていくのかというので、ちょっと今までとは違う視点でいろんな政策を少し見ていきたいと思っています。

(問)朝日新聞の小坪です。両副大臣に1問ずつお願いいたします。まず、伊藤副大臣ですが、副大臣の留任というのは、井上副大臣以来かというふうに思いますけれども、この留任ということで、どういったことが一番期待されているのか、どういった役目を果たしていけるとお考えかということをお尋ねいたします。
 とかしき副大臣には、厚生労働関係が長かったというところで、特に働き方という部分に非常に注目を浴びていると思うのですが、環境省でも全国に事務所あるいは保護官事務所のような場所があって、女性も含めていろいろな方がそこで働いておりますけれども、こういったところでの働き方について何かお考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。

(伊藤副大臣)私からまずお答えを申し上げたいと思いますが、私に何を期待していただいたのだろうかということだと思うのですが、私への期待というよりは、福島に対して私たちがやらなければならないことをきちっとやり抜いていくということを、私は、言わば、井上さんだけじゃなくて、歴代、発災以来の副大臣、大臣の皆さんが紡いできたことをきちっと、そして前に力強く進めてほしいということが福島県の皆様、そして、全国の皆様の御期待と思って、それに応えてまいらなければいけない、まず、これが私にとっての一番の思いでございます。
 そして、もう一つは、先ほど申し上げましたけれども、いかにこの環境省が日本の経済を引っ張っていくことができるかということを、CO2の削減、パリ協定、こうした課題の中でやり遂げていけるだろうかということを皆さんとしっかりやってまいりたいと、こう思う次第でございます。

(とかしき副大臣)働き方改革についてですけれども、やはりこれから多分、秋の臨時国会で働き方改革が多分メーンのテーマで厚生労働委員会では審議されていくかと思います。これは、我が国がもう取り組まなくてはいけない喫緊の課題でありまして、やはり高齢社会に向かって労働力が落ちてくる中で、いかに効率よく、やはり労働生産性を上げていくのかということを私たちは考え、乗り越えていかなくてはいけない大きな課題であります。その中で、私たちがいい環境の中で、いい仕事をしていく、最も効率よく、自分の人生にとってもプラスになるような、そういう働き方をどうやってしていったらいいのか。多分そのモデルとなって見られるのが官庁の皆さんの働きぶりだと思います。これは別に環境省だけに限らず、多くの省庁のみんな、国民の皆さんは国の役人の、役所の人たちの働きぶりがどういうふうに変わっていくのだろうかという、そこを見られているかと思いますので、そこをしっかり対応できるように、今までとは変わったと、いかに効率重視というのはどういうことなのかと、人生を大切にするというのはどういうことなのかということがしっかり見せられるようにしておくことが大切ではないかなと思います。特に女性の働き方が、やはり一番見られるところだと思いますし、人生において、結構、女性はいろいろな選択をしていかなくてはいけないときに、やはりそのときにでも常に仕事を柔軟性を持って対応できる環境をどれだけ作れるのかということで、これも大切なミッションの一つではないかと思います。これも環境問題の一つなのかもしれないと思いながら働き方改革、省庁の所管は違いますけれども、しっかりバックアップ体制を作っていきたいと思っています。

(問)環境新聞の小峰です。伊藤副大臣に御質問ですけども、これまで大臣が、山本大臣の前が中川大臣、望月大臣と、1年交代で代わったことに対して、福島県の地元の方が、福島の復旧や復興をないがしろにしているのではないかと。こういうところで伊藤副大臣に副大臣として留任してくれということで、何かそういう話があったのではないかとは思うのです。また一方で、伊藤副大臣自身にとっては、他の省庁の副大臣だとか、キャリアを積むためにより重要な党の方のポストもあったと思うのですけれども、そういう中で、環境省の副大臣をもう一回留任したということについての受け止め方をもう一度ちょっと改めてお聞きしたいのですけれども。

(伊藤副大臣)誠に、もし御期待をいただいているとすれば、それは非常に重い責任を頂戴していると認識をしております。私はこの1年、環境省の皆さんと様々な仕事を通じて確信をしたのは、この役所ほど、これからの世界の潮流の中でも、そしてまた日本の国のこれからの政治的な課題についても、最も重要な課題を抱えて、その解決を望まれている役所はないと確信をいたしております。したがいまして、私は、ここでもう一度やってもらえないかということをいただいたときは、大変ありがたく、謹んで、全力を尽くして、この課題を取り組んでまいりたい。これが安倍政権の最も重要な経済成長、そして、これからの日本のために重大な役目を、私たち環境省の中川大臣を始め全員が、職員全員が受けているのだという気持ちでこれからも取り組ませていただきたいと、こういう気持ちでいっぱいでございます。自分の一人の力はちっぽけなものでございますが、役所の皆さん、そしてまた、ここにおられるマスコミの皆さんと一緒に、この日本の国のためにしっかりと努力をしてまいりたい、こういう気持ちでいっぱいですので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

(問)それでは、伊藤副大臣、その御指名をしたのはどの方なのですか。

(伊藤副大臣)これは官邸から御指示をいただいて私は着任をしたということでございますので、他の皆さんと同じでございます。

(以上)

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