伊藤副大臣記者会見録(平成28年10月27日(木)11:08~11:17於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私から1点ご報告いたします。
 11月7日、8日に、国会の状況等を踏まえつつ、内閣府の原子力防災担当副大臣として、OECD/NEA(原子力機関)の主催いたします、内閣府の共催のワークショップに出席のため、福島県に出張させていただきたいと考えております。本ワークショップは、福島の食品の風評被害の払拭を目的としており、我が国の福島での食品検査等の取組について、各分野の世界トップレベルの科学者の方々にしっかり評価をしていただき、国内外に発信していくとともに、さらに、海外からの科学者の皆さま方等を対象とした福島県内の現地視察も予定させていただいているところでございます。ワークショップの詳細については、お配りしたとおりです。また、正式に出張が決まりましたら、お知らせいたします。
 最後に今朝、三笠宮様がご逝去をされたわけでございますが、国民の一人としても三笠宮様のご逝去に対し、心から哀悼の誠をささげさせていただきたい、国民の皆さまとともにご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

2.質疑応答

(問)産経新聞の蕎麦谷と申します。ワークショップについてですが、副大臣としてこうした風評被害が残る中で、ワークショップを行っていく想いといいますか、考えについてお答えいただけますでしょうか。
(副大臣)昨年5月に、内閣府はOECD/NEAに対して、福島原発事故による福島県産の食品の風評被害の払拭に関する協力の要請を行いました。その後、OECD/NEAから、国内外から東京電力福島第一原子力発電所事故後の食品安全の最新科学の側面を発信することを目的としたワークショップの開催を提案されました。我が国の福島での食品検査等の取組について、各分野の世界トップレベルの科学者の方々に科学的にしっかり評価をしていただき、食品の風評被害の払拭のため、国内外に発信を是非させてていただきたいと考えております。
 先般、今月12日にパリで、OECD加盟国議員の会合である「OECDグローバル議員ネットワーク会合」が開催された際も、福島の復興をPRするため、日OECD議員連盟の事務局長である私と内堀福島県知事のビデオ等々を参加者に配布させていただき、福島県よりご提供していただいたお米及び醤油を使用した握り寿司、並びに福島県産の日本酒等も提供させていただきました。これも非常にご好評をいただいたところでございますが、今般、OECD/NEAの協力を改めていただき、こうした取組について、世界の科学者の皆様方の中立な視点で評価をいただいて、その結果を国の内外に発信する貴重な機会を是非活かして、風評被害で苦労をしていただいていております、福島県の風評被害の払拭を加速することができるようにさせていただければ幸いと存じております。

(問)共同通信の阿部です。中間貯蔵施設の本格着工に向けた現在の進捗状況を教えてください。
(副大臣)現在、現地における測量や土質調査を実施させていただいていることはご案内かと思いますが、具体的な着工の日程につきましては、こうした調査を踏まえまして決定をさせていただくわけでありますが、住民の皆様方にしっかりと周知をさせていただいた上で、早ければ11月にも工事を開始させていただきたいと考えております。

(問)共同通信の津川です。宮城県の指定廃棄物の関係なんですけれども、基準以下の廃棄物について、来月3日の市町村会議で宮城県が、焼却に向けて首長に要請されるようなのですが、改めて環境省として、まだ表明していない状況かもしれませんけど、どういった協力ができるのか、現時点でのお考え等ございましたらお聞かせいただけますでしょうか。
(副大臣)すべてはこれからのことでございますので、宮城県から私どもの方に、具体的にこうしたことについての協力を、ということが発出されました後、考えさせていただきたいと思っております。私どもとしては全力を尽くして各県の指定廃棄物の処分に当たる皆様方への支援はしっかりとさせていただきたい。そしてそれぞれの地域の皆様方の安心をつくらせていただけるよう、環境省としても努力をしてまいりたいと思っております。

(問)朝日新聞の小堀です。中間貯蔵施設、少しまだ気が早いかも知れませんが、早ければ11月に本格着工されるということで、いつから稼働する見込みなのか。また、用地取得がだいたい全体の一割くらいだと思うのですけれども、最終的に用地を全て取得できる今この時点でお考えになっている時期とか目途とかありますのでしょうか。
(事務方)稼働の時期でございますが、今年2月にお示しした施設整備の進め方では、来年の秋以降を目途に考えております。また、用地取得については、「当面5年間の見通し」に沿って全力で取り組んでいるところです。
(副大臣)福島県の中間貯蔵施設、これは是非福島県下にあっては、あちらこちらにフレコンバッグの山が散見されるということでは、なかなか本格的な復興と申しましょうか、人が戻ってきて生活する空間にはまだまだということになりますので、是非大勢の皆様方のご協力をいただき、土地の買収についてもできるだけ早期に終えたいと思っておりますが、そうしたことを察して地域の生活を取り戻していただけるよう環境省としても全力を尽くしてまいりたいと思っております。

(以上)

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