大臣談話・大臣記者会見要旨

平口副大臣記者会見録(平成28年5月26日(木)13:30~13:34  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私の方から全国植樹祭についてご報告いたします。
 6月5日(日)に、天皇皇后両陛下ご臨席の下で、長野県長野市で開催される「第67回全国植樹祭」へ環境省から私が出席します。全国植樹祭は、国土の緑化推進を目的としており、環境省の推進する自然環境の保全ということとも相通じるものがあると考えます。私は、この全国植樹祭において、代表者記念植樹を行うほか、関連行事へも出席することといたしております。

2.質疑応答

(問)読売新聞の野崎です。1点お聞きしたいことがあります。先日、小笠原諸島でアホウドリの巣立ちが確認されましたが、副大臣のご所感とこれからの取組があればどういうふうに進めているのかという点について教えてください。
(副大臣)平成20年から、山階鳥類研究所というところが、環境省、東京都等の支援を得て、かつてアホウドリが繁殖していたと考えられる小笠原群島聟島で、新しい繁殖地を形成するための事業を実施しています。5月14日に、聟島で初めてヒナの巣立ちが確認され、また、嫁島では5月9日に、初めてヒナが確認されました。このことは、一度は絶滅したと考えられていたアホウドリの保全にとって大きな進展であり、新たな繁殖地の形成という次なるステージに入ることができたと考えています。この成果は、関係者のこれまでの多大なご尽力のおかげであり、心から感謝したいと思います。環境省としては、引き続き関係者のご協力をいただきながら、アホウドリの保護増殖に努めていきたいと考えており、今後も引き続き小笠原諸島での繁殖が成功することを期待しています。