大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成26年1月28日(火)10:04 ~ 10:09  於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

おはようございます。今日は代表質問の初日ですが、当方に特段関係のある案件は閣議ではありませんでした。
 私から1点御報告します。これまでも何度もお話していますが、低炭素社会を作っていく上で、金融、ファイナンスをどのように使っていくのかということは非常に重要だと思います。金融への取組の輪を広げていくために、平成23年に、持続可能な社会の形成に向けた金融機関の責任をうたう「21世紀金融行動原則」に、国内の銀行、証券会社、リース会社など189の金融機関が署名をして、金融機関のプラットフォームとして21世紀金融行動原則というものが設定されています。私も、昨年「低炭素社会創出ファイナンス・イニシアティブ」というものを発表しましたが、資金をどういうふうに適切に回していくかということは低炭素社会を作っていく上で非常に重要だと認識していますし、それがまた成長戦略の一翼になると確信しています。その地域で意欲的な取組と金融機関のファイナンスを結びつけることが、非常に重要です。3月7日に年次総会が開かれますので、金融界のリーダーの方々に、そういう場を利用して地域のやる気のある、低炭素社会を作ろうという人たちとうまくお見合いをしていただき、資金がうまく流れて、地域発の低炭素社会実現への取組がしっかりとできるように、これからもサポートしたいと考えています。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の斉藤です。中間貯蔵施設の関係で伺います。楢葉町長が1㎏あたり10万ベクレルを超える高濃度の廃棄物の受け入れを拒否し、施設の配置の再検討を求める考えを福島県知事に伝えました。これについて大臣の受け止めと今後どうするのかのお考えについて伺わせて下さい。
(答)新聞報道等で事実は承知していますが、特に私どもにどうという話はきていません。国としては引き続き、中間貯蔵施設の重要性、あるいは必要性、そして安全である、風評被害にも耐えうる安全性の高いものだということを、地元の皆様に丁寧に説明していくという、これまでの方針通り進めたいと考えています。