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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

園田副大臣・中島大臣政務官記者会見録(平成24年11月14日(水) 16:20 ~ 16:36  於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)定例となっております、私どもの会見を始めさせていただきたいと思います。特に今日は私どものほうから御報告はございませんので、皆様方からの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。

2.質疑応答

(問)今日、園田副大臣、大熊町のほうにいらっしゃったと思うのですが、その話の内容、要するに、どのようなことが話し合われて、どのような意見が出たのかというのをお聞かせいただけますでしょうか。
(副大臣)今週の月曜日でございますけれども、まず福島県に対しまして、これは事務レベルでございますけれども、中間貯蔵施設について、調査を含め、私どもの考え方、資料を御提示をさせていただいたところでございます。これは、御案内のとおり、8月19日に一度、環境省として御提示をさせていただいて、そのとき県と、それから双葉郡の関係の自治体の協議の場の中で、国から御提示をさせていただいたのがございました。その後、県と双葉郡関係の、実際のところに、資料の御説明にあがらせていただいてきたわけでございますけれども、その際、中間貯蔵施設の安全性も含めて、あるいは調査の依頼をさせていただいてきたわけでございますけれども、それについての様々な御議論、御意見をいただいてまいりましたので、今日は、皆様方からいただいた御意見を反映させたものとして、まず県に御説明をさせていただき、そしてまた県からは、では、関係の自治体のところに、それぞれ、より丁寧に、それを説明を行ってほしいという話をいただきましたので、それに沿いまして、今日は私から大熊町にお伺いをさせていただいたところでございます。
内容でございますけれども、今日は、先ほど申し上げたように、最終処分場の、以前にも御説明させていただいておりますけれども、その考え方についてであるとか、あるいは中間貯蔵施設そのものの安全性について、より詳細なといいますか、そういったところの調査も含めて、私どもで、もっともっと、住民の皆様方も含めて、御説明ができるような状況の、今、現段階でできる詳細な資料を取りそろえさせていただいたところでございます。かつ、中間貯蔵施設の調査に入る際に、調査の期限、どのくらいのスケジュール感を持ってこの調査を行っていくのかといったところの、調査そのものの内容について、前回御説明させていただいたよりも詳しいといいますか、現段階で考えているものを御提示をさせていただいているというところでございます。詳しい内容については、今後さらに、関係の自治体のところとの関係もございますので、近々、皆様方にはお伝えをしたいとは思っておりますけれども、まずは関係の自治体のところに御説明にあがらせていただきたいと思っています。今日は、大熊の町長からも含めて、私どもの御提示を、まずは聞いていただけるという状況でございましたので、今後、今日御提示をさせていただいたものに対する大熊町としての考え方であるとかについては、町長も含め、町からいただけるものではないかというふうに思っております。いずれにしても、私どもとしても、中間貯蔵施設、大変重要な施設、位置づけになってくるというふうに思っておりますので、まずは調査、どういったものを作らせていただけるのか、あるいはどこに作らせていただけるのか、御提示をさせていただいているところも含めて、しっかりと調査を入らせていただくように、まずはお願いしたいと思っておるところでございます。

(問)今の関連なのですけれども、今日は、町側からは何か意見とか反応、副大臣がいらっしゃった範囲では何かありましたでしょうか。
(副大臣)御質問をいただいているところはございましたけれども、まだ内容について踏み込んだというよりは、私どもの御提示をさせていただいたものに対する確認の意味を込めて御質問をいただいていたというところでございました。

(問)今後の進め方なのですけれども、今、大熊町への説明をして、残る場所にも順次、スケジュールが調整できれば説明していくということになると思いますけれども、大熊町の調査については、大熊町からの返事を待って個別に進めていくということになるのですか。それとも、県プラス8なのか3なのか分からないですけれど、まとまった上で、集まった上で?
(副大臣)まず、この間、県に対して御説明をさせていただきました。県からは、関係自治体のところには、しっかりと、より丁寧に説明をしてほしいというお話をいただきましたので、その御意向を踏まえて、今、当たらせていただいています。その中で、また、いろいろな、それぞれの町のお考えなども聞かせていただけるものであるというふうに思っておりますので、またそれを県のほうに、こういったお話であったということを県とも相談をさせていただきたいなというふうに思っておりますが、その後については、もう少し、まずは御説明をさせていただいてからというふうには考えております。

(問)指定廃についてお尋ねしたいのですけれども。まずは今後の進め方のところで、宮城は県の会合2回目があって、それを踏まえての、また候補地の提示とかという流れになってくるのかなと考えていますけれども、宮城も含めて、あとは群馬と千葉の状況がありますけれども、提示の何か目途とかそういったものが見えてきているかどうかと。そういった進捗のことについて教えてください。
(副大臣)御案内のとおり、先般、宮城県からは、まず、県とそれから全宮城県の自治体の皆様方が集まっていただきまして、指定廃棄物の最終処分場について、しっかりと県内で設置をし、1箇所つくっていくという、まず、合意をしていただきました。その上で、国から御意見を聞かせていただきたいということで、その説明の日については、今、県とも相談をさせていただいているところでございまして、まずは、できるだけ早くとは思ってはおりますけれども、宮城県に対して、きちんと、私どもが今の施設の必要性と、それから安全性も含めて、御説明をさせていただきたいというふうに思っております。その後については、宮城県もしっかりと説明をしてほしいと。そしてまた、その上で、様々な関係の自治体のところとも御相談をしていくというようなお話をいただいておりますので、そういう面では、私どもとしては、後を切っているわけではありませんけれども、やはり、まずは宮城県内の関係の自治体の皆様方、すなわち今、仮置きと言いますか、一時保管をしていただいているところも含めて、大変逼迫をしてきておるという状況にありますので、そういった面では、できるだけ早く御提示をさせていただきたいというふうには考えておりますけれども、まだそこの段階ではないということは御理解をいただければというふうに思っています。
それから栃木県については、様々な形で私も県に対して御要望、あるいはお話を聞かせていただいているところでございますけれども、今、奇しくもといいますか、選挙期間でいらっしゃるというところもありますので、その結果が出てから、更に県とは、まず御相談をさせていただきたいなというふうに思っておるところでございます。
それから茨城県につきましては、私も知事のところに御挨拶にお伺いをした際に、茨城県は茨城県なりのお考えも持っておいででございましたので、その点も踏まえて今、環境省内で検討させていただいているところでございますので、茨城県の考え方を踏まえて、今後どういう形で話をもっていけるのか、その辺を今探っているといいますか、考えているところでございます。
いずれにしても、やはり栃木県につきましては、相当数、保管場が逼迫をしてきている、あるいはまた増え続けてきているという状況を聞かせていただいているところでございますので、これは一番、私にとりましても、緊急性を持ってことに当たっていかなければならないものだというふうに考えているところでございます。同時に宮城県もそうでありますし、茨城県についてもスピード感を持って対応はしていかなければいけないというふうに考えています。ただ時期的なイメージは、ちょっと今の段階ではなかなか難しいということでございますけれども、スピード感を持って対応はしたいと思っています。

(問)群馬と千葉も同様ということですか。
(副大臣)もちろん千葉についても、先般、松戸、柏を始め、印西市さんも含めて、市長様が私のところにもお越しをいただいていたところでございまして、そういった状況からすると、対応は急がなければならないというふうには考えています。

(問)先ほど党首討論がございまして、定数削減の約束が得られれば16日にも解散というふうに総理が御発言をされて、どうやら自民党の会合のほうでは応じない手はないというか、そういう反応になっているらしいので、16日解散の可能性が高まっている状況になっていて、処分場の提示とか、あとは栃木、茨城の交渉などには影響がないとは言えないのではないかと。もし解散になればなのですけれども。ないとは言えないのかなというふうに考えていますが、その辺、受け止めはいかがでしょうか。
(副大臣)解散の時期については、私がコメントする立場ではありません。従って、今、私に与えられている職責をしっかりと、まず全うしなければならないというふうに考えます。従って、どういう政治状況であれ、先ほど申し上げたように、一番やっていかなければいけないのは、指定廃棄物、あるいは福島の中間貯蔵施設も含めて、私ども国の責任でしっかりとやっていくのだというところは、いつも持っていなければいけないものですから、それは政治状況に影響される、どういうふうになったとしても、体制だけはきちんと整えておくということであろうと思っています。

(問)中間貯蔵施設に戻るのですけれども、今日、大熊町の関係者と会われて、明日は富岡と何か予定されているのですかね。何かそういう話も伺ったのですが、残る関係自治体との話合いのスケジュールというのは、週末も含めて何か決まっていることがあるのだったら教えていただきたいのですけれど。
(副大臣)今の段階で打診はさせていただいている状況でございますけれども、それぞれ関係のところに対しましては。ただ、現段階で明確に、お相手の御都合もあるので、なかなかきちんとした日程がとれているという状況ではございません。しかしながらやはり、しっかりと私も丁寧に御説明をさせていただきたいという思いを持っておりますので、ある程度、相手の時間がとれるところに合わせていきたいなというふうに考えています。

(問)工程表どおりに年度内に用地選定するのであれば、おそらく、調査、年内には着手して、先ほど、調査のスケジュール感の話もされたということなのですが、そう何ヶ月もかけていられないと思うのですけれども、今日のお話の中では、調査のスケジュールについてはどういうお話をされたのですか。
(副大臣)それについてもお話をさせていただいておりますが、内容については、もう少し皆様方にはお待ちをいただければというふうに思っています。先ほども申し上げましたように、まだ関係の自治体のところにも全部、すべて廻らせていただいているわけではありませんけれども、そういう段階の中で、皆様方には、どういうお話をさせていただいたのかということは、きちんとお話を申し上げたいと思っています。だけれども、仰るように、スケジュールについて、しっかり私どもの考え方を、まずは県、そして大熊町に対しましても、お示しをさせていただいておりますので、そこから、その御提示について、当然、大熊町からもそれについての御意見はいただいております。それも踏まえて、私どもとしては、なるべく早く、まずは調査を入らせていただけるような環境を作らせていただければということでございます。

(以上)

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