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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

横光副大臣・高山大臣政務官記者会見録(平成24年9月5日(水) 16:20 ~ 16:29 於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)今日は1件、こちらの方から御報告することがございます。
「名古屋議定書に係る国内措置のあり方検討会」の開催についてでございます。2010年10月に我が国で開催されました生物多様性条約COP10の重要な成果の一つであります、ABSに関する名古屋議定書の早期締結を目指し、我が国にふさわしい国内措置のあり方について検討するために、環境省が「名古屋議定書に係る国内措置のあり方検討会」を設置することといたしましたので、お知らせをいたします。この検討会は、産業界及び学術界の有識者等で構成されておりまして、議論の透明性を確保するため公開で行います。なお、第1回目となる会合は、14日金曜日、午後1時半から開催することとしております。詳細は、また事務方のほうからお知らせすることになっております。
以上でございます。

2.質疑応答

(問)指定廃棄物の最終処分場の打診というか、候補地が決まったということで、栃木県の矢板市に副大臣、行かれましたけれども、市長との会談は非公開だったのですけれども、可能な範囲でお話しいただきたいのと、地元ではちょっと打診依頼ですね、反発があって、署名運動が始まるという報道があったりとかがありますけれども、受け止めとか、どうやって進めていきたいのかというのを、ちょっとお尋ねできればと思います。
(副大臣)指定廃棄物の処理は、国が責任を持って処理するということになっておりまして、そのためには廃棄物が発生した都道府県で処理するという方針になっておりまして、まずは県に御報告をいたしました。それと同時に最終処分場の候補地として提案をするために矢板市にお伺いをしたわけです。この件は、いろいろと報道もされていますけれども、やはり、事前に連絡をせずに、県に御報告したあとお伺いしたのですが、市長さんのほうから大変厳しい反応がございましたけれど、これは、栃木県全体でも必要な施設でございますので、県の御協力をいただきながら、これからも市に対してはその必要性、あるいは選定基準のやり方、そして選定結果、更には安全性、こういったものをしっかりと説明させていただきたい。そのためにこれからもしっかりと努力していきたいということでございます。

(問)栃木県以外に、千葉県、宮城県、茨城県と、あと3県残っているわけですけれども、これも副大臣御自身が一県、一県回って候補地を伝えるという御予定ですか。
(副大臣)そうですね。今のところ、最終候補地が選定されれば、栃木県と同じように、県、そして最終処分候補地に、私からお伺いをして説明をさせていただきたいと思っております。
(問)スケジュールはもう決まっていますか。
(副大臣)いいえ、まだ決まっておりません。今、順次、最終選定作業を行っておりまして、そういう状況です。

(問)先ほどおっしゃったように、事前に連絡せずに行くということに関して、厳しい反応があったということですけれども、次の、ほかの3県も、そういった形で事前に打診をせずに行かれる予定ですか。
(副大臣)報告のやり方に対しては、随分、私たちも皆で相談したのです。しかし、やはり事前に報告するとか、調整するとかいうことになりますと、情報管理の面を含めて大混乱を起こしかねない。かえって市に迷惑をかけることになるのではなかろうかと。ですから、まずは御挨拶ということで、そういった形を採らずに、お伺いしたほうがいいのではないかということで、あのような方法をとりました。確かに、地元のサイドからすると、いきなりという印象を与えてしまいましたけれど、我々としては誠意を持って行っておりますし、これがある意味では、ベストとは言いませんけれども、適当な方法だと思ってそのような方法を採ったわけでございます。これからも同じ形でやっていきたいと思っております。

(問)手続き上は地元の同意というのは必要ないのだと思うのですけれど、それをどこまで尊重するおつもりなのか。期日が来てスケジュール通りに運ばなくなった時点で、やはりどうしても、最終的には地元の同意というのを尊重されるのか、あるいはやむを得ずに、環境省の判断として、着工なり、次のプロセスに進めていくとかもあるのか。
(政務官)これはもう、住民の方の御理解というのをちゃんと得ていかなければいけませんけれども、かといって実際に今、各県で、指定廃棄物の置場はどうなるのだというふうな仮置き状態ですので、これは、そんなに時間もかけられないというふうに我々は思っております。きちんと丁寧に説明していけば、実際、安全性は確保される話ですので、そういう説明の機会はいただきたいというお願いをこれからも続けていこうと思っています。
(問)地元の同意をあくまで優先するということでしょうか。
(政務官)同意というか理解です。

(問)3日の日に矢板市長と面会されたあとは、矢板市とのやりとりというのはあるのでしょうか。
(副大臣)市長さんと対談した中身ですか。
(問)そのあとに、例えば昨日なり、今日なり。
(副大臣)それはまだありません。市長さんも、大変厳しい反応を示されたのですが、県とも相談したいということですので、その状況を今、我々としては待っているところでございます。

(問)それは何らか文書とか、それで回ってくるのか、もしくはまた副大臣が例えば訪問されて会談されるようなことになるのでしょうか。
(副大臣)それも、県と市が1回話し合っていただけるということで、それを受けてこちらも誠意をもって対応してまいりたいと考えております。

( 以  上 ) 

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