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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

横光副大臣・高山大臣政務官記者会見録(平成24年3月22日(木) 15:21 ~ 15:27  於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)こちらのほうから特段、御報告することはございませんので、あとはよろしくお願いいたします。

2.質疑応答

(問)規制庁の話でちょっと伺いたいのですが、4月1日、発足断念というような話が出ているようなのですが、この辺、事実関係としてはいかがでしょうか。
(副大臣)発足断念、これは国会の状況が4月1日までもう10日ですので、そういったことで今の国会の状況からするとちょっと4月1日スタートということは難しくなったということは、これは事実でしょう。
(問)もうほぼ無理と考えていい。
(副大臣)国会マターですけれど、常識的に考えると10日で衆参を通過させなければならないわけですから、難しい状況になったということは、これは事実ですね。

(問)先日、泉田新潟県知事が副大臣のところに訪れて、福岡高裁判決、この前の水俣病のやつを受けて2点ほど、特措法の申請期限を撤回するということと、国の認定基準を、公健法の認定基準を見直してほしいという要望をしたと思うのですが、その辺り、副大臣からは知事にどのような答えをされたのかということを伺いたいのですけれども。
(副大臣)確かに泉田知事とお会いして、その2点を要望されました。知事からどういったブリーフがあったか私は知らないのですが、私がその要請に対しては、最初の特措法の期限を締め切るのをやめてほしいという要望、これはもうかねてから説明しているように、一応3年を目途ということで、それを考えますと、手続き等を考えますと、ぎりぎり今年の7月いっぱいであるということで、これは法律に則って進めていることなので、ちょっとこれを廃止するということは難しいですということ。それからまた、国の認定基準ですが、これも溝口裁判でこのことを否定されたわけではございませんので、私たちはこの認定基準を変えることはありませんということをお伝えしたのです。
(問)これについて泉田知事は、今後また機会があれば、国に働きかけて、どういうことができるか考えていきたいということだったのですが、国としては特段今、新潟県とそういう、この件について話し合いたいとか、そういう意思というのは。
(副大臣)いや、こちらから話し合いたいということでなく、そういった要望があればまた対応しますけれども、とりわけ特措法の期限を決めるなということは、これは法律改正しなければ駄目なので、これは議員立法でございますので、国会マターになります。ですから、そういったことがない限り、環境省としては今のままでいくということです。

(問)今のに関連して、新潟県知事は認定基準の運用について、地方の実状に沿って裁量を持たせてほしいというお話もされていたのではないかと思うのですが、その点について副大臣はどうお考えですか。
(副大臣)ですから今度の裁判は、運用について、もっと幅広く運用できたのではないかということが一つ、判断になったわけです。前回のものを棄却したわけです。ですからそういったことは、元々、国の判断条件の中に書かれていますから、我々だって認定基準だけではなくて、もっと運用において緩やかに総合的に判断することということは、元々、書かれておりますので。これはだから幅の問題で、裁判所はあのような判断をしたということだと思います。

(問)広域処理の要請文書で、手を挙げている自治体への具体的な量とか文書を、大臣は今週から出したいというお話がありましたが、今日、明日には第一弾というのは出せそうな感じでしょうか。
(政務官)これは分からないです。なるべく早くお願いしたいなとは思っております。具体的な当てはめをしなければならないので、そこは結構大変になっています。
(問)明日、出ない可能性もありますか。
(政務官)そうやってぎりぎり詰められると何ともお答えのしようがないです。急がせていると。

(問)小笠原で固有種の木の枝が折られる、故意に折られているのではないかという報道があって、どうも事実のようなのですけれども、それについての受け止めと、今後いろいろ、富士山とか世界遺産、目指していくようなところへの影響とか啓発みたいなものは何かありますでしょうか。
(政務官)私、小笠原の記念式典にも行かせていただきましたけれども、環境省のレンジャーのみならず、地域の方がとても熱心に自然保護に協力していただいて、仕事でもそうですしボランティアでもそうなので、本当に故意に折られているのであれば非常に残念だなと思います。ただ、これはやはり、啓発というか人の気持ちの問題ですので、それは観光に来る人なども含めて、ここは世界自然遺産の地域で自然を保護していく場所ですということを、これからもしつこく言わないと、どうしてもそういう人は出てきてしまうのかもしれません。

(以上)

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