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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

横光副大臣・高山大臣政務官記者会見録(平成24年2月16日(木)10:46 ~ 10:55   於:合同庁舎5号館25階会見室)


1.発言要旨

(副大臣)まず御報告と言いますか、御意見と言いますか。2月14日に開催されました地熱発電事業に関わる、自然環境影響検討会で随分いろいろな新聞記事が出ました。このことについてちょっとお話をさせていただきますと、大型の地熱発電所は、ここ10年間、国内における新規の建設がなかったわけです。そういった意味で進展していないのは、国立公園あるいは国定公園の規制があるためという記事が多かったわけでございますが、しかし、地熱の資源の多くが国立・国定公園内に存在しているのは、これは事実でございます。しかし、国立・国定公園以外でも、まったくこの地熱開発が進まなかったわけですが、これはやはり、地熱発電の開発そのものや、その後のランニングコストが他の発電方式に比較して非常に高かったことが非常に大きな要因ではないかと我々はそのように考えているわけでございます。それが今回、今度、この7月から施行が始まります、固定価格買取制度によって、こういった問題も徐々に徐々に解決され、ランニングコストも安くなるという可能性になれば、こういった地熱の開発も進むのではないかと、このように考えております。そういったことで、この地熱発電の件でございますが、またこういった検討会の報告に加えて、この2月24日に自然保護団体や温泉の関係者からも意見聴取を行うことといたしておりまして、これらを踏まえた上で、環境省としては総合的に検討、判断をして、この年度末までに新たな通知を発出するということを考えているところです。
以上です。

2.質疑応答

(問)テレビ朝日の保坂です。水俣病の件ですが、改めてお聞きしたいことがありまして、不勉強で恐縮なのですが、救済制度の申請者、5万人近くということで、被災者側で認定されたかどうかに関しての数、現時点での。そこに関しては確定するまで公表しないということなのですが、申請を促進するには、途中段階でも公表すればいいのではないかという意見もあるのですが、そういったことに関して副大臣、どうお考えですか。
(副大臣)これは申請者数でどこまでそれが確定したかという数は、我々としては予断を与えるということになりますので、結局、公表しないということにしています。ですから、申請期限が7月末で終わって、すべての整理が終わった後の段階でしか発表しないと、そういうことで今、進めています。
(問)その考えには変わりはないのですか。
(副大臣)変わりないです。

(問)今日大臣が島田市のほうに行っていると思うのですが、今日はあくまでも燃焼試験の立ち会いということで、例えば、市内、結構反対されている方も多いと聞いているのですが、直接、例えば大臣とか政務三役の方が、反対されている方との対話の場を設けるだとか、そういったことは考えの中にあるのですか。
(副大臣)対話というより、その前に、そういった反対の人たちのためにも、焼却試験をやって、安全性を確かめるということが、現在進められているわけですね。そこに大臣も今日行って立ち会っておられます。まず、そういったことをやることによって、より安全なんだということを市民の皆様がたに、数値を含めてお知らせするということが、反対者の人たちの了解を得ることですので、対話とか、そういったものはまだその後のことであって、今はまず、試験焼却の結果を市民の皆さまがたにお知らせして、安心感を与えるという行動を今しているということです。
(問)実際に試験が終わった後に、そういう対話の機会を持つとか、そういった可能性はあるのですか。
(政務官)対話ということに関して言うと、反対派の方がいらっしゃる集会に副大臣も2回も行かれていて、既にやっています。今回改めてなにか場を作るというよりは、既に住民説明会に副大臣をはじめ、大臣も何度も行っていて、反対派の方から質問されることに答えていて、対話は既にしています。
(問)今後も求められたら。
(政務官)当然やります。
(問)毎日新聞の江口です。今の、既に対話をされているというのは島田の件ですよね。
(政務官)はい。島田の質問をされたので。
(副大臣)これからいろいろな自治体でも、そういった反対の声もある、賛成の声もある、そういった説明会が開かれる可能性もありますので、我々も率先して説明に参りたいと思っております。そういう場があればね。

(問)中間貯蔵施設に関して、楢葉町の町長は2カ所で設置を提案したということが伝えられていますが、その点に対する受け止めと今後の対応についてお聞かせください。
(政務官)朝、新聞を見たら、楢葉の町長は、提案したということではなくて、国からあればそういうのは検討しなければいけないし、一カ所では足らないのではないかというお考えであったということでした。中間貯蔵施設に関しましては、これは国の責任で設置させていただくということで、昨年の12月の28日に私も行きましたし、大臣も行きまして、双葉郡の八町村にということで今、お願いをしているということです。その後、総理も行って、同じく双葉郡の八町村でということでお願いをしているところでございます。

(以上)

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