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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

細野大臣記者会見録(平成24年5月11日(金)9:55〜10:08 於:合同庁舎4号館4階408会議室)


1.発言要旨

 おはようございます。私からは4件御報告申し上げます。
 まず、本日の閣僚懇談会で、リオプラス20について議論がございましたので御紹介を申し上げます。
藤村内閣官房長官から、6月に開催されるリオプラス20の場において設置が予定されておる日本パビリオンについて、関係閣僚への協力の呼びかけがございました。環境省としても、廃棄物リサイクルや温室効果ガス、観測衛星などの日本のすぐれた環境技術、生物多様性の保全、公害克服、震災復興経験を世界に発信する好機としてとらえておりますので、このパビリオンにも是非貢献をしていきたいというふうに思っておりまして、その発言をいたしました。私自身も、国会のお許しがいただければ、リオプラス 20の会合に是非参加をしたいというふうに思っております。
 2点目といたしまして、本日、環境省が直接除染を行う除染特別地域のうち、田村市分につきまして本格除染の発注を行いました。
 本件除染事業は、先般公表いたしました特別地域内除染実施計画に基づきまして、田村市のうち国が除染を行う地域全域を本年度中に除染を行うと、そういうものでございます。6月末には受注者が決定予定でございまして、地域の皆さんの協力を得て同意の取得を進め、速やかに本格除染が開始できるよう取組を進めてまいりたいというふうに思っております。
 その他の除染計画策定済みの市町村につきましても、引き続きまして関係者との協議、調整を続けまして、準備が整ったところから順次本格除染の発注を進めてまいりたいというふうに思っております。
 3点目、水俣病の民間診断書作成につきましての検診体制について。
先日お話をしました出水市での広報に続きまして、5月11日に長島町、5月15日に水俣市、阿久根市、芦北町においても広報紙に掲載の上、チラシの配布を行うこととなりました。今後、順次関係自治体において広報紙などを活用した案内を開始をさせていただく予定をしておりますので、随時御報告を申し上げたいと思います。
最後に週末の予定でございますが、明日、大熊町の住民説明会に出席をするため郡山市に伺う予定をしております。この説明会では、それぞれの担当省庁から、双葉地方町村会からいただいております要望への現段階での回答の状況、すなわち全体像ということになります。さらには区域の見直し、賠償について御説明をする予定をしております。環境省、私の担当のところでは、除染や中間貯蔵施設について、現段階で私どもの考え方を御説明を申し上げたいというふうに思っております。
 そして、私どもからの説明をできるだけ絞り込みまして、住民の皆さんからいろいろな御意見を聞いていきたいというふうに思っております。これまで町村長さんであるとか議会との様々なコミュニケーションをとってまいりましたけれども、住民の皆さんということになりますと、それこそ皆さんがお住まいの場所、仮設住宅であるとか当初の避難所などで、それぞれ出会った方と話すという形に私自身もとどまっておりましたので、住民の皆さんにお集まりいただいて、当然厳しい御意見、御批判というのがあると思います。それをしっかり承る会にしていきたいというふうに思っております。その他の自治体からも、御要望があれば足を運んで話を伺ってまいりたいと思っております。
 続きまして日曜日、13日ですが、宮城県の石巻市を訪問いたしまして、石巻ブロックにおける災害廃棄物処理のための仮設の焼却炉1号機の完成に関わる火入れ式に出席をしてきたいと思っております。石巻は最大の災害廃棄物が発生をした地域でありますが、5基計画をされて、今建設中ということでございます。この1基を皮切りに、夏ごろにはほかのものについても完成をし、本格稼働する予定となっております。全体の廃棄物を減らしていく上で、石巻は非常に大きな鍵になりますので、その現場を見てまいりたいと思っております。
 さらに、その日の午後、岩手県の奥州市を訪問いたしまして、平成21年度の環境省の事業として整備をされた木質バイオマスガス化コジェネレーションシステムを視察をしてまいりたいと思っております。
このシステムは、平成21年度に整備をされ、既に運転稼働しているものであります。大震災がその後発生をいたしまして、分散型エネルギーやエネルギーの地産地消というコンセプトが非常に注目をされておりまして、木質バイオマスと油を資源として活用して、電気と熱の双方を発生させるシステムとして今後普及が期待をされる技術だというふうにとらえております。現場をしっかり見てきて、いわゆるグリーンコミュニティーというコンセプト等をこれから実現をする上で、参考に是非していきたいというふうに思っております。
 日程の詳細につきましては後ほど貼り出しをいたしますので、それを御覧をいただきたいと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の森ですが、明日の大熊町の住民への説明会につきまして、昨日、双葉町の町長から、個別の説明というのは聞いていないというようなお話がありまして、明らかに明日の大臣の説明会への出席についてを意識したものだと考えられるんですけれども、環境省としては、全体で協議するという話と、それから各町、中間貯蔵施設等を設置する個別の説明という、その辺をどういうふうに理解しているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
(答)双葉町の町長さんがおっしゃった、その趣旨については、今どういう思いでおっしゃったのか、非常に大変な思いをされている方ですので、しっかり把握をするようにコミュニケーションをとるべくやっているところです。その真意はしっかりとつかんだ上で、町長さんに説明できるところは是非していきたいと思っています。前回の8プラス1の双葉郡の皆さんとの会合の中でも、住民の皆さんへの説明会は、これはいろいろなテーマがありますので、もう既に5月という、1年を超えてきているこの時期の中でやる必要があると、そしてやらせていただきたいという話はしております。
 先程も御説明しましたけれども、全体、つまり皆さんから、町のほうから御要望をいただいたものに対する回答についても、町長さんや議会には説明しましたけれども、町民の皆さんにはまだ説明していません。賠償の問題も当然皆さん、いろいろ御要望があるというふうに思いますので、現段階で我々が考えていることを説明をさせていただきたいと思っています。ですから、その中で除染や中間貯蔵についても、これまで議会のほうに説明をしたり、それぞれの町長さんのほうに説明をしている中身について、皆さん、新聞などでしか御覧になっていませんので、それについて説明をさせていただきたいということです。
 これは大熊町の、我々が主催をする会でありますけれども、町長さんも御出席をいただける会でございますので、そういう趣旨はしっかりとお伝えをしてまいりたいというふうに思っています、双葉町のほうにもですね。

(問)NHKの柴垣です。
 大熊町への説明に関連してなんですが、ほかの町についても対応を考えていきたいとおっしゃいましたけれども、現段階で大熊以外に、大臣自ら行って説明をしたいとお考えのところ、ありますでしょうか。
(答)必要があればやらせていただきたいと思っています。その日程ということに関して言うと、賠償などの状況もありますので、そこはまだ次の日程が入っているという状況ではないんですね。ですから、それぞれ町の様々な考え方がありますので、これまでいろいろな説明会は、どちらかというと事務方が中心でやっておりまして、その中で大熊町は全町避難をされています立地でもあり、非常に御苦労をおかけをして申しわけない状態にある町でございますので、そういった中で今回は、土曜日については私が出席をさせていただこうというふうに判断したということです。
 今後のことについては、ですから、それぞれの町の状況なども見きわめながら、ここが必要だということであれば、それは伺いたいというところです。

(問)共同通信の太田です。
 原子力の規制の組織に関してなんですけれども、今日報道で、自公案について政府・民主党で受け入れて、3条委員会で設置しようという方向で調整が進んでいるという報道もありましたが、今の調整の状況について大臣の認識を伺いたいです。
(答)政府としては、もう1月の時点で─ですから、もうかなり時間がたちますが、さらに言うならば去年の8月の時点で大きな方針を定めた上で、1年近くにわたりまして議論を積み重ねてきておりますので、政府案が提出されているという、そういう状況には変化はありません。
 その一方で、やはりできるだけ早期に成立をさせると、そして発足をさせるということは極めて重要であるというふうに思っておりまして、自民党案が国会に提出をされたのが4月の末でしょうか。そこからどう柔軟に対応できるのかということについては、私どもの中でもいろいろな議論をしてきているのは事実です。ですから、これは国会の中での話ですので、私のほうからどういったことということについてのコメントは差し控えたいというふうに思いますが、政府案を提出しているという中で、できる限り柔軟に野党の皆さんの御意見というのは受け止められるような準備はしておるということであります。あとは、各党いろいろなお考えがあるでしょうから、私どもが直接というよりは、各党間でいろいろな議論が行われるとすれば、それをしっかりと見守っていきたいというふうに思っています。

(問)朝日新聞、小林です。
 リオプラス20なんですが、日本にとってどんな意義づけの会議になるのか。あとは現地でどんなことを訴えたいとお考えなのか、現時点での認識をお願いします。
(答)20年前の会議というのは、環境問題を大きく前に進めた非常に重要な会議であったというふうに思います。節目の20年目の会議ですので、世界的にもこれからの温暖化の問題を始めとした様々な課題を考えるときに、節目の会議になるというふうに思います。
 我が国にとりましては、やはり去年の地震、原発事故と津波というものを受けて、やはり災害をどう乗り越えて環境問題に向き合っていくのかという、そういうメッセージを出すべき会議ではないかなというふうに思います。ですから、日本の発言については世界が非常に注目をしているでしょうから、そこで我が国が今回、災害を通じて得た教訓をできる限り明確に出すことができるように準備をしてまいりたいというふうに思っています。
 今日、閣僚懇談会で議題となりましたパビリオンというのは、これは政府ももちろんしっかり後押しをしますが、民間の皆さんに前面に出ていただくものですので、そういう官民を挙げて日本の技術力もしっかりと世界に示すことができるような形になることが望ましいなというふうに思ってます。

(以上)

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