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大臣記者会見・談話等

細野大臣記者会見録(平成24年4月6日(金)10:36〜10:50 於:合同庁舎第4号館4階408会議室)


1.発言要旨

 お待たせをいたしました。私からは、まず4件御報告申し上げます。
 一つは今日の閣議決定をされた中身でございますが、環境省の大臣官房に放射性物質汚染対策を担当する審議官1名及び参事官1名を設置をするための環境省組織令の一部を改正する政令が今日決定をされました。これは、原子力発電所の事故により放出された放射性物質により汚染された廃棄物の処理、除染などの措置を対応するというための増員でございます。本日、関係職員に対して、これから発令を行いたいと思っております。なお、これに関連しまして、除染渉外広報室長及び福島環境再生事務所長、この発令もあわせて行う予定をしております。
 内容につきましては、事務方が配付いたします「環境省辞令について」というものを御確認ください。
 次に、週末の予定ですが、明日、楢葉町の議会の皆さんとの意見交換を行うために、福島県のいわき市にある楢葉町のいわき出張所に伺う予定をしております。
 そこでお話をさせていただきたい中身というのは、中間貯蔵施設の概要であるとか、除染特別地域の除染の進め方などについて、私どもの考え方を説明をさせていただいた上で、楢葉町の議会の皆さんのお考えをしっかりと聞かせていただきたいというふうに思っております。大事な会議ですので、しっかりと話をさせていただきたいというふうに思っております。
 3件目ですが、「みんなの力でがれき処理プロジェクト」でございますが、3月9日に発起人会が開催をされましてスタートいたしました。そのときは5県12市町村の参加でございましたけれども、その後、幾つかの市が加わりました。三重県の松阪市、新潟県から新潟市、長岡市、三条市、柏崎市、新発田市、この5市が参加を表明されまして、合計6市の参加が新たにあったということでございます。これらの自治体とは、より連携を深めてしっかりとやってまいりたいと思っております。
 最後に、昨日、東京電力の福島第一原発から12トンの放射性物質を含む水が漏えいをしたという問題でございます。
 そのほとんどが側溝を通じて海へ流出をしたということでございます。この水の漏えいが続いておりまして、極めて重大な問題であるというふうに受け止めております。既に原子力安全・保安院から再発防止、厳重注意ということで指示がなされたところでございますけれども、今日改めてこの事故の責任者である私からも、今後の対策について強く指示をしたいというふうに思っております。東京電力、そして原子力安全・保安院、さらにはエネ庁もやはり大きな責任がありますので、この三者を呼んで私のほうから直接話をしたいというふうに思っております。
 再三、特に福島県の皆さんに御心配をおかけをしておりますので、これ以上御迷惑をおかけをすることのないように、とにかく政府として万全を期したいというふうに思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの柴垣です。
 今日締め切りになっています広域処理の受け入れ要請ですけれども、各自治体に尋ねると、受け入れを決めかねる理由として、いまだに国の基準の安全性が十分理解できないという声が各地から寄せられましたが、こういった現状についてどう考えるかというのが1点と、今後の対応として情報発進や呼びかけのあり方などについて考えがあれば聞かせてください。
(答)8,000ベクレル/kgという、この廃棄物であれば、0.01ミリシーベルト/Yを相当下回る水準にとどまるという、私どもは考えを持っております。それを繰り返し繰り返し説明をしております。これは、放射線審議会でもしっかりと御議論をいただいたものでありますし、原子力安全委員会でもお認めをいただき、また、IAEAの調査団のほうからも、これは国際基準を満たしているという評価をいただいておりますので、それをしっかりと説明をしていきたいと思っております。この基準は一回も変えておりませんし、一貫して去年の夏から言い続けていることですから、まだ十分納得をしていただけないということであれば、それはしっかりと説明を尽くしていくということだと思います。
 今日までに御回答いただきたいという要請をさせていただいておりますので、集約をして、今後の対応をどうするのかということについては検討したいというふうに思っています。それは安全性の問題ももちろんありますけれども、さらに具体的に処理を進める上で、どういった形で自治体の皆さんに要請をしていくのがいいのかということが一番大事ですので、そこは、今日、まだ出していただいていない自治体もあると思いますので、それを集約した上で検討したいというふうに思っています。

(問)朝日新聞の小林です。
 先程の質問に関連して、明確にこれまでに拒否の態度を示している自治体があるかと思うんですが、そういった自治体に対してはどういうふうに働きかけをされていくのか、お考えをお聞かせください。
(答)要請をしておりますので、まだ集約していないので、それを踏まえてから対応を検討したいというふうに思います。

(問)河北新報の石川といいます。福島の帰還に関して2点お伺いします。
 平野大臣は先日、住民が帰れない区域を設定するという提案をされたようですけれども、これまで細野大臣は、希望する県民はすべて帰還させるという目標のもとに除染を進めるというようなお考えで進めてこられたと思うんですけれども、その辺のちょっと齟齬があるように思うんですけれども、それについて御説明願いたいのが一つと、あと、そういう区域を設けるということであれば、そこに中間貯蔵施設を設置するというお考えもあるのかどうか、2点お願いします。
(答)避難をしていただいている皆さんに、できる限り戻っていただける方には戻っていただきたいということは、これまでも言い続けてきましたし、その思いは今も全く変わりません。やはりしっかりと除染をして、できる限り安心・安全な状況をつくって帰っていただくことが大事だというふうに思っています。
 ただ、その一方で、去年の年末、長期帰宅困難区域というのを設定をしました。考え方を示しました。あれはいろいろと政務でも議論があったんですけれども、私が、もうそろそろ年末なので考え方を示したほうがいいだろうというふうに強く主張して設定をしたものなんですね。なぜ長期帰宅困難区域というふうに言うかというと、長く帰ることができないので、そこはそれぞれの皆さんの人生の選択を大事にしたいということを考えたから、私自身がそう考えたからそういう方向になったんです。ですから、ちょっと、もしかしたら、そこはどういうふうにとっておられるか、私のニュアンスが伝わっていない部分があるかもしれませんが、現実的に全員の皆さんに帰っていただくというのは難しいというのは、もう私自身、去年の夏、秋ごろから意識はしておりましたし、そういう中で区域の変更というのに取り組んできたというのが事実ですね。
 平野大臣がおっしゃっていることというのは、中長期のロードマップの改定の場所でも、私、発言をしていまして、恐らく原災本部の記者会見でも枝野大臣のほうからブリーフがあったんではないかと思うんですけれども、サイトの中の廃炉に向かうまでのプロセスの中で依然不確実性があるのは事実ですし、その中で水の管理であるとか、さらにはがれきの管理、これからデブリの管理など相当のスペースが必要になると。そういう中で、例えば駐車場であるとか、安全には全く関係がないけれども敷地内になかなかおさまらないものが出てくる可能性があるので、それについての考え方をしっかりと提示をするようにという指示を私自身がしております。ですから、そういった意味では、平野大臣と私の考えに違いがあるということではないというふうに思いますね。
 中間貯蔵ですけれども、これは全く別な話です。中間貯蔵というのは、これは、今三つの場所について具体的に調整をさせていただいております。お願いをさせていただいております。まだやはり地元の皆さんに受け止めていただくには若干時間がかかるというふうに思いますが、これは全く別の問題としてしっかりとお願いをしていくということです。

(問)すみません。共同通信の大倉です。
 大飯原発の再稼働をめぐって、昨日4大臣閣僚会合があって、示された安全基準がおおむね了承ということでしたが、この示された基準についての大臣の受け止め、感想を教えてください。
(答)そうですね。まだ議論のプロセスの途中ですので、今日、恐らくこの基準に基づいて大飯3号、4号の当てはめが議論されるというふうに思うんです。昨日の4大臣会合でも私自身も発言をしたんですけれども、最も重要なことは、やはり今回の事故を踏まえて、同じ規模のものが来た場合にも対応できるかと、そこがやはり一番大事だと思うんです。ですから、これから様々な対策をしなければならないわけですけれども、例えば長期的には取り組むけれども、まだできていない部分、重要免震棟ができていないとか、そういったことについて、それを補い得るような準備ができているのか。さらには、まずは電源ですが、電源がそれこそ絶たれた場合に水源はどうなのか、水はどうなのか、ここですよね。ここが維持をできれば炉心溶融には至らないわけですね。そこが確実に確認をできるということが重要だと。それは技術的には、もう既に保安院なり安全委員会で確認をされていることですけれども、しっかりと我々政務も、それが当然確信ができ、そしてそれを自治体の皆さん、地元の皆さんにも伝えることができる状況をつくる必要がありますので、そういう大事な会議が昨日も行われましたが、今日も改めて行われるものというふうに思います。
 私の一番の役割は、今申し上げた部分ですね。ですから、今回の事故を受けて、今回と同じ事態が起こったとしても炉心溶融には至らないということをしっかり確認をすることだというふうに思っておりますので、そこをしっかりとやりたいということです。

(以上)

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