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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

細野大臣記者会見録(平成24年3月9日(金)8:34〜8:49 於)参議院本会議場中庭側廊下)


1.発言要旨

 私からは2件。
 まず1件目ですけれども、本日、使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律案、いわゆる都市鉱山リサイクル法案というものを閣議決定いたしました。これは、デジタルカメラであるとかゲーム機などの小型電子機器の使用済みになったものについて、これまで必ずしも十分な再資源化というのは図れていませんでしたので、それを有効に活用するという、そういうための法律でございます。非常に柔軟な、自治体であるとか事業者の自主性をできるだけ尊重しながら再資源化を促進していくという法律ですので、是非国会で御審議をいただいて早期に成立を図って参りたいと思っております。
 もう一件ですが、間もなく東日本大震災から1年を迎える中で、3月11日に、災害廃棄物の広域処理について国民の理解と協力が得られるように、追悼式典の後、東京の有楽町駅前で街頭行事を行います。横光副大臣、そして高山政務官、そしてもちろん私も含めて、被災地の団体などにも参加をしていただいて、広域処理の必要性について国民の皆さんに訴えかけをしたいと思っております。
 今回の街頭行事では、災害廃棄物の現状であるとか広域処理の必要性を紹介したパネルの展示なども計画しておりますので、是非皆さんにも報道していただければというふうに思っております。詳しくは既に貼り出しをしておりますので、そちらの資料を御覧ください。
 以上です。

2.質疑応答

(問)広域処理についてなんですが、青年会議所が発表したアンケートでは、590の回答のうち116が処理受け入れに前向きな姿勢を示しています。この数字をどう御覧になるかと、受け入れがまだ少数にとどまっている現状を打開するためにどのようなことをお考えでしょうか。
(答)青年会議所には、私も直接お伺いして、是非取り組んでいただきたいという、そういうお願いもいたしました。去年まで私も会員でもあったものですから、同世代の、私にとっては仲間がそういった形で取り組んでいただいたこと、非常にありがたいなと思っています。
 あの調査は対面で、地域のJCの主要メンバーが直接首長さん、もしくは担当者に確認をするという方式をとっています。ですから、ある種の、そこで話をすること自体が、広域処理を前向きに進める説得にもたぶんなっていたんではないかというふうに思うんです。ですから、回収率が5割ちょっとということですので、カバレッジがそれこそ全体を含んでいるというわけでは必ずしもありませんけれども、きちっと話をすれば、それだけの方が動いていただけるという、そういういい事例だと思うんです。ですから、大いに前に進めるいいきっかけになったというふうに思っておりますので、これからも青年会議所の皆さんとは連携ができるところは連携をして、広域処理を是非進めていきたいと思っています。調査結果自体は非常に前向きなものというふうに受け止めています。

(問)中間貯蔵についてなんですが、明日にも地元の首長らと会談をされるかと思うんですけれども、昨日、井戸川町長が官邸を訪れて、最終処分場の建設計画や住民への補償を明確化するように求めています。明日の会談はどういったものになるでしょうか。
(答)井戸川町長には一番御苦労をおかけしていますので、町長の発言というのは非常に重いというふうに考えております。
 私どもも、中間貯蔵施設という、このテーマだけで話ができるというふうには全く思っておりませんで、むしろ双葉郡の皆さんに対して、政府としてやり得る様々な政策の、言うならば、項目の中の一つとして、大変恐縮なんですけれども、この中間貯蔵施設については受け入れをお願いできないだろうかという、厳しいほうの話として受け止めております。したがって、賠償の問題もそうですし、最終処分の問題も、これは大変ごもっともな御指摘だと思いますので、そういったことも含めて、できるだけ具体的な話に入っていきたいというふうに思っております。

(問)毎日新聞の江口です。  先程、京都知事とお会いになられて、京都知事のほうから、いわゆる局地的な風評被害が起こった場合の国の対応というのを求められたかと思うんですけれども、その点に関して大臣のお考えをもう一度お聞かせください。
(答)知事とはあの後少し話を詰めてしたんですが、全国で受け入れが広がってくれば、風評被害というのは生じないし、生じようがないわけですね、日本全体でやろうということですから。ただ、知事が心配しておられたのは、初めに踏み出すところが集中的に何か情報として、それこそなかなか商品が売れないとか、旅行に来ていただけないとか、そういったことになるのではないかということを気にされていました。
 繰り返しになりますけれども、やはり被災地のことを考えれば、被災地を絶対我々は切り捨てるようなことをしてはいけないわけです。みんなで乗り越えていかなければならないわけですから、風評被害は絶対乗り越えていかなければならない課題だというふうに思っています。ですから、起こさないことが大原則ですね。その上で、初期にいろいろな形で受け入れを表明していただいた中で、万々が一にもそういう具体的な損害が生じたという場合には、これは政府としては責任を持って対応しなければならないというふうには思っています。
 具体的なやり方などについては、それはそういうことはないようにしなければなりませんけれども、実際にそういったことが起こり得た場合に、そこはしっかりとその自治体と協議をしていきたいというふうに思っております。

(問)西日本新聞の坂本です。
 水俣病の溝口訴訟への受け止めと、今回の判決で基準の運用について硬直化しているという問題点が指摘されましたが、その見直しのお考えがあるかどうかお願いします。
(答)知事が遺族の方ともお会いされて、悩みに悩んだ末に出された決断だというふうに承知をしております。政府としては、知事がそうしてなされた重い決断をしっかりと受け止めて、これからも一緒にやっていくと、そういう姿勢で参りたいというふうに思っております。
 再三申し上げているとおり、基準自体が否定をされたものだというふうには受け止めておりません。ただ、溝口さんの場合は、非常に長く時間がかかってしまって、結局、しっかりと事実が判明する前にお亡くなりになったということですから、本当にお気の毒だと思うんです。ですから、やはりそこは反省が必要だと思いますね。きちっと一人一人に向き合っていくという姿勢が十分ではなかったのではないか。そういった意味で、反省するべきところはあるというふうに思いますので、反省すべきところは反省をして、基準自体は有効なものだというふうに私ども考えておりますけれども、そういった思いもしっかり持ちながらこれからやっていく必要があるなというふうに思っております。
(問)運用について是非見直し……基準について問題ないとしても、その運用については反省すべきところはなかったかどうか検討するということでしょうか。
(答)そうですね、過去において運用の仕方として反省すべきところがないかどうかというのは、これは我々としても不断の見直しというのは必要だというふうに思います。
 今回の上告自体は、法解釈の問題ということで、熊本県もかなり明確に言われていますので、それはそれとして、上告した上でしっかりと裁判で確定するのを待ちたいというふうに思います。

(問)先程の広域処理の関係なんですが、風評被害について責任を持って対応しなければならないというお考えは、賠償も含めて応ずるという趣旨でよろしいんでしょうか。
(答)どういったものを損害と見るかは、これは風評被害の場合は本当に難しいんですね。ですから、賠償という形ということで断定的に申し上げているわけではありません。ですから、損害が万が一生じた場合は、それに対して国として責任を持って対応するということです。
 是非、風評被害が生じないように、皆さんも御協力いただけませんか。結局、岩手県、宮城県のものがそうやって拒否されるということ自体が、その地域を本当に支えてみんなでやっていくのかということになると、それに対する大きな疑問符になってしまうと思うんですね。ですから、皆さんにも是非そこは協力をしていただきたいというふうに思います。そういう安全性についての確認はしっかりと私どもでやっていきたいというふうに思いますので。

(問)その瓦れきの広域処理の件で、先日も会見で出ていましたけれども、テレビコマーシャルでも今度PRされるということですけれども、どのような気持ちでいらっしゃいますか。
(答)テレビコマーシャルですか。被災地の実情を知っていただくというところが大きな部分だと思うんです、スタートとしては非常に重要だと思います。あれだけの瓦れきがまだ被災地にあって、津波をどうしても思い出すという方がたくさんおられるわけですから、それをしっかり国民の皆さんに知っていただいて、みんなでそれを乗り越えていくという思いを持っていただけるようにということで流すということです。
(問)今朝方の知事会長との面談なんですけれども、そうやってムードを皆さんの機運を高めるという中で、知事会に期待なさることはどういったことでしょうか。 (答)そうですね、知事会には何度かこれまでもお願いをさせていただいてきましたけれども、知事会のほうから行動を起こしていただいたという意味では、非常にありがたいですね。ですから、具体的に進めようという機運が出てきたことの現れだというふうに思いますので、知事会全体としても、これからもお願いをしていきたいというふうに思いますし、あとは個別のそれぞれの都道府県ごとにお考えをいだたけるというふうに受け止めておりますから、個別の働きかけをさらにしっかり強めていきたいというふうに思っております。

(問)中間貯蔵施設の件で、先程の閣議後会見で平野復興大臣が、明日、細野大臣のほうから双葉郡内の複数の箇所についてお願いすることになるという発言をされたそうなんですけれども、複数というのは、要するに減容化施設等という理解でよろしいんでしょうか。
(答)私自身は、中間貯蔵施設については設置をお願いする責任者ですので、大変申しわけないんですが、双葉郡の皆さんにまず話を直接させていただきたいというふうに思っています。すみません。

(問)水俣病の件なんですけれども、運用の仕方に反省すべき点がなかったか不断の見直しをしていくということなんですけれども、具体的には、例えば迅速な審査とか、そういうことをイメージして先程おっしゃったんでしょうか。
(答)うん?
(問)迅速な、時間がかかったことに対する反省ということなんでしょうか。
(答)そうですね。運用の仕方そのものの見直しが即時必要だというふうには思っていません。ただ、心情の部分も含めて、これは時間がかかってしまってそういう思いを持たれたということをしっかり重く受け止めなければならないということで考えております。

(問)震災から今週末で1年で、原発事故の発生からも1年なんですけれども、今の閣議の中で、総理からそのことについて何かお言葉はありましたか。また、御自身としてコメントがあればお願いします。
(答)総理は、間もなく震災1年ですので、総理の口から恐らく国民の皆さんに語られるんだというふうに思うんです。震災1年を迎えるに当たって、どういったところが今課題としてあるかというのは、私もいろいろな形で総理にお伝えをしていますので、最終的に総理がしっかりと語られるのを待ちたいと思います。ですから、閣議の中で今日特にそういう御発言はありませんでしたけれども、総理自身は、もう1年が間もなく来るということはよくよく当然お分かりになっているし、そのときにどういう言葉を発するかというのはお考えになっているというふうに思います。
 私ですか。そうですね、なかなか一言では言い表せない、長い長い重い重い1年でしたので、私以上に被災者の皆さんが苦しい思いをされてきたんだろうというふうに思います。ですから、そういった皆さんにこれから、まだ結果が出ていない部分、十分に対応できていない部分、本当に数多くありますから、それをしっかりとこれから結果を出していくということに尽きると思います。ですから、私も11日に向けて街頭に立って広域処理をお願いするなどの機会がありますので、そのときに改めて申し上げられるべきことは申し上げたいというふうに思います。

(以上)

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