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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成23年3月2日(水))


1.発言要旨

(政務官)お疲れ様でございます。三役で会議を行いました。今日は当面のスケジュールや、また、いつもどおり各部局の動き等々を確認をさせていただいたところでございます。冒頭、大臣から発言がございます。
(大臣)明日、明後日、3月3日、4日の両日、東京で日本とブラジルの気候変動会合が開かれます。ここでは、カンクン合意を踏まえて、今年の12月、南アフリカ・ダーバンで開催されるCOP17に向けた議論のキックオフがなされます。今回の会合がで具体的な合意がなされることはありませんけれども、これからの論点の整理や交渉の方向について、主要国の交渉担当官レベルなど、実質的な議論が行われます。なお、今晩レセプションがあります。私も出席をして挨拶を行います。
 もう1点。3月5日に東京・日本橋において、国民対話を開催をします。この国民対話は、環境大臣との対話を通じて一般の方々に環境政策について理解を深めていただくことを目的として毎年1回開催をしています。今回はゲストとして、国立環境研究所の亀山康子さん、地球いきもの応援団で女優の田中律子さんをお迎えして開催します。私からは、昨年開催されたCOP10及びCOP16について御報告すると共に、今後の温暖化対策にも若干触れたいと思っております。亀山さんは温暖化の国際交渉について、田中さんは御自身で取り組んでおられるサンゴの保護活動について、それぞれ発表されると聞いております。一般の方から直接お話をお聞きする機会でもあり、いろいろなお考えや御知恵を伺って、これからの糧にしたいと思います。皆様も是非、御来場ください。
(政務官)よろしくお願いします。以上でございます。皆様方からどうぞ。

2.質疑応答

(問)3月3日、4日の日伯の気候変動会議なのですけれども、これは何か期待されること、何か結論が出るような会議ではないのですけれども、しかし何らか期待されるようなことというのはございますでしょうか。
(大臣)カンクンから時間が経ちます。もう、あっという間に3月になりましたから、私もいろいろ、各国と話をするのを逆に楽しみにしておりますし、ブラジルから来られる方は、名古屋でもメキシコでもお会いした方ですから、そしていろいろなところでアドバイスしてくれたり、いろいろな知恵を出してくれた人ですから、これからのことについてお話をしていきたいと思いますし、各国の方々といろいろなところでオープンなお話を聞けるのが、ある意味では楽しみにしておりますし、ここで何らかの結論が出るというわけではありませんけれども、いろいろな情報を共有していきながら、これからのダーバンへ向けての一つの手だてになるというふうに思います。

(問)衆院本会議で、採決に参加しなかった16議員、会派離脱の16議員の処分が決まりましたけれども、非常に軽微ではないかという声もあります。大臣はどのように思われますでしょうか。
(大臣)党の皆さんがそういう結論を出されたのだから、軽微であるとか重いとかいう発言は控えさせていただきたいと思っております。

(問)予算関連法案と税制法案が大変厳しい状況だと思うのですけれども、環境税ですね、この間も聞いたのですけど、あれも10月の導入もこの状況では危ういのではないかと思うのですが、何か対応策と申しますか、暫定法案を出すだとか、何かそこら辺、次のステップに行くのにどうされるのか、何か妙案があれば教えてください。
(政務官)恐れ入ります。ちょっと国会関係ですので私の方から答えさせていただきますけれども、妙案というよりもまず、あくまで今は、御陰様で予算の方、通らさせていただきましたので、ではそのお金の使い道は決まったけれども、予算の使い道は決まったけれども、ではそのお金をどこから捻出してくるのかという、正しく関連法案の審議ということでありますが、あくまで今現在は、予算関連法案を成立を期すということに尽きるのではないかなというふうにも思ってございます。様々な報道、あるいはいろいろな関係方面からも、何としても、予算関連法案が御案内のとおりの状況の中で、何か良い知恵がないかという話が出ているのは承知をしておりますけれども、あくまで現時点では、予算関連法案を通して、何としても税の方をスタートをさせる状況を作ってまいりたいと、私ども環境省の悲願でもありますし、政権交代できたからこそスタートできた、未来に向けての大きな一歩になるというこの、いわゆる環境税につきましては、何とか日の目が出るように、スタートさせるように、私も政務官として一所懸命裏方で汗をかいてまいりたいと、誠実に汗をかいてまいりたいというふうに思っております。ありがとうございます。

(問)大臣に伺いますけれども、アスベストに関連してなのですが、日常生活の中でアスベストにさらされて石綿肺になった初めてのケースで、国も、その対象に認められましたけれども、それについての受け止めを聞かせていただけますか。
(大臣)新聞に書いてありましたね。個人情報の関係もあるために、まだ答えを控えさせていただきたいということです。詳しくまだよく分かりませんので。世界初とか書いてあったけれど、それも私どういう意味なのかちょっと分かりませんから。
(問)事実自体は把握されていた、そういった件が認められていたことは把握されていましたか。
(大臣)お聞きはしていました。

(問)先週の、旧聞になってしまうのですけれど、水曜日に、パッケージ型のインフラ、最初出席されていたというふうに聞いたのですけれど、すみません、ちょっと旧聞になって恐縮なのですが、その時、政務官は何か報告なりされたのでしょうか。
(政務官)発言をいたしました。確かあの時は、まず民間の財界の方にお越しをいただいて、パッケージ型インフラ海外展開会合、官邸において行われましたけれども、まず日本が、世界にパッケージ型インフラというプロジェクトを通じて、アジア及び世界に貢献していこうということでありましたけれども、民間の方からのヒアリングを行いました。その中で、あの時は、アジアのある国についての貢献を、企業あるいは政府一丸となって取り組むと、車の両輪のように一緒に取り組むということであったのでありますが、私の方から申し上げた要旨は、既に環境省としてもアジア諸国の間で様々な協力関係を行ってきたし、これからも行っていくということについて話をさせていただいたわけであります。その国というのはインドネシアについてでありまして、いわゆる二国間クレジットメカニズムですね、皆さん、もう釈迦に説法でありますけれども、技術的な協力をすることによってその国のCO2を削減した分、日本の方でカウントするというカーボンオフセットということでありますけれども、そういったことについても、いろいろな情報共有、意見交換などを環境省の方でも今既に進めているし、これからも政府一体となって環境省もやっていきますよという趣旨の発言をさせていただいたところであります。御注目いただきまして、ありがとうございます。

(問)規制仕分けの件なのですけれども、環境省の中では、明確にここのところが関わってくるというのがあれば。
(政務官)規制仕分けについても、私の方で、政務ということで携わらせていただいておりますが、規制仕分けといっても御案内のとおり、オープンの場で、様々な規制が御存知のようにあって、今の政権の中で、やはり世の中のために規制を緩和した方がいい部分については積極的にやっていこうという取組でありますので、素晴らしいことだというふうにも思っておりますが、環境省の分野でも、様々な、今、努力をさせていただいているところでございます。具体的には、また規制仕分けがオープンで行われていくというふうに思いますけれども、その中で、環境省の分野があるのかどうか、最終的には、今、判断を待っている状況であるというふうに、私は承知をしております。ただ、それだけではなくて、オフィシャルに、今までやった事業仕分けのような形でやる以外にも、やはり努力をすべきだろうということで、今、私の方で随時、事務方の皆さんと、あと、大臣、副大臣の御指導もいただきながら、今、中身の部分で詰めている真っ最中でございますので、また、もしかしたらどこかの場面で皆様方に、結果なり成果なりは、環境省が発表していいのか内閣府の方が発表するのか分かりませんけれども、何らかの形で、こういうふうに今、環境省もしっかりと様々な成果を出しているということを報告させていただければなというふうにも思っております。
(問)環境省の中での規制仕分けみたいなのも、もう一遍、皆さんでブラッシュアップして考えると。
(政務官)ええ。それはもう1か月、2か月前から、様々なことを全部ゼロベースで見直していこうということも含めてやっております。ただし、例えば規制緩和をすることによって、人の命が危険にさらされたりするというケースがあると思うのです。例えば、具体的に申しますと、今、鹿が人家に近づいてきていると、あるいは熊が出没をしているというケースがありますけれども。では、それを例えば猟友会の方にお願いをして、対策を講ずるということでありますが、例えば今、規制の中では、夜撃ってはならないというルールになっているのですね。だけど、実際民家に来た時にどうするかという、またこういう問題があるのですけれども、では、夜、オープンにしてしまうと、それを一律にやってしまうと、人を誤射するなど新たな危険が生じる部分もあります。
 またそれとは別に環境省の中で具体的なことを一つ一つ、外部の有識者の方のヒアリングもいただきながら、これは省内だけではなくて、環境省は率先して外部の皆さんの御意見もいただきながら、中身の部分も今進めているということがあります。
 いずれにしろ、あまり途中経過を皆様方にお伝えすると、かえって混乱をしてしまうと、皆さんに迷惑をかけるものですから。何らかのきちっとした結果を、様々なジャンルについて、成果を含めて御報告できればなというふうに思っております。

(問)環境省の規制の在り方というものは、いつぐらいまでに結論を出したいというふうにお考えでしょうか。
(政務官)これは環境省だけでは行ってなくて、行政刷新会議、蓮舫大臣の下、横並びで一斉に今やっているところでございます。環境省のみならず、他の役所でも今、いろいろ努力をなさっているというふうに聞いておりますし、一つの役所だけではなくて、二つ、あるいは三つの役所が所掌して考えていかなくてはいけない部分もあると思います。けれども、これはなるべく早く何か結論が出せればいいのかなとは思ってはおりますけれども。
(問)何月くらいというのは、特に行政刷新会議の方から指示は。
(政務官)ちょっと行政刷新会議に聞いてみないと分からないですね。今、最新の状況は、他の役所が今どこまで進んでいるのかは、すみませんが、ちょっと把握をしていないので。ただ、環境省としては最善の努力をさせていただいているということだけは、またその具体的な中身については、結果が出次第、皆様に詳細に御報告をさせていただきたいというふうに思っております。

(問)政務三役に聞くことではないかもしれないのですけれど、そういうふうなのをやっている中で規制仕分けをすると、2日でそういうふうな仕分けをするということなのですけれども、それは何か変なのではないかなという思いがあるのですけれども。
(政務官)変というのはどういう意味ですか。
(問)要するに、もう皆さんで、そういうふうに行政刷新会議の指示の下にやっている中で、更に、たかが2日というとあれですけれども、そういうふうに規制仕分けをやっていくというのは、環境省の部分が入るかどうか分からないですけれども、若干、違和感を感じるのですけれども。
(事務方)規制仕分けのプロセスの中でも、いきなり公開の場で短時間で結論を出すという前の準備段階がございますので、最終段階が公開になるかどうかということでございますので、あまり、そこでゼロベースで短時間で結論を出すということではないということは、ちょっと御説明させていただきます。

(以上)

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