本日、新潟地方裁判所において、いわゆる新潟四次訴訟原告との間で、和解が成立致しました。
　水俣病を巡る訴訟としては、国と原告との間での初の和解成立であり、ここに至るまでの各関係者の御努力及び御決断に、心から敬意を表します。訴外の新潟県、新潟市をはじめとする地元の皆様方に御助力を賜ったことにも厚く御礼申し上げます。

　昨年の５月に、鳩山前総理が述べたとおり、熊本、鹿児島にとどまらず、さらに後年、新潟で第二の水俣病が引き起こされたことは、誠に痛恨の極みです。今後は、関係地方公共団体の御協力を仰ぎつつ、今回の和解に基づく支給や、地域の振興や福祉の充実、もやい直し等に努めてまいります。同時に、特措法の救済措置についても、引き続き、周知徹底を図り、あたう限りすべての被害者の救済に向けて、全力を尽くしたいと考えています。