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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

江田大臣記者会見録(平成23年7月19日(火))


1.発言要旨

 午前8時15分から閣議・閣僚懇談会がございましたが,当省関係は特にありません。
 私の方で御報告といいますか、土曜、日曜、16日、17日。被災3県をまわってまいりました。その中で佐藤福島県知事、達増岩手県知事、土日というときでございましたが、お時間を取っていただきまして、意見交換をしてまいりました。更に、被災地のがれきの状況、それから将来に向けての話題ですが、再生エネルギーで大変先進的な取組をしているところ、更に陸中海岸国立公園、これを将来、三陸復興国立公園にしようという構想などを出しておりますが、そういう現場を見てまいりました。被災地の状況ですが、確かに福島県、これは佐藤知事が大変な悲痛な面持ちで、いろいろ要望されましたけど、原子力発電所の事故ということが加わって、なかなか大変な状況にあると。しかし、宮城、岩手については、かなりの程度、生活の近くからのがれきの処理、これを仮置場に持って行っている。仙台では蒲生というところに行ったのですが、ここは運び込む前から現場で既に分別をして運び込んでいるということで、大変皆さんのてきぱきとした仕事ぶりを拝見しましたが、あるいは住宅地、工場もそうでしょうかね、崩壊建物については、私の見たところでは全て移動は終わっており、コンクリートの基礎が残っているだけで、まだこれから解体をしなければならない建物は残っていますが、そういう意味で復旧・復興に向けたスタートラインにやっと立てたのではないかなという思いを持っておりまして。これからの三陸の復興について、再生エネルギーや、あるいは国立公園を見たというのは、大変、今後の復興のヒントを得るのに良かったと思っています。それが第1点。
 第2点の御報告は、環境省の輪番休業ですが、これの試行の期限がまいりますが、更にお盆前まで輪番休業をやると。お盆の休みは、全体に休みがみんな多いので、そういうことにはいたしませんが、その後のことはまた考えるということで、若干の継続を御報告をしておきます。私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)先週,法曹養成フォーラムで,弁護士の6年目の平均年収が1,000万円以上という結果が出ましたが,それを受けて司法修習生については貸与制にするか,あるいは,今の給費制を続けるべきかという議論がこれから本格化すると思いますけれども,改めて大臣の御見解をお聞かせ願います。
(答)法曹養成フォーラムはいろいろな経過があって,昨年の委員会決議もあったりで,立ち上げて議論が進み始めたところです。まず急ぐ議論としては,11月には今の1年延長した給費制が,放っておけば貸与制に移行するという法律の仕組みになっているので,それをどうするかという議論をしていただいているところですが,そんな中で今のお話のアンケート調査が上がってきました。回答率は非常に低いのですが,しかし全体の傾向というのは伺えるのかなと,若い弁護士さんはなかなか頑張っているんじゃないかなという見方もあるかと思うので,なるほどなと思ったりしますが,いずれにしても法曹養成フォーラムで議論していただいている最中ですので,私からとやかく言わずに,皆さんの自由な議論に期待をするということが良いと思います。

(問)女子サッカーの日本代表チームがワールドカップで優勝しました。御覧になったかどうか分かりませんが受け止めをお願いします。
(答)素晴らしいですね。昨日の私のホームページのショートコメントにも書いたのですが,素晴らしい,よくやった,その一語に尽きると思います。先に点を取られて追いつき,また先に取られて追いつき,延長戦をなんとか耐えてPK戦で,しかも海堀さんていうゴールキーパーは,ボールを蹴る前にすっ飛んで,ボールを逃したと思ったら,右足でパッていう,もうなんか神業ですね。私は本当に今の日本,特に被災地の皆さんに大きな力を与えてくれたと思います。ちなみに,決勝戦の1点取られた後の1点目,延長戦のコーナーキック,これはいずれも岡山の湯郷ベルの選手が活躍しまして,うれしいうれしいと思っております。
(問)なでしこジャパンの優勝に関してですけれども,菅政権がこういう状況ですけれども,政治として学ぶべき点が感じられるところがありましたらお願いします。
(答)大変な緊張の続いた政治状況ではありますが,今ちょっと湯郷ベルのことを言いましたが,彼女一人の活躍ではないので,やっぱり選手の皆さん異口同音におっしゃっていたチームプレイが重要だと思います。どういう流れになるにせよ,こういう緊張した場面ではチームプレイというのが一番だと,これは痛感しています。

(以上)

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