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環境省大臣記者会見・談話等>大臣記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

松本大臣記者会見録(平成23年4月8日(金))


1.発言要旨

 おはようございます。発言が二つございます。
 昨日の23時32分ごろ、マグニチュード7.4、宮城沖を震源とする大きな地震があり、震度6強ということで、東北地方太平洋沖地震の余震と考えられます。緊急参集チームが参集して、首相も対応に当たって、官邸に参集して対応に当たったところであります。10時時点では、2名の方がお亡くなりになったというふうなことを聞いておりますし、また、停電ということもあったり、物資を置いているところの荷崩れがあったりして、また、いろいろなことで苦労をされているな、また、恐怖というか、もう1カ月という時期の中で、いろいろな意味で大変な御苦労されているなというふうに思いました。
 今日、規制制度改革に係る方針を閣議決定しました。行政刷新会議のもとで規制制度改革について議論してきた事項のうち、調整を終えた項目について取りまとめたものです。環境省関係では、大気汚染防止等の観点から工場立地手続に関する事項など、計4項目が盛り込まれました。また、国民の声規制制度改革集中受付に提出された提案等の対処方針も閣議決定され、環境省関係で2項目盛り込まれました。
 以上です。

2.質疑応答

(問)昨日の地震を受けて、今、政府の中で進められている震災復興のプランについて、何か変更、追加というものはございますか。
(答)変更、追加ということはありません。ただ、いろいろな意味で今日も停電があったり、私も昨日びっくりしたのは、南三陸が避難場所にしている栗原市とか大崎市が一番心配で、いろいろな意味で、南三陸の町長に電話しても、大崎と栗原には連絡がつかないという話でしたので、直接、警察や消防の関係で連絡をしたら異常はないということがありましたので、ちょっと一安心をして、昨日は帰ってきましたけれども、大きな変更というのはない。ただ、皆さんにもちょっとお願いしたんですけれども、二、三日前から避難所の集約といいますか、宮古市の田老が、8つの避難所が2つに集約される。おそらく学校が始まるということでの集約だろうというふうに思いますけれども、そういう意味では、今日も、今の支援本部でモニタリングはしてくれよという話をしました。
(問)大臣、集約が気になるということなんですけれども、もう少し、集約されるということで、どういうことが気になるか、教えていただけないでしょうか。
(答)集約をされるということは、人数が増えるということで、どういう避難所に、どういうふうな形で避難されるのかということをやはり見ていって、私はいつも言うように、昨日より今日、今日より明日が良くならなければならないというので、そこに密度が高くなるということによって、医療や介護や福祉が薄くなってはいけないということをやっていかなければならないし、昨日も、ずっと言っていますけれども、自宅におられる方、一時期は1人の自宅に8人とか、多いときには40人とかという避難をされてきた方がおられたそうですけれども、今はそういうことはないというふうに言われていますけれども、そういう意味では、自宅におられる方々のケアも、やはり同時に必要だなというふうに思っております。

(問)生活再建の取組を、今、一所懸命やられているかと思います。何か大きな変化というのはありましたか。
(答)いろんな避難所のモニタリングを今やっています。支援を高くしなければならない避難所とか、もう自立できている避難所とか、いろいろな意味でコミュニティの問題もありますけれども、やはり、様々な避難所の形態があって、そこの避難所の形態によって、どう対処していくとか、前も言いましたように、南三陸みたいに4カ所で1,000人、4月3日から6日まで避難をされました。そこで、やはり仮設住宅というのが、一番今ニーズが高いと思いますので、仮設住宅を急ぐことと、また仮設住宅に入る方々、抽選なのか、要援護、要介護度で選ぶのかということも、地域で判断なさるだろうけれども、そういったこともずっと注視をしていきたい、自分自身は、仮設住宅は用地が本当に困難だということで、昨日も一昨日も用地の確保に向けて、国も国有地、林野庁が持っている土地、民間、個人等々含めて、様々なチャンネルを通じて、用地の確保も国がアナウンスをしてもいいというふうなことも言いまして、やっているところであります。何しろ昨日の災害対策特別委員会でも言いましたけれども、離れたくないという東北の皆さんの絆というか、つながりというか、そういうところもあって、近場で仮設住宅をつくるのがなかなか難しいということのスピードとマッチングをしていくかということも課題だと思います。
(問)この災害特別委員会のほうで、地域のつながりということを昨日盛んにおっしゃっていたんですけれども、その中で、阪神淡路とか、中越地震の経験を更に深堀りしていくというようなお話もあったんですが、今後、避難所が集約化されていく中で、どういった点について、ケアしながら進めていきたいとお考えになるのか。
(答)集約されていくと、やはり、それぞれの区とか、それぞれの町とかがやはり、一緒に避難されるだろう。そこでやはり班長とか、いろいろな方々が出てきてコミュニティづくりをされるだろうというふうに思っておりますし、一番厳しいと思うのは、これで2回目、3回目、4回目という避難の状況があるわけで、そこにやはり、しっかり張りついていく、国が張りついていく、寄り添っていくという姿をしっかりつくっていかなければならないし、公営住宅とか、県境を越えた旅館やホテルの問題もありますから、ある意味では、そういうつながりをしっかり受け入れ先でもフォローしていただきたいし、送り出した市町村もフォローしていただきたいし、そういうところもずっと個人情報等の問題がありますけれども、そこのつながりだけはしっかり見ていてくれよということはずっと言い続けています。ある意味では、避難されたところから1日1回ふるさとに戻るバスを手配していただいたり、あるいは避難されているところは、山形のある地域では1泊2日か、2泊3日ぐらいで温泉に行くバスを提供したり、いろんなことが、今、やられていますので、そういうことを見ていきたいなというふうに思います。がれきの撤去なんかも、亘理町の例なんかで言うと、赤い旗を立てたら撤去していい、黄色い旗は、がれきはいいけれども建物は残しておいてください、緑は一切扱わないでくださいという旗をみんな用意して立てているそうですけれども、そういう知恵もいろいろあるし、仙台では、がれきも分別して出しているというところもあって、それは手間が省けるなというふうに、いろいろな意味で各地域で知恵を出して、様々な取り組みをされているというふうに思います。
(問)そのがれきに関してなんですけれども、被災地は、今、大分雨が降っていまして、大分、粉塵とか、そういうのも大臣ごらんになられたと思うんですけれども、アスベスト対策とか、その辺に関しては、何か指示は出して。
(答)出しています。それは今まとめているよね。
(事務方)はい。かなりまとめてありまして、廃石綿を扱う場合に、こういったことに心がけてくださいという通知などを出しております。あと、マスクをきちんと着けていただきたいという、そういう通知のほうも絵入りで出しております。

(以上)

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