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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

樋高政務官就任記者会見録(平成22年9月21日(火))


1.発言要旨

 図らずも環境大臣政務官を仰せつかりました、衆議院議員の樋高剛と申します。私自身実は、環境政策を、もちろんまだまだ浅学非才ではございますけれども、ライフワークとして取り組んできた分野でございまして、先ほど官邸に行ってまいりまして、任命をいただいてきたというところでありまして、身の引き締まる思いでございますけれども、しっかりと誠実に、そして一所懸命に取り組んでまいりたいなというふうに思っております。特に、私自身は、日本を環境立国にしたいという理念、信念、志を、ずっと持ってきたところでありまして、今から9年前、2001年から衆議院の環境委員会にも入らせていただいて、今まで環境関連の、まあ国会ではだいたい100回ぐらい、今、質問しているのですけれども、その内の3割ぐらいは環境関連、予算委員会になっても環境関連の、ずっと質問をさせていただいてきたところでありますけれども、世界から日本が、環境政策について、環境について尊敬をされる、日本の看板は環境であるという国にしたいなというのが私の思いでございまして、日本の魅力を環境にしたいのだと、むしろ外国が日本の環境への取組を視察に来るという国にしたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
 私ばかり話してしまって申し訳ないのですけれども、後は少し抽象論になりますけれども、やはり、今原点に立ち返って、持続可能な社会を作ると。そのためには地球温暖化対策をやり、人と自然との共生理念の実現をするとか、あるいは生物多様性の保全など、私自身非力を尽くしてまいりたいと、しっかりと努めさせていただきたいというふうに思っておりますので、皆様方の御指導をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
 環境に国境はありません。国際問題、国際的に取り組むべき課題でありますので、日本のために取り組むという部分と、一方で、世界のために頑張りたいと。政務官の分際で随分大きいことを言うなと思われるかもしれまけんけれども、本当にそういう気概が、今、日本には必要なんだろうというふうに思っておりますし、国内においては環境に対する理解を進める、意識の改革を行いたいという思いを持っているところでございます。
 皆さんから、どうぞ。

2.質疑応答

(問) 今もちょっと出たのですが、これまで議員の立場から、今の環境行政とか、または環境省というか、それのどんなところに課題があって、どういったやり方で取り組んででいきたいか、まあ、お考えなのかということと、後はその関係で、就任について大臣からは何か指示など受けられましたでしょうか。この2点をお願いします。
(答) まず、その2点目の方から申しますと、昨日総理から連絡をいただいて、今朝閣議決定をしたばかりでございまして、先ほど大臣に電話をしたら、国際電話の呼び鈴が鳴ってしまいまして、慌てて切ってしまいまして。大変失礼したと、後で事務所の方に謝りの電話を入れておいたのですが。まだ話をできていないのが正直なところでありますので、特に御指示はありませんが、日本にお戻りになられたら速やかに大臣から御指示をいただいて、部下として頑張っていきたいなというふうに思っております。
 それと、環境省についてですかね。
(問) 行政全般でも。どちらでも。
(答) 行政全般ですか。日本の、環境について取り組むべき政策課題というのは、ものすごく多いと思っております。そんな中にあって、まあこれは、行革の流れからは逆行してしまうのかもしれませんけれども、私が10年前ぐらいに伺った時は、環境省は1000人でやっているということで、では少数精鋭ですね、と私は言っていたのですけれども、まだ200人ぐらいしか増えていないということなので、やはり私は、環境立国を目指す、そして日本の看板が環境になる、環境で世界から尊敬される国家を作るという理念の実現のためには、本当に今環境省の方々は頑張っていらっしゃると思いますけれども、それは別に言ってくれと言われたわけではなくて、本当にそう思ってまして。で、やはり人数ももっともっと、本当は増やしていかなくてはいけないのかなというふうに思っておりますし、私もその末席に加えさせていただいて、頑張って、いろいろな一つ一つ具体的な課題を、解決をしてまいりたいなというふうに思っております。

(問) 昨日総理から御連絡があったということなのですけれども、具体的に何か指示だとか御言葉というのはあったのでしょうか。
(答) 具体的に環境政策についてこうしろという話は、特には伺っておりませんけれども、その時には、環境政策には関係ないのですけれども、全員野球で、適材適所でということで、おっしゃっていただきまして、まあ自分のような無能な者に御指名をいただいたものですから、謹んで、一所懸命に、政策実現のために、国家のために、日本のためにお努めを果たさせていただきますと、私の方からは申し上げたのですけれど、特に、具体的に総理から、こういう政策についてどうこうしてくれという御指示はいただいておりません。

(問) 前の大谷政務官はですね、水問題ですとか、あるいは廃棄物問題に関して精力的に取り組まれてましたけれども、そういう感じで今後、特にこの分野に注力して取り組みたいという分野がありましたら、よろしいでしょうか。
(答) 役割分担はまだこれからでして。明日、大谷前政務官から、しっかりと引継ぎをさせていただきたい。さっきちょっと会館を訪ねていって、会って、立ち話では幾つか引き継いだり、今までどの分野をやってきたかということも伺ったのですけれども。ちょっとじっくりもう少しいろいろな課題も含めて、あるいは方向性なり、あるいはどう解決したらいいかという問題策も含めて御指導くださいというふうにやっておりますが。まだ分担としては特にありませんし。自分は、政務三役では一番下っ端でございますので、御下命のとおり、言われたことは何でもやっていきたいなということですね。役割分担については、これからまた機会があるでしょうから、聞いてもらえばなというふうに思っていますが。
 後、余計なことを言うと怒られてしまいますけれども、私自身は、議員提案で、環境教育というのを、私はちょっとこれを機会に、改めてちょっと勉強してみたいな、研究してみたいなという思いは、個人的には持っていますけれども。それ以外の分担は、またこれからですね。

(問) 政務官は以前、韓国の環境教育なんかを勉強されてこられたというお話ですが、今の日本の環境教育にどういった課題があって、どういったふうにしていきたいというふうにお考えか、お願いします。
(答) 要は、環境に対する意識を高めていくためには、強制をされて、何か我慢をして環境を守らなくてはいけないということではなくて、幼少のころから、環境に触れたり、あるいは尊さをしっかりと体得をしていくという。だから、学校であまり座学で教えるということも、もちろん必要なのですけれども、それよりももっと、私のイメージしている環境教育というのは、小さい時に、皆様方も経験あるかもしれませんけれども、やはり近くに、裏に、山に、虫採りに行ったり、いろいろな自然と触れた方というのは、これはなかなかデータが無いのですけれども、その後、環境をしっかり守っていこうという意識が高いという説もありますものですから。そういう意味において、やはり結局、環境を良くするのも悪くするのも人間でありますので、人でありますので。やはり、人をしっかりと、これもまた教育の分野に入ってしまうのかもしれませんけれども、意識を改革をしていくというか、考え方を改めていくと。むしろ、環境を保全をし、発展させることは、ものすごく尊いことであり、素晴らしいことであるということを、日本人一人一人が、本当に、小さい方から、お年寄りの方々まで、心から思ってもらえるような国にしなければ、環境問題というのは結局解決しないだろうと。本質的にはやはり、根っこの部分から解決しなければいけないだろうという思いで環境教育と申し上げたわけで、別に特定の分野だけを指していっているわけではないのですけれども。またこれも、政務官を拝命をいただきましたので、改めてレビューをしてみて、復習をしてみて、やってみたいと思いますが。もし、朝日新聞さんで何かいい提言がありましたら、お待ちしておりますので。

(問)小沢さんから何か言われましたか。
(答)小沢さんとは会っていないのですよね。連絡もしてないのですよね。昨日、総理から言われて、それから今日、会っておりませんので、話もしていないのですよね。
 ああ、小沢さんというのは、小沢大臣。
(問)いいえ。
(答)小沢一郎さん。
(問)一郎さん。
(答)そうか、同じ名字だ。勝手に答えてしまいました。失礼しました。小沢一郎さんとは会ってないです。小沢大臣とは電話で話しました。小沢大臣には、「期待している」と温かい言葉をいただいて。またじっくり今までの経過、歴史、樋高ちゃんに託したいというお話をありがたいことにいただいて。頑張りますと。小沢一郎さんには、特に話をしておりませんので。また会って、その時聞かれたら答えさせていただきますので。

(問)今回の副大臣、政務官を含めた第二次菅内閣全体の顔ぶれというのの印象を教えてください。
(答) 私が当事者ですから、自分でコメントするのはいかがなものかと思いますけれどもね。正しく適材適所。すぐマスコミの間では、党内抗争がどうだとか、党がバラバラだとか言っておりますけれども、全くそんなことはないのでありまして。今回代表選挙終わって、よく皆さんが党が割れるのではないかと言われましたけれども、割れましたですかね。本当、割れるわけないわけでありまして。そうではなくて、我々は今、天下国家のために真剣に考えているわけで。むしろ代表選挙が終わって、ちょっと政局みたいな話は、あまり私、ここではしたくないのですけれども、むしろ代表選挙終わって、一枚岩でやっているわけですから、むしろ、しっかりと政権政党として、政権与党として、しっかりとまとまっているという姿を、皆さんにお示しをさせていただいて、私は良い機会だったかなというふうに思いますけれどもね。
 内閣については、内閣の方針に基づいて粛々と一所懸命、皆で、それぞれの持ち場、持ち場で仕事していくのかと思いますけれども。新たに、皆さん新任なさった方が、私も含めて多いものですから、皆フレッシュな気持ちで、原点に立ち返ってできるのではないですかね。私は良いことだと思っておりますし。一人一人は、すごい人間的な魅力のあられる、あるいは能力のあられる、あるいは経験のあられる、大臣、副大臣、政務官の方が、樋高以外では、おつきになられているのではないかなと思います。

(問) 近藤副大臣、後、松本大臣と、これまで何か一緒にやられたことはありますか。
(答) 松本大臣、そして近藤副大臣とも、個人的には本当に御厚誼をいただいておりますけれども。政策以外では、よくお話をさせていただくことはありましたですね。
 近藤さんとは、5年くらい前に中国に行った時に、たまたま中国の外務省かどこかに行った時に、現地でばったり会いまして。全く別々の行動だったのですけれども。あるいはそれ以外のことでもいろいろありますが。特にありませんけれども。私自身は一番の部下でございますので、しっかり、従順に、大臣、副大臣の言われたとおりのことを一生懸命おつとめを、本当にこれはもう謙虚に頑張っていきたいなと思っておりますので。
 あの、政局に関してのお尋ねは無しにしていただいて。ここは、私は本当、日本の環境を背負っている場所だと。本当に神聖な場だと思っていますので、是非、政策論議というか、政策的なお尋ね、あるいは環境に関するお話を皆さんと一緒にしていければなという思いでありますので。国会とかでつかまえていただいて、政局の話はしていただければと。ただし私、国会を歩く時は速いですからね。環境省の中は、ゆっくり歩いているかもしれませんけれども。
 こんな人間ですが、一つ、よろしくお願いします。どうもありがとうございました。

(以上)

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