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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務二役記者ブリーフ会見録(平成22年12月15日(水))


1.発言要旨

(政務官)今日は近藤副大臣、今お仕事でありますので、今日は大臣と私と、今、会議をさせていただいたところであります。今日は全体では当面のスケジュール、あるいは各部局の動きを打ち合わせさせていただいたということでありますが、大臣から冒頭発言があります。
(大臣)はい。発言が三つございます。
 一つは、11月12日にチッソ株式会社より申請のありました、水俣病特措法第9条に基づく事業再編計画について、本日付で認可することとし、本日16時、私から同社後藤会長に認可書を交付することとしましたので御報告します。なお16時以降の日程は事務方が貼り出します。
 2点目。12月17日に、清水正孝会長を始めとする電気事業連合会の皆様と、地球温暖化対策などに関する意見交換を行います。環境省からは、私や近藤副大臣、樋高政務官を始め、事務方も参加する予定であります。詳細につきましては、追って御連絡をさせます。
 3点目。今週末の18日、近藤副大臣と私とともに、石川県金沢市で開催される国際生物多様性年クロージング・イベントに出席いたします。これには、カメルーンを始め3ヶ国から環境大臣が出席されるほか、国連の赤阪事務次長、生物多様性条約ジョグラフ事務局長を始め、開催地である石川県知事、金沢市長など、国内外から約300名の参加が予定をされております。本イベントは、この1年を振り返り国際生物多様性年を総括するものであります。私がCOP10議長として御挨拶するとともに、近藤副大臣からホスト国としてのCOP10の成果について御報告する予定です。イベントの最後には、翌年の国際森林年との橋渡し、ブリッジング行事を予定をしております。国連森林フォーラム、UNFFのマッカルパイン事務局長が出席をし、生物多様性年からの引継ぎと両者の連携を確認をいたします。
 また、本イベントにあわせて、いしかわ動物園において分散飼育実施中のトキの様子を視察する予定であります。近藤副大臣は、石川県加賀市の片野鴨池を訪問し、ラムサール湿地の保全に取り組む加賀市やNGOなどの関係者とお会いをする予定です。
 以上です。

2.質疑応答

(問)最初の水俣ですけれども、認可したということで、水俣に関しては、補償とか、それから被害救済をきちんとできるかどうかというのがポイントだったかと思うのですが、ここは、できるというふうに判断したというふうに理解してよろしいのでしょうか。
(事務方)いずれにしろ、認可書はまだ、認可したというのはまだこれからです。4時に、先ほど申し上げましたように、先方にお渡しすることにしていますので、その時点で、どうして判断したかとかいうことは御説明できると思います。今は予定を申し上げただけなので。
(政務官)中身についてはこれから。

(問)今のチッソの事業再編計画の認可なのですけれども、大臣が認可をするということは、チッソの計画が水俣病の被害者のためになるというふうに、大臣として判断をされたということなのでしょうか。
(大臣)いずれにしても、11月12日に申請があった事業再編計画については、審査を行った結果、認可要件を満たすと判断して、これを認可をすることとしました。
(問)それは、被害者のためになると大臣はお考えになったのですか。
(大臣)そうです。

(問)分社化をしてしまうと、分社化をして、最終的に事業会社の株式を売却してしまった後に、原因責任を引き継ぐ会社が消滅してしまうのではないかという危惧が、被害者の中にはありますけれども、その危惧に対してはどのように応えられますか。
(大臣)それは、次官が夕方4時過ぎからきっちり話されると思うし、我々は今日は事業再編計画について認可をするということですから、その後のことについては、しっかり私もフォローしていきますし、株式の譲渡までまだまだずっと先ですから、その都度私たちは責任を持ってしっかり患者さんのために努力をしていきます。

(問)改めて、株式譲渡も環境大臣の承認が必要になってくるかと思うのですけれども、株式譲渡に必要な条件についてお考えをお聞かせください。
(大臣)やはり、補償はちゃんとするということは、私たちちゃんとずっと見ていきますし、そこのところをしっかり、我々は患者のために見ていくということに尽きます。
(問)今のは認定患者さんだけではなくて、被害者の方も含めての御発言ということですか。
(大臣)それは、いろいろこれから判断することは様々ありますから、その都度、その都度、しっかり見ていきたいと。今日は事業再編計画の認可ということで、詳しくは4時にお会いしてから、お話をするということになります。

(以上)

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