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環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成22年12月1日(水))


1.発言要旨

(政務官)今、政務三役会議、行いました。先程ほどまで副大臣いらっしゃったのですけれども、また別の公務で出ていかれたところであります。今日は、当面のスケジュールなどの確認、その他打ち合わせをしたところでございます。
 特にこちらからはございません。皆さんから。

2.質疑応答

(問)今日のこれから、いわゆる政策コンテストの評価結果が出るというふうに聞いております。で、個々の省庁の結果については、個々の省庁に、どういう判断だったかということの公表は任されているというふうに、事前には伺っているのですけれども、それはどういうふうに対応される予定でしょうか。
(政務官)今日、夕方5時半くらいだったと思いますけれども、本来副大臣が受け取りに来るのですけれども、税調が何かあられるようでして、私が受け取ってまいりますが、その後どうするかをこれから相談しようと思っていたところでございました。
(問)ABCDの評価が、確か、出るのだと思われるのですけれども、それは我々にとっても知りたいところではあるなと思っているのですけれども。今日公表というか、扱いというのはこれから。
(政務官)ちょっと検討してみたいと思います。

(問)それから、いわゆる事業仕分けで出た結論への対応、その後どのように進展しているのかというのは教えていただけますか。
(政務官)事業仕分けでの結論。
(問)はい。例えばエコクラブの話。それをその後検討し直すというようなことを、確かおっしゃっていたかと思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。
(政務官)例えばエコクラブなどの、あれは環境教育という一つのくくりになるのですけれども。この間もちょっと会見で頭出しだけさせていただきましたけれども、不肖私、政務官の下で、環境教育の在り方そのものを、未来志向でもう1回検討し直して、良いところは残すし、もし、より効率良くすべきところがあったら、それはまた改めていくということなど、これをしっかりとやっていきたいと思っておりますが、またこれが具体化しましたら、また会見で皆さんにお話をしたいと思います。その他の事業仕分けに関しても、それぞれ、大臣を中心に今、鋭意、様々受け止めさせていただいた中で努力をさせていただいているということでございます。

(問)国会が会期末になってきて、この前もちょっと大臣に閣議後会見で伺ったのですけれども、基本法の成立はなかなか厳しい情勢かなというふうに認識していますけれども、今後どのように対応されていくかというのは話し合われましたでしょうか。
(政務官)国会対応は、これは政務官の方で、私の方で今、させていただいておりますけれども、温対基本法、2度の閣議決定を経ているもので、この臨時国会で何が何でも成立を期したいという思いでやってきたのでありますけれども、国会情勢等これ在りということで、もう明後日、国会が閉じるという予定でございますので、何が何でも継続を勝ち取っていきたいと。勝ち取るというと怒られてしまうか。継続をするべく努力をしてまいりたいということで、もうすでに私の方でそのように、様々な努力をさせていただいているということでございます。ただ国会は、本当に最後の最後までどうなるか分かりませんので、しっかりと私の方で、政務官として責任をもって、継続をするべく努力をしてまいりたいと、大臣、副大臣の御指導の下、やってまいりたいというふうに思っております。

(問)アセス法の改正案についてはどうでしょうか。
(政務官)アセスは今、参議院に送付をされてございます。で、アセスも今回2度目の、成案を目指して頑張ってきたところでありまして、この環境影響評価法もものすごい重要な、皆様方御存知のように、法律でございますので、今参議院の方で、残すところもう今日を含めてあと3日でありますけれども、まだあきらめておりませんので、しっかりと最後の最後まであきらめてはならないという思いでありますので、随時大臣から御指導をいただきながら、今なお努力をさせていただいている真っ最中であると。汗をかかさせていただいている真っ最中であるという御報告をさせていただきたいと思います。
(問)それは、何とか環境委員会を開いてくれという。
(政務官)開いて、成立までもっていきたいと。特に対立案件ではございませんので、特にこれは日本の今後の、国の形に関するとても基礎的な重要な法案であると、未来志向の、とても大切な重要な法案であるという認識の下で、何としても、まだあきらめておりません、何としても成立を図ってまいりたいというふうに思ってます。

(問)COP16なのですけれども、現地から何か報告が入っているかということと、それに対して何か指示をされたかということを、もしあれば教えていただけますでしょうか。
(大臣)様子は大体聞いています。で、南川地球環境審議官たちが参加を、環境省からはしておりますし、依然、先進国と途上国の対立が大きいと、見通しは立てにくい状況だというふうな話は聞いております。いずれにしても厳しい交渉ではありますけれども、地球規模で温室効果ガスを削減するという意味では、全ての主要国が参加する公平かつ実効性のある国際的な枠組みが必要である。以前から言っておりますけれども、そこを基礎にしながら交渉に臨んでいきたいというふうに思います。先進国と途上国が共に協力して排出削減を進めていくための、バランスの取れた合意を目指して、交渉の進展に私も尽力しますし、期待をしていきたいというふうに思っております。
 何かずっと各社、いろいろな社説とか書かれているけれど、厳しいですね、皆さん方も。我々も厳しいし。しっかり見守っていきたいと思います。

(問)今日の政策コンテストの評価会議でABCDのランク付けが出ると思うのですけれども、D判定になった場合というのは、これはもう環境省としては予算計上はしないという判断なのですか、それともまだ検討の余地がある。
(政務官)D判定はないものだと思っておりますので。民主党政権として環境政策を推進するというのは、大きな大きな柱でございますので、よもやそんなことは無いと、私は思っておりますけれども。

(問)今の点に関して、公開のヒアリングの時も厳しい言葉が確か飛び交ったりとか、それから事業仕分けでも結構厳しい話があったりとか、それからこの前、政務官出席されたNGOとの集会でも、与党議員から、環境政策に対する熱意が後ろ向きではないかというような旨の発言もあったりとかして、全体的にちょっと、政務三役は一生懸命やられていると思うのですけれども、政権全体としてはなかなか推進力が弱まっているなという気もしないではないのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
(政務官)全く弱まっているつもりはしておりません。あれはまた別の目的があって、政策コンテストなり、あるいは行政刷新会議なり、全く無駄を無くしていこうと、あるいは予算を効率良く執行していこうという理念そのものは素晴らしいことですし、是非どんどんやるべきだと思っております。むしろ、厳しい御意見をいただくということは、それだけ環境政策に熱心に注目をもって、注視をいただいたという結果であろうと思っておりますので、それをもって後ろ向きであるとは全く思っておりませんし。むしろ、大臣中心に今年は名古屋であれだけの成果をあげたわけですから、きっと高く評価をしていただけるものではないかなと思います。

(問)結果を公表する、しないの判断基準というか、今のところ分からない理由というのはどういうところですか。
(政務官)判断基準が分からないのではなくて、まだこれから検討します。公表についてですよね。
(問)そうです。

(政務官)また公表の時は皆さんに。もし公表するという判断になった時は、その時はまた皆さんにお伝えしますけれども。していいのか、してよくないのかはちょっとまだ私の方では判断しかねます。今の段階でですね。

(問)COP16なのですけれども、日本の発言に対して、化石賞ということで、ちょっと厳しい御意見があったのですけれども、それについて御意見は。
(大臣)厳しい。厳しいと思いますけれども、とにかく、行って、しっかり交渉してまいります。
(問)どういう点が厳しいと思われますか。
(大臣)皆さん方が書いておられるとおりでしょう。いろいろな意味で。アメリカと中国が入らない枠組みというのは、やはり考えられないし。そういう意味では、途上国が京都議定書の第二、延長という話をしていますけれども、そこでEUがどういう前提条件というのが、話がこなれていくのかというところを、やはり見ていきたいし。やはりそれぞれ、いろいろな意味で背中を押していきながら、いろいろな会談をしていきながら、交渉は進めていくということです。
(問)厳しいというのは、日本の主張がなかなか理解してもらえないということに関して。
(大臣)いやいや、厳しいというのは、COP16そのものの成功というか、どういう合意が得られるかというのも厳しいのは厳しいし。私たちの立場も、そういう議定書の延長反対ということが、そういう意見をどう伝えていくかということが、これからの私たちは、課題だろうと。私たちの主張に対して揺らぎがあるわけではないけども、その言葉を相手に伝える時に、どう伝えていくのかということもこれからの交渉のかぎになってくるだろうと。
私たちは何々ができないから、何々じゃないとかという言い方ではなくて、やはりそれぞれ、言葉を探していきながら、伝えていくということが、我々、大事だろうというふうに。一切揺らぎはないですから。

(以上)

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