本文へジャンプ
ここから本文
環境省大臣記者会見・談話等>政務三役会議後記者ブリーフ要旨

大臣記者会見・談話等

政務三役記者ブリーフ会見録(平成22年9月8日(水))


1.発言要旨

 特にありません。どうぞ。

2.質疑応答

(問)家電エコポイントが3か月延長するという案に、更に五つ星に絞るというアイデアが今出ています。そのことと、後、エコカーの補助金は、こちらの方は補助金が無くなって終わりという話になってます。それぞれについて、環境政策の観点から御所見お願いします。
(大臣)環境政策の観点からは、まず、エコカーも継続の方が、当然ながら政策効果が有るということだと思いますけれど、前から申し上げているように、直嶋大臣の方からは、打ち切った後の、いわゆる反動を考えると、できるだけ波を少なくしたいと。続けば続くほど反動は大きくなると。そういう判断の有る中で、政府全体として、こういう決定になったということだと思います。ですから私としては、今後、逆に言えば、特に年末に向けての経済情勢、正直いってかなり厳しいのではないかと私は思っているものですから、そういった時にはまた、必要に応じて機敏に対応するということもあって良いのではないかと、私は思っています。家電の五つ星に関しては、これも同じ経産大臣からの理由で、絞りたいという話があって、それはそれで環境政策としては、より省エネ、環境性能が良いものという意味では、一つの考え方かなと思っています。私の方は前から、買換えであれば必ず減るので、そういった話を提案をしてまいりましたけれども、それも十分検討していただいたようですが、五つ星という形でやらせてくれという話でありましたので、私としても諒としたということであります。

(問)代表選まで一週間を切りまして、今日原口総務相が小沢さんを支持というふうに表明されたのですけれど、もし今の段階で、御自身の御立場を明らかにさせるおつもり、御用意があればお願いしたいのですけれども。
(大臣)御用意はございません。要するに、私はもう一貫して最終的に、先ほど大谷政務官から若干意見も言われましたが、最後の最後の2人のスピーチを含めて、聞いてそこで判断するという姿勢でいるということを、これはもう、ぶれずにずっとそう言い続けておりまして、そのつもりでいます。
(問)ということは、投開票後になるということですか。
(大臣)投開票後も、多分言わないのではないかと思います。いろいろ影響も有りますから。

(問)関連でもう一つなのですけども、かねてから小沢大臣は政治とカネの問題についてクリーンさをかなり重要視されてこられたと思うのですけども、小沢一郎さんというのは今後強制起訴という可能性も有ると思うのですけども、その辺りどういうふうに見てらっしゃるのか。
(大臣)そこに関しては、私はこの段階までくれば、要は、表で小沢一郎前幹事長が、大いにそのことも含めて主張されるという方が明解で良いのではないかと言ってまいりましたので、実際にそういう質問も記者会見や何かで沢山出ておりますし、そういった意味では、大いに表で議論をするという話の方が、もう良いのではないかと思っておりました。そういう立場にある人が出るべきではないという意見が一方には有るというのも、もちろん私は、そういう意見が有るというのも承知しておりますが、この段階までくれば、表で大いに発言をするという話の方が、国民に対して分かりやすいのではないかと思います。

(問)昨日、副大臣とNGOのCOP10に向けての懇談会の中で、NGOの方から、政府代表団にNGOのメンバーを加えてほしいという要請が有ったかと思うのですが、それに対して環境省としての考え方と、政府内での対応方針の検討状況をお聞かせください。
(大臣)これは政務三役3人とも一致しているのですが、NGOの皆さんたちに加わっていただくのはやぶさかではありません。ただ、政府代表団という位置付けの中でやっていただくには、それなりの、当然のことながら、政府と意見が違うというような話があまり表立って出たら、これまた各国から笑われますので、ですからそういったことがきちっと守っていただけるかどうか、そういう話をしっかりした上で判断をさせていただくということだと思います。
(問)判断はいつごろまでに。
(大臣)月末まで。
(問)もうNGO側とは、実際判断する上の材料というか、そういう上で調整は。
(副大臣)そこはもう個別にいろいろと御推薦をしたいであるとか、この方を是非入れていただきたいだとか、そういう声も徐々に挙がって、今既に挙がってきたりもしております。総合的にその辺りも判断をさせていただいて、検討をしていきたいと思っております。環境省だけで話ができるものではございませんので、政府としての代表団でありますから。そこは総合的に、各省ともやはり話をさせていただきながら決めさせていただきたいと思っています。
(問)それこそ外務省とかそういう関係省庁とは、やり取りというのはされてらっしゃる。
(副大臣)まだそこまでいっていません。
(大臣)念のため申し上げておきますが、NGOの皆さんたちが自由にそれぞれの御意見を表明されるのは一向に構わないし、大事なのだろうと思います。ただ、政府の代表団に入れてくれという話になる以上は、それは政府の代表団としてはやはり、統一的な意見を持つというのは当たり前なので、そこのところは理解してもらわなければいけないという意味です。
(問)仮に入られる場合、どのような役割を担っていただきたいというふうに考えてらっしゃるのでしょうか。
(副大臣)やはりそこは海外のNGOとのやり取り等々、また世界的なネットワークを持っているNGOにあっては、とりわけ他国の主張するところ、譲れるところ、そういったさじ加減の部分で、是非議長国のNGOとしての主張等々を繰り広げていただくであるとか、また意見の落としどころの合意点等々探ることができるのであるならば、私は政府の代表団の中に入っていただくとしては大変意義の有る、力を発揮していただけるのではないかというふうに期待をしているところであります。ただ、どのような役割分担ができるのか、入っていただくとするならば、そのNGOのカラーであるとか、いろいろなものも当然考えることが必要になってこようかと思いますので、そこは政府としての総合的な判断で検討させていただきたいとまだ思っている段階でありますので、まだ詳細な部分については相手も有ることでありますので。中には、代表団には入りませんというふうに早々とおっしゃっているところもあります。そこは、NGOを勝手に我々が代表団に取り込もうというふうにとられるのも大変失礼な話であると思いますので、そこは総合的にやはり見ていただきたいというふうに思います。入れることは、先ほど大臣からお話があったとおり、やぶさかではないという気持ちは一緒であります。

(問)二国間クレジットについてなのですけれども、経産省さんも環境省さんも事業をされてらっしゃるのですが、もちろん二国間クレジットという仕組みが国際的に認められることが大事だと思うのですけれども、今後の国際交渉で、どういうふうに主張されていかれるかと、改めて、二国間クレジットについての大臣のお考えをお願いします。
(大臣)正に今の御指摘のとおりで、国際的に認められていくことが本当に重要だという点は、全くそのとおりだと思っています。いろいろな会合の場面で、そういった話は、もう既に私は、この間の5月のボンの会議でも発言をしておりますし、折に触れて言っていきたいというふうに思います。最終的にどういうふうな形になっていくかは、国際的な枠組みをどういうふうに決めていくかという話の進捗状況と、ある意味では、並行に進んでいくのかなと思っておりますけれども。大事なポイントは、とにかく現実にCO2を減らすということにつながる話であれば、それは、世界としてそれを大いに推奨していこうという意見を作っていくことだというふうに思います。

(以上)

▲Page Top