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ノーモア・ミナマタ東京訴訟の和解の基本的合意に関する環境大臣談話(平成22年11月17日)

 本日の東京地方裁判所で行われた、ノーモア・ミナマタ東京訴訟の期日において、昨日の近畿訴訟に引き続き原告との間で、和解の基本的合意が成立しました。ここに至るまでの原告の皆様のご努力に心から敬意を表します。
 本日の期日の結果、熊本、新潟、近畿、東京の4つのノーモア・ミナマタ訴訟の原告の方々との間で、和解の基本的合意が成立するに至りました。
 今後は、基本的合意に基づき、個別原告の判定手続き等を適切に実施してまいります。
 また、10月31日時点で、36,317名の方が特措法の救済措置への申請を行われ、手続きが進められているところ、特措法の救済措置についても、引き続き、周知徹底を図り、円滑に実施してまいります。これらの取組により、あたう限りすべての被害者の救済に向けて、全力を尽くしたいと考えています。
 なお、残る2つの国家賠償請求訴訟、原告数合計26名、については、裁判の継続を望まれていると承知していますが、裁判についてはもちろん、裁判の争点以外のことについても誠実に対応して参りたいと考えています。