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小沢大臣一般記者会見録(平成22年6月15日(火))


1.発言要旨

 お待たせしてすみませんでした。会期末でもありますので。皆さんの方から逆に質問を受けて、お答えしたいというふうに思います。

2.質疑応答

(問)ロイター通信の藤岡と申します。地球温暖化対策基本法案についてなのですが、廃案になるということになりまして、改めてその影響についてお伺いしたいのですが。今後、内容の修正の可能性もあるのかについてと、排出量取引制度の実施時期や制度設計にどのような影響が出るのかと想定されているのか。また、今の段階で、いつまでの成立を目指していらっしゃるのか、お願いします。
(答)まず、影響は全くないとは言えないと思っておりまして、そういう意味では、総辞職の時も申し上げたのですが、それが一番の心残りということなので、今国会では無理になりましたけれども、必ず次期の国会に再提出して、いつまでに仕上げるかということに関しては、とにかく次のCOP16までは、日本の意思として、しっかりと仕上げて、臨んでいきたいというふうに思っています。中身に関しては、今のところは、あれがベストの案だと思って出していますから変えるつもりはありません。ただ、選挙後の結果を見て、それは各党いろいろな意見もあるのでしょうから、そういう可能性が必ずしもゼロではないというふうには、当然思っています。そうならないような選挙結果を出したいというふうに思っているわけであります。
 それから排出量取引の制度に関しては、「この法律の施行後一年以内」という書き方をしておりますので、そういった意味では、それに連れて遅れるのはやむを得ない。やむを得ないというか、そうなります、という意味では影響があるということだと思います。ただ中身に関しては、中環審等で今、もう議論を始めていただいておりますので、そしてまた周りの皆さんたちも、いずれは通るだろうという思いを、コンセンサスとしては持っていただいているとは思うものですから、そういった意味では粛々と議論は進めさせていただいて、できる限りその影響が少なくなるように努力をしたいと、こういうことだと思います。

(問)フリーランスの小川裕夫と申します。よろしくお願いします。菅大臣が、成長戦略の中でエネルギー環境分野を結構大きく扱っているのですが、その中で、次世代自動車を50%以上にするというようなことを明言されているのですが、小沢大臣は、例えば「次世代自動車」と言われて何を指しているのかというようなことと、その50%以上という中に、どういったものを考え、成長させていきたいのかというのを、御所見いただければというふうに思います。
(答)担当は大谷政務官がやってくれていますので、大谷政務官の方が詳しいかもしれませんが。次世代自動車の定義というのはどうしたの、聞いてない?
(政務官)特にそんな、かちっと決めたものはないですけれども、EV、HVぐらいのことを言っているのだとは思います。
(事務方)後はガス車とか、そういうのも。ガス車と、CNGも入ってます。
(答)ちゃんとした定義を作ってますか。
(事務方)はい。定義がございます。
(答)では、それは後でお渡ししたいと思います。で、正直言って僕は、10年後ということですよね。我々のロードマップもそうですけれども。ですから50%以上という話は、決して私は不可能な数字ではないと思っておりまして。これから10年後の、それも新規の、新車ですからね。決してそんな不可能な数字ではないというふうに思っておりますけれども。

(問)フリーランスの畠山理仁と申します。管政権は、普天間の問題なのですけれども、日米合意を継承するということなのですが、民主党が沖縄選挙区で独自候補の擁立を断念する方向で考えているということなのですけれども、政権の内部におられる小沢大臣として、この候補者、独自候補断念ということについて、どのようにお感じになってらっしゃるかということをお聞かせいただければと。
(答)率直に言って僕は、選挙対策の方はよく承知しておりませんので、そういう報道はもちろん接してますけれども、具体的な話は分かりません。ただ、大変残念だというのが私の率直な印象です。前回の沖縄の選挙は、衆議院選挙ですが、あれだけ国民の皆さんから勝たせていただきましたので、引き続き、それは国民新党も社民党も仲間としてカウントしているわけですが、しっかりとやれたのではないかなと、民主党しての地位も築けたのではないかなと思っておりますので、そういった意味での、率直に言って普天間の問題での影響が大きかったということかなというふうに、これは推測段階ですが、感じています。それと喜納さんが、全国区ではありますけれども、沖縄ベースで立ちますので、少し異色な方ではありますけれども、民主党の代表という役割も果たしてくれるのかなとは思います。

(問)(フリーランス小川氏)6月1日から衣替えということで、クールビズを環境省は推進していると思うのですけれど、今拝見した限りでは大臣、副大臣、政務官ともスーツでビシッと決まっているかなという感じで。先日実は原口総務大臣の記者会見に出ましたら、かりゆしを着てまして、その時は閣議でも皆さん着ていたと思うのですが、直嶋経産大臣は結構スーツで記者会見に来たりとかして、意外と官の人というのはクールビズがあまり進んでいないのかなという気がするのですが。今日も記者会見を見ると、僕らの方がどちらかというとクールビズが進んでいるような気がするのですけど。クール過ぎるかなという気がするのですが。
 その辺り、例えばクールビズは、環境省というのは、一番旗頭として進めなければいけないと思うのですけれども、今後どのように進めていくのかということをお伺いできないでしょうか。
(答)まず一つは、ものすごく意欲を持って進めているつもりでいます。カチッと、スーツというかジャケットですけれど、国会があったりしますので、クールビズと、それからある意味では社会的な礼儀のギリギリのところというのを考えざるを得ないということだと思います。逆に、皆さんたちが大変うらやましく思います。
 今、国民運動として、チャレンジ25の中でも、クールビズも、これは前から引き継いできた政策ですけれども、大きく取り上げてやらせていただいておりますけれど、引き続きそこは、かなり定着してきてくれていますので、しっかりやりたいというふうに思っています。
(問)例えばなのですけれど、三重県伊賀市という所があるのですが、そこは伊賀の忍者で有名でして。たまに、忍者議会という変な議会をやっていたりとか、あとどこだったかな、東北の方なのですが、議堂が、ちょっと耐震工事が間に合っていなくて、それでヘルメット議会という、ヘルメットをかぶったまま議会をやっているところがあったりするのですけれども、そういったことでちょっとユニークさを出しているというのがあるので、例えば環境省が推進して、クールビズ議会とか、そういうことを提唱されたりとかいうのは無いのでしょうか。
(答)当然、閣僚懇などでは、僕は発言させていただいているのですけれどね。ただ、閣僚の中でも様々でありまして、中井さん、それから直嶋さん、川端さん、僕、その辺はだいたいノーネクタイだと思いますね、今。昨日は、衆議院の本会議がありましたから、ネクタイ着用なので、今度、ちょっと議運の松本委員長に、今日は、参議院の方は本会議もいいので、衆議院の方ももうノーネクタイでやってくれというのを頼みに行こうかなというふうに思っています。今言われたようなイベント的なものも、できれば本当に考えてみたいなと思いますね。ただ、本当にあれですよね。難しいのは、場所によって結構涼しかったりしますから、上着持ってないと、かえって寒くて困るという時もあるのですよね。特に女性の皆さんから、そういう話も聞きますけれどね。この辺はしょうがないですかね。
(問)でも、官庁がやってくれないと、なかなか、やはり大臣とか国会からやってくれないと、やはり官庁側としてはやりづらいし、官庁がやらないと、出入りしている業者さんなんかも、ちょっとうちがやるわけにいかないと。
(答)やってるじゃない。
(問)僕らはフリーランスだからいいのですけれど。やはり事務方の人たちも、大臣がスーツ着ているのに、うちらだけ……。
(答)だからスーツじゃないよ、これは。
(問)アロハ着たりとは、なかなかなりづらいかなと。この前、かりゆしを着ていた原口大臣の写真を、ちょっと他の省庁の方に見せたら、すごいねと言っていたから。
(答)それってあれでしょ。閣議の当日のでしょ。だから、あの時は僕もそうですよ。
(副大臣)6月1日は皆、閣僚はかりゆしですよ。珍しくないです。
(答)本当にだけどね、かりゆしも、アロハもいくつかあるので、もっと着てきたいなと思っているのですけれど、ちょっと寒かったりするんだよね。今はまだ。もうちょっと経ったらと思っているのですけれど。
(問)経産省の方が言うには、政治家の方は、やはり、ジャケットとかスーツとかを着ていることが多いので、かりゆしとかアロハを着ても似合わない。やはり着慣れているうちに、似合ってくるので、最初から着てくれないとなかなか難しい。
(答)だと思いますね。僕はね、枝野大臣が最近チノパンはいているでしょ。あれは斬新でいいよね。僕は、本当にチノパンはきたいのですけれど、ちょっとそこまでのまだ思い切りがなくて、いわゆるこういう綿パンなのですけれどね。チノパンだと一気に楽になるよね。
(問)蓮舫大臣にちょっとやってもらうとかというのは。
(答)彼女は多分、いつも白いジャケットだからな。あれがトレードマークみたいになっているもんな。いろいろ工夫はしたいというふうに思います。
(問)是非テストケースとして、この会見でアロハを着て。
(答)アロハね、はい。
(問)誰も、文句を言えない格好をしていると思うので。
(副大臣)ただ、ラフな格好と、カジュアルな格好をはき違えないようにしないといけないなと、私は思います。アロハシャツを着て、それをどう評価されるか、いろいろと御意見もあろうかというふうに思いますので。そこは、中で、話し合いたいと思います。鳥取県でしたか、羽合町というところがあるのですけれど、そこは皆アロハを着ていますね。そういうふうに、きちんと皆で着ましょうというようなルールができれば、それは決して難しくはないのでしょうけれども。
(答)絶対この辺似合わないよね。
(問)やはり、大臣が着ちゃえば文句言わないですよ、皆。
(答)この辺も似合いそうもないし。
(副大臣)ただ、なぜハワイでアロハ、沖縄でかりゆしか、それはやはり、その地域、地域の気候があってのやはり、ファッションだったりすると思うのですけれども、それを踏まえて、やはり考えるべきだろうと思います。6月1日の閣僚は皆さん、かりゆしというふうに、お決めになられていた歴史があろうかというふうに思いますけれども。
(問)閣議はかりゆしだったのですけれど、記者会見に戻ってきたら、直嶋さんはなぜかスーツになっていて、「あれ?」みたいな。
(答)あの時は、僕も着替えたな。寒かったのですよ、やはり。
(事務方)あの日は、その後すぐ国会があったものですから、それで皆さん、お着替えに。
(答)まあ、このぐらいがちょうどかなと僕は思っているのですけれどね。半袖と紺ブレというのが。
(問)いろいろ見てみたいなと。
(答)期待に応えるように頑張ります。だけど、本当にクールビズというのは、前の政権の話だけれど、やはり僕はヒット商品だと思います。
(問)例えば、鳩山大臣が就任した時に、ファッションショーにお出になりましたよね、幸夫人と。ああいうような、ちょっといろいろ様変わりしたのがないと、国民としては、やはり親しみが持てないところがあるので。何で笑うのですか。
(副大臣)私どもは、そういうファッションショーだとか、あまり縁が無いものですから ね。親しみを持たれていない三役の一人なのかなと、ちょっとがっかりしたもので。

(政務官)どうですか、もうよろしいですか。では、一応ここで終わらせていただきます。

(以上)

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