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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

田島副大臣就任記者会見録(平成22年6月9日(水))


1.発言要旨

 皆さん、お疲れ様でございます。再び副大臣を拝命いたしました。引き続き頑張っていきたいと思いますので、また報道各社さんにも、どうぞ御理解、御協力いただきますように、よろしくお願い申し上げます。
 私からは以上です。質問に答える形で進めてください。

2.質疑応答

(問)改めて、再任されて、ということで、率直な御感想と、継続した仕事になると思うのですが、新内閣の下で最優先課題として取り組みたいと思っていることを。
(答)まだ、重要な法案が衆参それぞれで審議途中でございまして、法案の成立に向けての努力は、大臣の主導の下、引き続き頑張りたいと思っているところであります。ただ本当に国会の御判断が、どのような形でこの6月を進めていくのかが、まだ分からないところでもありますし、委員長も交代されるという話もありますので、そういう意味では動向を見守っていきたいと思っているところでございます。
それと、継続でやらせていただくわけでありますから、先の鳩山政権下で取り組んできた幾つもの環境分野での課題、挙げれば本当にきりがないわけでありますけれども、今回やはり総理から、「内閣の一体化」というテーマをぜひ重く受け止めて欲しいというお話が、先ほど副大臣会議でもございました。環境政策を進めていく上で、この内閣での一体的な取組、また、問題意識を共有していくためにどのようなことが必要か、また、今大変厳しい財政状況の中で、環境省に軸足を置くものの、内閣全体を見渡しながら、今後の環境政策の在り方も当然考えていかなければならないと思いますし、また大臣の昨日の会見の中ででも、経済と環境の両立を含め、この内閣全体の中での環境の位置づけというものに対して御指示があったやに御発言もありましたので、明日、三役での意見交換を皮切りに、また引き続き、今のこの局面、全体を見渡しながら、私に課せられた責任を全うしていきたいと考えているところであります。

(問)アスベストについてですけれども、関係副大臣の会合を開こうというお考えをお持ちでしたけれども、早速、いつぐらいに開きたいとお考えでしょうか。
(答)まだ詳細の日程等については、こういう事態でございますので、明らかにできる状況にはありません。が、一応これまで各省に働きかけや申し入れ等々もさせてもらってきましたので、可及的速やかに共有をしあって、先ほどの話ではありませんけれども、内閣が一体となって対応できるような、その取組の在り方について早急に検討をし、副大臣級会合等々の開催にこぎ着けられるよう努力をしたいと思います。

(問)小沢大臣から、特に今日指示があったのでしょうか。
(答)まだ今日は会えていないので、明日改めて、ちょっと時間が今日取れませんでしたので、明日改めて政務三役で顔を合わせて、これからの対応策について、大臣の方から御指示をいただこうと思っているところです。

(問)恐らく明日以降の話になると思うのですが、党の方も、政調が復活したりとかして、政策決定の在り方が恐らく変わっていくのではないかと見ているのですけれども、その辺どういうふうに環境行政に反映していくのかというのは、今のところ言えることって何かありますか。
(答)先ほどの副大臣会議の中ででも、やはり議題というか意見として出ておりました。今後の政策会議の持ち方、それから政調の復活、ある意味では、かつて民主党の中では「部会」というふうに申し上げておりましたけれども、その部会をどうするのか、加えて、民主党内だけの問題ではなく、連立政権としてのとらえ方だとかという点では、一定の整理と方向性をやはり議論していかなければならないだろうと思っております。そういった点も踏まえて、今後、決め方等についても、副大臣会議で議論を重ねた上でコンセンサスを得ていこうという方向を確認されましたので、その流れに従う形で受け止めていきたいと思っております。
 私自身も政調が復活したということについては、どのような形で今後、野党時代の政調しか私自身も経験がありませんので、与党の政調という形が、円滑な政策立案等々にきちっと機能していくのかどうかも踏まえて、やはり見つめていく必要があろうかというふうにも思います。そういう意味では、様々な長所、短所も包括的に、やはり受け止めて、またその在り方については、副大臣会議等々で議論に参画していきたいと思っています。

(問)当面政策会議の方は主催はされないのでしょうか。
(答)これも会期がどうなるか、会期が延長するのかどうなのか、そこら辺りがまだはっきりしておりませんので、それにもよるのかなと。日程がちょっととれるのかどうかということもありますので、そこはまだ未定であります。まだ大臣とも会っておりませんので、その議論といいますか、その持ち方についても、一定相談させていただくべきことかなと思っておりますので。

(問)先週、里地里山法の件でNPOの方や一般の方との意見交換があって、その時に、来週にも閣議了解をとりたいという話があったかと思うのですが、そうすると、タイミングとしては金曜日になるのかなと思うのですけれども、その辺りのスケジュール感というのは。
(答)先週の金曜日の段階では、ちょうど鳩山総理が辞任表明された直後でもありまして、このような顛末が全く想像できなかった流れではありますけれども、環境省としては、やはり閣議了解をとりつけていきたいという方向は変わっておりません。ただ、いつの段階になるかまでは、少し全体の様子、まだちょうど菅内閣が始動したばかりでもありますので、その全体の状況であるとか、そのタイミング等々も見計らいながら、なんとかこぎ着けられるようにしていきたいと思っているところであります。

(問)先ほど事業仕分けが、事業レビューがあって、副大臣、今日はお出になられなかったと思うのですが、結果はもうお聞きになりましたでしょうか。
(答)取りまとめ結果は、報告を聞かせていただきました。ただ、結果の、抜本的改善であるとか廃止といった一言でなかなか片付けられず、その内容等々、どのような御意見があったのかは、まだ私自身も正式に報告をきちっと受けている時間がちょっとございませんでしたので、明日改めて、この事業の仕分けの内容について報告を聞かせてもらいながら、その対応策を省内で、それぞれ担当局も合わせて協議と検討を重ねていきたいと思っています。また政務三役の中でも、この議論についてまだしておりませんので、もちろん大臣にも報告をさせていただいて、その方向性を決定していきたいと思っています。

(問)やはり結果は結果、まあ廃止というのもありましたけれども、結果は結果として生かすというか。
(答)それはやはり、重く受け止めなければならないと思っております。一度、どういった御意見があったのか、廃止というふうに決まったものについても、内訳等々が、なかなかすべて同じようなトーンで、一言で片付けられるものかどうかも含めて、もう一度検証はする必要があろうかと思っております。またその逆もあろうかとも思いますので、そこは客観的にもう一度見直していきたいと思います。

(問)水俣なのですが、新潟の水俣の方の和解の話もありますし、救済措置の方も1ヶ月経ってということですが、改めて水俣、大臣・副大臣で進めて行かれると思いますが、スケジュール感とその考え方を教えていただけますか。
(答)新潟については、報道でも和解協議に入るという方向が報道されたところでもございます。改めてその点についてももう一度しっかり、私たちも和解協議ということを目指してこれまで現地新潟阿賀野川の患者会とも意見交換を重ねて参りました。今回このような政治の流れで一休みしたみたいな形になっておりますが、もう一度その進捗状況等々も話をしっかりと省内で共有し合った中で取組を進めていきたいと思っております。また、熊本・鹿児島を始め、水俣、不知火の和解の方もそうですし、もう既に申請等々が進んでおります。もうこれまで既に1万人以上の方が申請されているということですが、こうした点についての状況等についても両県からの報告等も勘案をしながら問題点等がないか、しっかりとチェックさせていただきながら、スムーズに救済が図れるよう、重ねて努力していきたいと思っております。

(問)新閣僚で経費の問題で。荒井大臣の問題が出ていますが、それについての御見解は。
(答)私も詳細は報道でしか存じあげませんので、詳しいことを知らぬ上で申し上げるのはどうかと思いますが、政治とカネの問題が大変クローズアップされて今回の鳩山総理辞任・小沢幹事長辞任という問題になりましたので、その事実関係も私も承知しておりませんから、それについてのコメントは差し控えたいと思います。私自身もそういったことが起きないように、政治とカネの問題に対して透明性を高められるように、自身が身を引き締めていきたいと思っております。

(以上)

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