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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

近藤副大臣・樋高大臣政務官記者会見録(平成22年12月1日(水))


1.発言要旨

(政務官)遅くまでお疲れ様でございます。副大臣と政務官の会見は、明日予定していたのですけれども、明日はいろいろな日程が入ってしまいまして、ちょうど一方で、今日夕方、政策コンテストの結果が発表になったものですから、今日にさせていただきました。
 まずは副大臣から。ちょっと別件で、まずお話があります。
(副大臣)今、樋高政務官からちょっとお話をさせていただいたということと、もう一つは、私がこれからお伝えすることですけれど、島根の鳥インフルエンザについて。このことは、できるだけ早くお伝えしておいた方がいいだろうということもありました。
 今日、外部有識者による専門家の会合を開いたわけであります。そして、指導と助言をいただいた。そういう中で、環境省としては、主体となって、一刻も早く、しっかりとこの問題に取り組んでいこうということで、野鳥の追加調査を行うということで、明日、現地へ担当官を派遣して準備や調整にあたるということを決定したところです。現地に入って、状況を調査してということになりますが、早ければもう3日から、追加の糞便の調査及び小型の野鳥の捕獲調査をさせていただいて、順次状況を見ながら調査をしていくという予定であります。以上です。
(政務官)今、副大臣が申し上げたとおり、鳥インフルエンザ対策も万全を期すと。環境省がしっかりとぬかりのないように取り組むということでありますので、御理解をいただければなというふうに思います。
 それと2点目は、政策コンテストの結果発表についてであります。今日、内閣府に17時過ぎにまいりまして、平野内閣府副大臣から政策コンテストの結果について受け取ったわけでございます。結果につきましては、今、皆様にもお配りをしたとおりではありますが、予想をしていたよりも、ちょっと、相当悪い結果ではないかなと受け止めをさせていただいております。特に、地球温暖化関係でありますけれども、この温暖化対策というのは、もう御承知のとおり、国を挙げて全力で取り組む課題であると。民主党政権としても、25%削減を掲げて、正にこれから、そのための取組を進めていこうとしているわけであります。とりわけCO2削減対策が遅れている、民生あるいは業務部門に対して、有効な対策をとるべきであり、家庭のCO2削減対策や、低炭素型の地域づくりは重要であると、これはもう従来から申し上げてきたとおりであります。また、グリーン・イノベーションを進める技術開発なども強力に進めたいと思っているというところでございますが、一方で、地球温暖化対策のための税についての議論が、民主党の方、あるいは税調でも進んでおりまして、実現の方向で着実に動いており、財源の裏付けも用意をしてきたところであります。しかしながら、こうして予算が、残念ながらCやDの厳しい御評価をいただいたということであります。
今後につきましては、明日、平野副大臣に対して環境省としての意見を述べる機会がございますので、その場で、こちらとしての考え方をお伝えをさせていただきたいというふうに思います。今後につきましては、いただいた評価内容を踏まえて、元気な日本復活のために効果的な事業として実施できるように、必要な予算の確保に努めてまいりたいというふうに思っております。
 明日は、副大臣のところに御邪魔するのは、多分、私が行くことになると思いますけれども、2時20分ぐらいに御邪魔をしようと思っております。こちら側からは以上でございます。
 きちんと皆様方に、なるべく早く、この政策コンテストの結果も、きちんとお伝えをしたいという思いも含めて、ちょっと今日は遅い時間で申し訳なかったですけれども、会見を開かさせていただきました。ありがとうございます。

2.質疑応答

(問)政策コンテストの結果なのですけれども、内閣府というか、あちら側の説明には、この結果を受けて、予算の組替えなども促すというような目的もあるのだということを言っているわけなのですけれども。つまり、必要な予算を確保したいのだったら、既存の予算も見直してというようなことも言っているわけですけれども、その辺の対応はどのようになっているのでしょうか。
(政務官)この紙に書いてありましたか。
(問)いや、この紙ではなくて、別の資料に何かちょっと出てたところが。
(政務官)今配った資料にということ。
(問)ではなくて。
(事務方)これは、要求する時点で、既存の枠を縮減した財源でこのコンテストの財源をまとめてたということで、今から何かこう組み替えるということではないのではないですかね。最初は、正に、おっしゃられたようなやり方で始まったのですね。

(問)もう1点。省庁によって、A評価がかなり多い省があったりとか、かなりバラバラのようなのですけれども、その辺、全体を見て御感想があれば。
(政務官)今回の政策コンテストの趣旨というのは、省庁の枠を越えて予算を組替えにつなげるというのが狙いであると。そもそも、他の府省と比べてどうかというたぐいの、そういう性質のものではないというふうに認識をしております。
 他方で、政権として重要であると考えている環境政策についての事業、とりわけ地球温暖化対策に関係する事業がこのような評価をもらったということはちょっと残念だなと思っております。

(問)個別の政策についてですが、環境コンシェルジュ事業なんかは、特に成長戦略に直接言葉として盛り込まれているのですけれど、ですが一番厳しい判定、この辺りの受け止めはいかがでしょうか。
(政務官)この間、うちエコ診断、兵庫県でやっていたものなのですけれども、ちょっと私も受けさせてもらったのです。是非皆さんも1回受けていただきたいなと思うのですけれども。とても良い、私は事業だというふうに思っているのであります。
 今回の環境コンシェルジュというのは、今おっしゃいましたように、新成長戦略に盛り込まれた家庭部門対策の切り札であります。25%削減目標の達成にとって外せないとても重要な政策であると思っております。評価会議のヒアリングにおいても、事業の意義は認めていただいていると認識をしておりますけれども、その上で、D判定になったのは非常に残念だなというふうに思います。
 今回の指摘を踏まえて、信頼性の高い制度を確立するために、国として果たすべき役割を再検討、こうした手法の実現の方策を、また考えていきたいなというふうに思っております。

(問)ひとまず削減する方向で考えたいと、事業は無くしたいということでしょうか。
(政務官)今申し上げたとおり、再検討して、こうした手法の実現の方策を考えていきたいなというふうに思います。

(問)エコリースなり、コンシェルジュなり、25%の達成に対しての、こうやって事業を盛り込んでいるわけですけれども、なぜ、こうやってCとかDとか、そういう評価を受けたと思われますか。
(政務官)エコリースの関係。
(問)エコリースなり、環境コンシェルジュなり。チャレンジ25地域づくりとかもそうかも知れないですけれども、何かの関係で。
(政務官)政策そのものは、私どもは自信を持って、きちっと提案をさせていただいたのですけれども。私のPRの仕方がまだ足らなかったのかなというふうに思っていますけれども。きちんと内容を理解していただければ、それに見合った適切な評価がいただけると思っております。
(副大臣)政務官の打ち出し方とかということではなくて、少し食い違っているところがあったのかなと思います。割と都道府県でできることではないかという御指摘、あるいは特定の商品の売り込みになるのではないかという懸念、そういうものが十分に払拭されてなかった、というよりも、少し食い違っていたのかなという感じがします。ですから、少しそういった指摘というか、食い違いを見直しながら、国として、相互に了解できるような形で、国として何をやるべきかということを、もう一度見直しながらやっていくと、やっていくというか、見直すということではないかと思いますけれども。
(政務官)御指摘のことについては、真摯に受け止めさせていただくというのが、まず基本でありますね。

(問)玄葉大臣は特に総理の御意向を踏まえて雇用創出にむすびつくものに高い評価をつけたということですが、環境省からですと逆に温暖化対策の方が雇用創出に結びつくとして出されたのですが、逆の結果になっているというのはいかがでしょうか。
(政務官)これはまだ最終決定したわけではなくプロセスでございまして、先ほど申し上げたように明日もまた私どもの意見を申し上げる機会がありますので、しっかりとした私どもの考え方をお伝えしてまいりたいな、と。その中でまた、もしなかなか、今副大臣が申し上げた行き違いがあるのであれば解消をしていければいいなあと思っております。

(問)いまや温暖化対策は家庭部門とか、業務部門とかの方が問題ですよね。運輸部門とか。産業の方はだいぶ落ち着いてきている。その辺の認識が財務省は足りないんじゃないか。そういう気がするのですが、いかがですか。
(政務官)まあ、しっかりと。内閣一体として取り組んでいる訳でありますので、役所同士であるいは内輪でどうかという話ではないと思いますので、そこはしっかりと我々政務三役で分担をしてですね、その認識がきちっと正確に御理解いただけるようにしていきたいと思いますので。

(問)今日平野さんと会われた際に、平野さんの方からこういう結果になった理由なんかについて御説明というのはあったのでしょうか。
(政務官)誠実に丁重に御説明いただきました。ただ、短時間ですが。

(問)具体的な説明は、あまりなかったのでしょうか。
(政務官)具体的な説明は、皆さんにお配りしているペーパーはどのペーパーでしょうか。
(問)環境省分だけです。
(政務官)いただいたのは環境省の部分だけですね。終わってから平野副大臣が他の府省の分も含めてお渡しになられたのかな、と思います。このリストは、評価の部分、右の部分にコメントがはいっていますが、これをだいたい解説いただいたということです。まだ、最終的に決まったわけではないので。具体的に個別にどうこう申し上げる段階にはないんじゃないかな、と思います。

(問)明日は温暖化対策の部分を中心的に訴えかけられるというお考えでしょうか。
(政務官)今一生懸命考えております。是非応援してください。

(問)エコチル調査の経費の削減が条件というのは、この評価の通り受けると、もう少し金額を、予算の要望額を減らして、という意味になるのでしょうか。
(事務方)たぶん概算要求で30億、特別要望で20億積んでいますので、50億満額は難しいということだと思いますが。
(問)難しいから。
(事務方)縮減をしてギリギリの線で予算化するということだと思います。

(問)これの決定までの段取りは。
(政務官)まだ、その例えば明日そういう意見を申し上げさせていただく機会があるというのは内々聞いていたのですが、先ほどおじゃましていただいたときに初めて時間とか場所とか教わったぐらいですので。私どもではわからないですね。是非内閣府さんに聞いてください。今後のことはですね。

(問)明日は何分ぐらい会われるのですか。
(政務官)短時間だと思います。
(問)各省庁が会っていくということですか。
(政務官)内閣府さんに聞いてみないとわかりませんが、多分そうだと思います。

(問)この通りにやろうとすると特別枠だけではなくて、全体の、概算要求額を含めて全体に影響してくることになるのでしょうか。今後。
(政務官)今後、これからですね。これから。

(問)今回のコンテストの評価は基本的には尊重するのですか。
(政務官)基本的に尊重します。要するに、真摯に受け止めさせていただきました。

(以上)

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