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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

近藤副大臣・樋高大臣政務官記者会見録(平成22年10月7日(木))


1.発言要旨

(政務官)私の方から1点だけ。
 今日ペーパーで皆さんにお渡ししておりますけれども、アジア3R推進フォーラム、マレーシア、クアラルンプールにおいて行われました会議に出席してまいりました。私自身は日曜日、3日の日に出て、1泊3日で戻ってまいりました。このアジア3R推進フォーラムというのは、昨年、日本で第1回目会合が行われて、今回が第2回目であったということで、議長サマリーまできちんと採択をされるというところで、私は大きな成果があったというふうに認識をしております。私の方はバイ会談を4組行いまして、様々な意見交換も、建設的な意見交換もしてまいりましたということでありまして、昨年、参加国は15カ国でありましたけれども、今回は広まって、22カ国になったという、どんどん3Rに対する、循環型社会を形成するという日本の理念が、世界に広まっているというふうに思っております。来年はシンガポールにおいて行うということでありまして、輪が大きく広まって行ければよろしいのかなというふうに思っております。私のほうで、いろいろな方々と話をした時に心掛けましたのは、この3Rについての理念を共有をすること。そしてお互いの国々の、具体的な協力態勢に繋がる、一つのきっかけ、道筋をつけることができたのではないかという、そういう意味では、認識の共有というのが1点。2点目は、今月COP10、名古屋におきまして、国連生きもの会議がありますけれども、これの出席並びに協力要請を行ったというのが2点目。そして3点目は、循環型社会を作るという理念につきましての啓発というか意見交換、あるいは気候変動に関する我が国の認識も申し上げさせていただいたということでありまして、是非、日本が、環境政策について世界をリードしているということも御披露目をいただけたら、これはありがたいかなというふうに思っております。
 私からは以上であります。皆さんから。

2.質疑応答

(問)今朝、副大臣会議の中で、COP10や温暖化対策基本法案について、何か、もし話が出ていれば。
(副大臣)特に今朝の副大臣会議では、そのことについては無かったです。
(問)COP10についても。
(副大臣)ええ、COP10についても。
(問)その内容を言っても可能なものについて。
(副大臣)今日は特に。今後の政調、いわゆる、民主党のこれまでの陳情方式が変わったというような御報告と、あと、政調会の在り方についての、今後の進め方という、まあ、枠組みの話になったというところですね、今日の副大臣会議は。

(問)政務官にお尋ねしたいんですけれども、3Rの推進フォーラムの第2回会議で、COP10の協力要請のバイ会談をされたということで、各国の方々の反応はいかがだったのでしょうか。
(政務官)ものすごい関心の高さを感じてまいりました。先般、ニューヨークに大臣も行かれた時も、COP10に対する協力要請を積極的に行われたわけでありますけれども、私の方はアジア版としてですね。結局COP10のほうは、いわゆる生態系保全という一つの理念でありますけれども、一方で、今回のマレーシアでの会議は3Rということでありますが、結局、持続可能な理念を求めているということで、やはり繋がってくると。同じものである、別個のものではないと、密接に関連してるということで、皆さんそれぞれが凄く関心が高くございまして、それぞれの国々から、是非、成功に向けて努力をしたいというありがたい言葉を頂いてまいりました。やはり、そういうふうに、一人一人にお会いをして、いろいろな皆さんの思いがあるので、しっかりと話をしてくることの大切さを、私自身がものすごい痛感させてもらいました。

(問)3Rに関係するんですが、日中問題で注目された、レア・アースなどの希少資源の加工策ということで政府で取り組んでいると思うのですが、その中では、レア・アースを含むレア・メタルのリサイクル体制の確率というのも重要かと思うのですが、その点で環境省として今後、あるいは直近で、どういうことに取り組んでいくのか、何かお考えはありますか。
(政務官)過日、発表したかもしれませんけれども、9月21日に任命をいただいた後、
23日木曜日だったと思いますが、秋田の会議に行って、いわゆる資源の循環を日本が促すと、そういう鉱物資源をですね、再利用すると、家電製品あるいは携帯電話に入っているものですね、もう一度リサイクルをして再利用をすると。国際的なレセプションもあって、そちらにも顔を出してきたところなのですが、既に環境省としては、そういった、既に一度使ったレア・アース、レア・メタルをもう一度再利用していこうと、資源を大切にしましょうという活動を既に今までも行ってきているところでありますし、それをより一層強く推進していくということで努力をしてまいりたいなというふうに思っております。それは、まだ分かりませんけど、先のことですが、予算化をしていくことも一つの大きなことだと思ってますし、そういう色んな技術、あるいは施策、仕組み、あるいは理念として再利用、再生利用をしっかりするということがこれから大切な時代になっていくんじゃないかと思います。日本がそういう技術を持っていると、世界に冠たる技術を持っていると、一つは環境技術と言えると思いますけれども、是非そういう部分で背中を押すことができればなという思いは持っております。
(問)直近の本年度の補正予算ではなにか対応は考えていますか。
(政務官)まだ、補正予算については議論これからでありますので、また是非その推移を見守っておいていただければありがたいかなと思います。

(問)関連して3Rの件なんですけれども、今回のフォーラムの本会合とですね、バイ会談でですね、日本が持つ静脈産業といいますか、3R技術といいますか、そこに対する期待というものは、かなり寄せられたのでしょうか。
(政務官)全体の会議の中で、私はあちこち行ったり来たり、NGOの会合に顔を出したり、記者会見をしたりして、必ずしもずっと聞けなかったのですが、実はその、日本のいわゆるレア・アース、レア・メタルのリサイクルに関する技術等々の発表の場も、実はありましてですね、また、そういう展示物もありまして、世界各国の皆さんに、かなり注目をいただいたのではないかというふうに、私は感触として受け止めてますけど。

(問)来年のシンガポールでの第3回になるかと思いますけれども、これも、ちょうど来年の今ぐらいの時期という想定なのでしょうか。
(政務官)まだ、具体的な場所、シンガポールのどこでやるのか、あるいは日時がいつになるかというのは、まだ承知しておりませんけれども、まだ決まってないと思いますけれども、またこれから相談して決めていきたいと思います。是非、こっちも注目してもらえればありがたいかな。日本がスタートした会議ですから、3R会議は。

(問)副大臣にお伺いするのですが、昨日の政府の税調で、今月の15日までに、8月末に出した税制改正要望を、出し直せという話になったと思うのですが、環境省として特に注目されている地球温暖化対策税を含めて、出し直しの際に、なにか変更、修正をするお考えはありますか。
(副大臣)基本的にはないです。考えていないということです。昨日はそのことを、これからの進め方だけの話で、あとは踏み込んだ話はなかったんですけどもね、環境省としてはそういうふうには考えていないということです。

(問)温暖化対策税でどのくらいの国民負担が生じるのかとか、そういった制度の数字も含めた、もう少し具体的な制度設計を今後お示しするお考えはありますか。
(副大臣)先の通常国会でもその辺が、与野党でも随分議論にはなったというふうには聞いておりますけども、基本的には前大臣の時の体制というか、考え方を踏襲してやっていくということではありますけれども、ただ、様々なこれから議論は起きていくかと思いますので、どういうふうに対応するか、中身は別として柔軟には対応していきたいとは思ってますけど。

(問)先ほど政務官の話で、レア・メタルの発表の場があって、それに対して各国から関心が結構寄せられたという話があったと思うのですが、今後、例えば来年度予算に静脈産業の予算を組まれていって、海外にレア・メタルリサイクル技術を出すという考えかたもあるかと思うのですが、具体的に特に関心が高かった国だとか、レア・メタルリサイクル企業の進出先として予想される国だとか、地域だとかというのがあれば教えてください。
(政務官)まだ具体的には。色んな方々から聞いて注目されてるなというのは後で分かった話なのでありましてですね、具体的にどこの国がどうだとかいう話ではないと思います。

(以上)

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