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環境省大臣記者会見・談話等>副大臣・大臣政務官記者会見要旨

大臣記者会見・談話等

樋高大臣政務官記者会見録(平成22年9月30日(木))


1.発言要旨

 是非皆さんは、本当、頑張っていただきたいと思います。ペンの力で、日本の環境政策推進のために、是非皆さんに頑張っていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 私の方からは1点だけ、皆さんに報告でございます。これはまだ最終決裁はなくて、国会などの稟議を経た上でありますけれども、週末、政務官として初の海外出張に行ってまいります。アジア3R推進フォーラム、マレーシアでございまして、これは御案内のとおり、昨年の秋に大谷前政務官が主導いただきまして、東京において第1回の会合が行われたわけでありますけれども、第2回目の会合ということで、10月4日から6日にかけて、来週の月、火、水、3日間行われます。アジア3R推進フォーラムの、第2回目会合がマレーシアで行われるということでありますので、これに行ってまいりたいというふうに思っております。私自身は、前日、日曜日に、3日の日に入って、今のところ、5日の日に戻ってくる予定となっております。
 今回、全体のいろいろな会議、開会式から始まって、会議があるのですけれども、まだこれも調整中なのですけれども、バイ会談を何本かやりたいなというふうに思っています。その心は、やはり日本が一つの理念として考えております循環型社会を、構築をするということを、しっかりと、まず近隣諸国、アジア諸国の皆さんに御理解いただくという趣旨で始まったわけですけれども、それぞれの国に、直接お話をしてまいりたいなというふうに思っておりまして、マレーシアでは、住宅地方自治大臣とおっしゃるのだそうですけれども、マレーシアは住宅地方自治大臣、を始めとする、何カ国かの会談をしてまいりたいなというふうに思っております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)今のマレーシアでの関係なんですけれど、行くのはマレーシア1カ国ということですね。
(答)はい、そうです。クアラルンプールですね。
(問)3Rということで、前、大谷政務官が行かれたときも、その際も、廃棄物の静脈メジャーを推進したいという形でおっしゃって、行かれてたかと思うのですが、今回はどんなふうに考えていらっしゃいますか。
(答)要するにこれは、できれば今後ずっと毎年、ずっとアジアの国々で輪番であちこち移動していって、これ、いつまでも日本で主催しているわけにもいかないわけであります。今回主催は、マレーシアと日本と、後、国連の機関、国際連合地域開発センター、この3つが主催になっていますけれども、おこなってまいりますが、前回の、1年目の原点を更に深く広め、そして発展をさせるという機会にしたいという、年に1回行う会合でありますので、その趣旨にのっとって、しっかりやってまいりたいなと思いますけれども。
(問)輪番で、マレーシア以外の国で、また来年は開催したいと。
(答)そうなっていただければありがたいかなと思っています。

(問)役割分担なんですけれども、政務官、副大臣と、以前のそのまま引き継がれるのか、それともまた何か。大谷政務官は水については御関心が高くて、御自身で、これはもう主催していらっしゃったのですけれど、何かその点についても引き継ぎ等はおありでしょうか。
(答)昨日も、御案内のとおり、政務三役会議というのをやって、そのときも皆さんに会見させていただきましたけれども、この間、役割分担をどうしようかということでありましたら、きっちりと最終確定したわけではないのですけれども、基本的には、副大臣も政務官もそれぞれ、前田島副大臣のやられてきたことは近藤副大臣、そして前大谷政務官がやられたことは不肖樋高が基本的に引き継ぐと。これはまあ、別に環境省に限ったことではありませんけれども、たとえば副大臣の方は部門会議の方の関係など、環境部門会議ですね、今度田島さんがなられるそうですけれども、踏襲をし、そして国会の方の担当は私の方でやらさせていただくというのが、大まかな全体の流れでありまして。後はもう、仕事しながらそれぞれ、司司で、みんなで役割分担をしながらやっていく、みんなといっても2人しかいないのだけれども、役割分担をしてやっていきたいなと思います。大谷先生も、本当に水のことに関してものすごく造詣が深くて、また個人的にも御指導いただいているわけでありますけれども、まあ私個人的には、就任をさせていただいたときの会見でも申し上げましたとおり、環境教育のことも少し、また改めて、今まで取り組んできたことも含め復習をさせていただいた上で、いろいろな意味で発信をしていきたい、樋高らしさを、環境省に怒られない範囲内でやらさせていただければありがたいかなと。環境省さん、信頼していただいてますので、自由にやらせていただいておりますので。

(問)環境教育に力を入れていきたいというお話でしたが、かねてから懸案になっていると思うのですが、環境教育推進基本法の改定案について、今国会で提出されるという御意向でしょうか。
(答)まず、少なくとも閣法ではございません。議員提案で法案ができあがっているというように私は承知をしておりましたけれども。まだ、実は私自身、前からですね、いろんな学者さんとか、環境教育が進んでいるといわれている、すぐ近隣の韓国の状況もいろいろ勉強させていただいてきたりしてきた積み上げはありますけれども、別に、私自身が政府の発案によって法案を提出しようなどと、そんな大きなことを考えているわけではございませんで、是非、議員提案による環境教育についての法案が審議されることを、注目をしっかりしてまいりたいなというふうに、私は思っていますけどね。

(問)COP10の前の直前のタイミングでの海外出張で、かなりキーになる、メガバイオダイバーシティが一つの論点であると思うのですが、このあたりなにかバイの会談をされる御予定、あるいは、したいという御意向はおありですか。
(答)そもそも私が行く目的の一つは、COP10、生物多様性など。それとこっちのほうは3Rのほうですから、共通した部分はありますけれども、COP10のことについては、しっかりとしたPRというかですね、近隣諸国のみなさんの御協力をいただきたいと思いますし、成功に向けて御指導いただきたいということをですね、言ってまいるのが一つの大きな目的なのかなというふうにも思っております。もちろん3Rを推進するという理念を、アジア地域に普及させるということのみならず、一方で、名古屋で行われますので、是非みなさんの御協力を是非にお願いしたいと。この間も環境大臣がですね、アメリカのほうに行かれたときも、COP10につきまして、是非、御協力をいただきたいということを、いろんな場面でおっしゃられたというふうに承知しておりますけども。私も、非力ではありますが、みなさんのところに直接いろいろ忌憚のない話をさせていただければなというふうに思っております。ただ、あくまで予定なので、まだ最終的に決まってませんけどね、国会がダメと言われるかもしれませんし。

(問)3Rの関係なのですが、御自身で、御家庭とかで心がけていることはなにかありますか。
(答)家庭ですか。リデュース・リユース・リサイクル。私はですね、環境問題というのは、元々ですね、もの凄い本質的な話になっちゃうんですけど、目の前にあるものを大切にするということだと思うんですよね。具体的な手段、方法として、発生抑制、再利用、再生利用という日本語になるんでしょうけれども、それは私は、自分の女房に率先してやっていただいてますが、まず、ものを大切にするということが基本にあって、その上で行われるべき話なんだろうと思います。
 一つだけエピソードを申しあげますとですね、小沢さんの家に住み込んでいた期間があったんですね、秘書のときに。そのときに、小沢さんの家にいろいろな贈答品が届いてですね、今から20年ぐらい前ですと、梱包している紙の上に紐が十字に結んであるんですよね。私なんかは書生でしたから、それを母屋に持って行ってですね、紐を鋏で切って、そのままポイっと捨てたら、小沢さんがもの凄く怒られたんですね。そのときに私がハッと思ったのは、小沢さんてものを大事にする人なんだと思っただけじゃなくて、こういう一つ一つのことを大切にする。紐にすぎないし、紙なんですけども。
 あるいは、住み込みの書生のときの話でもう一つ申しますと、新聞広告、折り込みチラシってありますよね、裏が何も印刷されていないものをですね、小沢さん、ちゃんと集めて、自分で収集していたんですね、それを収集して、裏紙にして、四つに切ってですね、電話の横に置いて、メモ紙にしたりとかいうことをやっていたんですけれども。たわいの無い話ですけれども、そういうのが自分にとってはもの凄く印象が大きくてですね、私の環境政策に対する思いというのは、書生のときの、小沢さん含めて、いろんな方々から学んだことが一つの原点になっていますね。目の前にあることをとにかく大切にすること。ですから是非、皆さんも居酒屋に行ってですね、食べられる量の注文をしていただきましてですね、最初はお腹が空いていて、ついつい樋高もそうなんですが、注文しすぎてしまいましてですね、反省をしてしまうのですが、残さないように、作った人の気持ちも考えて、そしてゴミにしないようにということから是非。余計な話でございました、すみません。

(問)小沢さんどういうふうに怒ったのですか。「もったいないじゃないか」とか言われたのですか。
(答)「コラ」ですね。だから、イメージと違う人なんですよね、面白いですね。
(問)今もそういうことをやってらっしゃると思いますか。
(答)誰がですか。
(問)小沢さんのところで。
(答)それはもうしっかりやってますね。歴代、あそこは書生が居て、二人住み込みするんですけど、私が怒られたことは、次の後輩の書生にずっと引き継がれるんですね。先輩が怒られて、後輩は怒られないようにしなくてはいけないんですけど。本当にそういう意味では、勉強になりましたね、車の運転もやっていたんですけど、アイドリングストップ。よく国会の前で、みんなエンジンかけっぱなして、エンジンを切りましょうという看板が空しく見えるんですけど。小沢さんが例えばどこかの会合に入っていたときに、エンジンかけっぱなしで後で怒られましたね。ちゃんとエンジン切るんだと。あとは、アクセル踏みすぎると怒られたりとか。
(問)その時代から。
(答)その時代から。小沢さん自民党のときですよね。まだ40代でしたから怖かったです。今はもの凄い優しくなってますね。

(問)今回の代表選挙では、小沢さん、あまり環境の話題がそれにしては出なかったと思うのですが、その辺は。
(答)小沢さんにとってみれば、当たり前のことだと思っているかもしれなかったと思うんですよね、私の理解では。代表選挙というのは、全部が網羅出来るわけではないので、一つの大きな柱だけを掲げているだけでありますから。今、申し上げたのは、本当に事実ですね、私が「コラ」と言って怒られたことも事実ですし、車の運転も丁寧に丁寧にしたりというのは、実話でありますので。

(問)御出身の川崎市がですね、かなり、中国と循環型社会の都市作りで、瀋陽市でしたっけ、連携してやってますけれども。今回の海外出張でですね、バイ会談を予定されているということなんですけれども、同様に、都市と都市と連携をして、日本と例えばマレーシアで、循環型都市作りをやっていきましょうというような話をされるというような御予定は特にないですか。
(答)地方自治体同士の連携というのは、直接こちらから指示する話ではないと思っていますが、しっかりと背中を押したりとかですね、フォローしたり、後押しをするというのが役割だと思っています。例えば、先方からそういう話があったときには、お繋ぎを、謹んでさしていただくことは、しっかりとやりたいなと思いますけどもね。川崎、私の地元のことを取り上げていただいて、ありがたいんですけど、エコタウン、あるいは環境に関連する大きな企業様もおありですので、なるべく早いうちに私自身は、国会の状況が許せば、是非、自分が改めて視察に行きたいなと思っております。

(以上)

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